カラダだけは、
知っているのだ。
その人間が、
どう動き、
どう考え、
どう摂取し、
何に耐えているのかを。
本人が、
自覚していないことさえも。
完全に、
物理だけの世界。
ただ、
ここでは抱く感情さえも、
物理になる。
そして、
抱く感情がカラダに与える影響は、
計り知れないほど大きい。
だから僕は、
癒すために、
人のカラダに触れるたびに、
とても神聖な気持ちになる。
その方の、
歴史と現状がすべて、
カラダに反映されているからだ。
言葉や表情、
服装や社会的立場にも表れない、
事実が…。
その神聖な場に、
立ち合わせていただくことに感謝し、
だからこそ必死で、
僕らは、
準備していかなくてはならない。