![BigVision](https://stat.ameba.jp/user_images/20100304/05/hidez51/0a/57/j/o0159012910437215451.jpg?159129=&caw=800)
先ほどの早朝ミーティングで、
Hに聞いた話なんだけど、
江戸時代には、
「カセギ」がいいからといって、
一人前と認められるようなことはなかった、
らしい。
(彼は、
イギリス人にもかかわらず、
日本の歴史にやけに詳しい…)
火事が起きたり、
事件が発生したり、
病人が苦しんでいたり、
したときに駆けつけて、
「ツトメ」が果たせてはじめて、
一人前と認められる、と。
そして、
今日の会社勤めにおいては、
一個人のなかに「カセギ」と「ツトメ」が両立することが、
にわかに想像し難いけど、
近代の日本においては、
「カセギ」と「ツトメ」が、
両立するような企業をつくりあげた公器のリーダーがいたとして、
松下幸之助や小林一三、渋沢栄一、
井深大、土光敏夫、本田宗一郎(敬称略)などの名をあげて、
盛り上がった。
「企業と社会は別に存在するものではない。
企業は国民全体の共有財産であり、
それを便宜上、
企業経営者があずかって経営しているのだから、
非常に大事にしなくてはならない。」
とは、
松下幸之助氏の言葉である。
海を越えて、
環境や言語や時代の異なる人間にまで、
影響を与える、
この果てしない巨人達の偉業を前に、
いやしくも、
経営者である以上、
僕は、
ひれ伏しながらも、
風車に立ち向かったドンキホーテのごとく、
憧れ、目指さなくてはならないのだろう…