『「人間が進化し、成長するのに年齢は関係ない。いくつになっても人との出会いやキッカケで「人間って成長できるものだな」と実感した。
ヒデさんが「チームのためなら、どんだけ走っても疲れない」って言っていたけど、その言葉にもすごく共感できるようになった。
失敗しても「しゃーない」ぐらいのラクな気持ちで蹴れるか。それには、技術よりも「メンタルの強さ」が必要になってくる。』(遠藤保仁)
(ちなみに、こちらは今野選手)
年を取るにつれ、
僕は自分の言葉の軽さを実感するようになった。
そこで、
何も考えずに話すようにした。
もちろん、
相手と場所、タイミングだけは考慮して。
そうすると、
心から実感していないことは言葉にできないことを知った。
そこで、
「実感」を大事にするようになった。
結果、
「実感」を作り出すためには、「挑戦」することによって現在を壊す必要があることに気が付いたんだ。
昨年、
遠藤選手と対談させていただいたんだけど、
言葉の使い方は穏やかであるにもかかわらず、
そこで放たれる塊は、
一切の迷いや淀みがないほどに鋭かった。
おそらく、
こうした男たちは、
一刻一刻を僕らには想像もできないほど、
心に留めながら即座に行動に還元しているのだろう。
言葉は、
その実感を口にしているに過ぎないのかもしれない。
だからこそ、美しい。
僕らは、
彼らが言葉が形成されるよりも先に証明する表現を、
プレーによって魅せてもらうことができる。
ただできることは、
心から尊重し信じることだろう。
頑張れニッポン!