2014年は午年。
相場的には「辰巳天井、午尻下がり」。
たしかに、
アベノなんちゃらで、
円相場が年2割超も円安に振れ、
市場相場も日経平均株価が6割超も上昇した。
ちなみに、
バブルが崩壊し始めた1990年は午年だったのよ。
この正月に、
海外でプライベートバンクやってる、
証券マン時代の同期と話した際に聞いたんだけどさ、
景況の悪化に直面した際、
人間は大きく二つに分かれるらしい。
一つは、
今年は不安だな・・と
顔を曇らせてしまうタイプと、
片や、
今年こそ「チャンス!」
何をしてやろうかな・・と目を輝かせるタイプ。
そうした人々を、
常に真近に見ている彼によると、
そうしたタイプの違いは、
明確な思考の相違に反映され、
結果、
チャンスを掴む人と逃す人に分かれるようだ。
その思考の相違とは、
今、
目の前のあるものがどれぐらいの価値があるのか、
で判断する人と、
将来、
どれぐらいの価値を生み出す可能性があるか、
を考えて判断する人。
それは、
物事を「点」で捉えるか、
「線」で捉えるかの違いなんだろうねぇ。
前者は、
目の前の現実を点で見て不安になり、
チャンスを逃してしまいがちだ。
一方後者は、
目の前の現実からはじまるストーリーを思い描き、
可能性を信じて行動する。
結果、
チャンスを掴み易い。
んなこといったってねぇ、
目に見えないものを信じるなんて、
怖くて怖くて…
ただ、確かに、
結果がどうであれ、
自分でとったアクションを無駄にしないという覚悟は、
最大のリスクヘッジになるのよね。
『我 事において後悔せず』
宮本武蔵
だってよ。
「あんたほど強かねえよ」
って言いたいけど、
聞くところによると、
「己の弱さに、どこまでも向き合った強さ」
らしいじゃん。
それなら少しはマネできるかも。
はいっ、頑張りまっす!