チャンスを引き寄せるコツ | ZACグループ代表取締役社長・金森秀晃オフィシャルブログ

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株式会社ZAC社長 金森秀晃のブログ。
人事制度構築、教育・研修サービスとその現場から得た気付きについて綴っています。
企業研修・コンサルティング・スクールのことから、大好きなおやつの事まで幅広いブログです。

仕事を任され、チャンスをしっかりとモノにすることができるかどうかは、自分を俯瞰して見ることが重要です。
自分だけが「仕事を任せて欲しい」と思っているだけでは駄目で、
任せる相手が「この人は役割を認識し、結果が出せる人だ」と思っていて初めて成立します。

重要な仕事が任される人はこの違いを知っており、
任されない人は「どうして私には任せてもらえないのだろう?」など主観に陥ってしまい、落ち込むということがあるかもしれません。(後者の方も、努力しているからこそそのような思いが湧いてくるのだと思います^^)

大切なのは相手目線で「今なにを求めているか?」ということを理解し、それに取り組む姿勢です。

例えば上司が「人材の確保と社内育成の仕組み作り」を求めているとします。
そんな状況にも関わらず、目先の売上至上主義で、部下のマネジメントや結果は後回し、忙しく働いている人がいたとしたらどうでしょうか?
周りから見ていたら、頑張っているけどちょっと残念な人に映ってしまうかもしれません(+_+)
自分が有能か否かの前に、上司(会社)が求める正しいゴールに向けて動かなければ、「任せたい」と思われるのは難しそうですよね。

スポーツに置き換えるなら、キャッチボールと同じです。
どんなに速い球が投げられても、相手がきちんと受け取れなければ、キャッチボールはできません。
相手が取りやすい位置・速さ・角度などを計算し、相手目線で受け取りやすいボールを投げることがポイントということです。

では!そのポイントを3つお伝えしたいと思います。

①ゴールを最初に確認する
依頼を受けたら即行動!の前に、まずは相手が求めるグラブの位置(ゴール)を最初に確認します。
仕事は相手が求めるものにきちんと取り組んでこそ、成果として認識されます。
多くの方が、このひと手間を省き「こういうことだと思う」で行動し、違うと言われて凹み、疲弊してしまうことがあるように思います。

営業なら売上額UPなのか利益額UPなのか?
既存の仕組みの改良案を求められているのか、新規の提案を求められているのか?
など、きちんと仕事を振る相手が求めているものを確認しましょう?しっかり確認して、上司に”ちょっと面倒くさいヤツだな”という表情をされるくらいがちょうどいいです。 笑(それが上司のとしての成長を促すことにもなります)


②すぐに動く
最初にゴールを確認したら、即行動!です。
「善は急げ」ということわざがあるように、ゴールを正しく把握したらすぐにその仕事に取り組みましょう。
たとえ仕事を任せた人が「手が空いているときでいいよ」と言っても、「すぐに」動くのがポイントです。
もしも他に先に着手しなければならない案件があったら、
「●日以降になりますが、いかがでしょうか?」
というように相談することもお忘れなく(^^♪
”案件をしっかりと認識していますよ”と
いう姿勢が相手との信頼関係を育むことにも繋がります。
 

③主体的に相談する
「仕事は報連相が大切」と昔から言われるように、
仕事を任せた人に報連相をきちんとするのは基本です。
上司から「どうなっている?」と聞かれることが多い方は、
その上司が求めているタイミングより遅いかもしれません。
報連相は多少簡単と思うことでも自分から主体的に相談するくらいのスタンスが正解です。

上司は何も聞かれないと不安に思いますが、相談されると嬉しくなる生き物だったりします。
忙しそうでなかなか相談しにくいというような場合は、
相手が出社して一息ついてるとき、コーヒーを淹れて
戻ってきたとき、はたまたトイレ休憩などに立ち上がったときなどに、
「少しだけ相談したいのですが」
と声掛けするのがいいかもしれませんね。
 

ポイントは”相手目線のひと手間”。
これがある人こそが真の仕事を任され、チャンスをものにできる人だと思います。
その小さな印象の違いが、あなたのキャリアを輝かせてくれます。
参考になりましたら幸いです。
 

人事コンサルタント
金森秀晃