欧州でのワールドカップの位置付け
和久井です。
今回、今までの記事をご存じない方には、少しややこしい内容かもしれません。そんな時は、ここだけチェックしてくださいね。
「サッカー選手はシーズンオフに、毎年●●を考える」でも述べたように、世界には各国のリーグ戦以外にも多くの大会、試合があります。
クラブとしては、大陸別の大会、各国のカップ戦(トーナメント方式)などが挙げられます。
日本は、リーグ戦の上位クラブに出場権が与えられる、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)があります。カップ戦は、天皇杯全日本サッカー選手権大会があり、優勝者にACL(アジアチャンピオンズリーグ)への出場権が与えらる。ナビスコカップなどもあります。
欧州では、基本的に各国のリーグ戦上位クラブに出場権が与えられる、UEFAチャンピオンズリーグ。そして基本的に各国のカップ戦の優勝チームに出場権が与えられる、UEFAカップがあります。
そして大陸別のチャンピオンズリーグの優勝クラブに出場権が与えられる、FIFAクラブワールドカップ(TOYOTAカップ)があります。
各国代表としての大会は、
日本ではFIFAワールドカップへの出場権をかけた予選、そして今年開催される本選が注目されますね。
欧州では、それ以外にUEFA欧州選手権と呼ばれる、ヨーロッパの各国の代表チームによって競う大会があります。
もちろんそれ以外にも大小関わらず、多くの大会が催されています。
これらの大会が欧州ではどのように見られているのでしょう?
UEFAクラブワールドカップとは、クラブ世界一を決める大きな大会です。しかしながら、欧州ではこの大会への反応はとても薄い。
なぜでしょう?
これは「外国人としての扱い」でも話したように、ボスマン判決後のルール改正によるものが大きな理由になります。これによって、大陸間の格差ができ始めました。欧州選手が欧州上位クラブへ移籍したり、南米、アフリカの多くの選手が欧州に流れ始めました。
欧州とそれ以外の差が顕著に出始めたのは、ここ数年です。それには理由があります。それは次回お話しましょう。
選手がより強く、世界で評価されるクラブでのプレーを希望するのは当然のことでしょう。
そのためクラブ世界一を決める大会が、6大陸の戦い→欧州(世界)対5大陸という図式になってしまっています。
各国代表の大会はどうでしょう?
もちろん4年に1度のFIFAワールドカップは欧州でも、盛り上がります。しかし、UEFA欧州選手権(ユーロ)の方がさらに盛り上がっています。
これは、各国の歴史が大きく関わっています。
それぞれの国で深い歴史がある。ここチェコも「チェコの歴史」で取り上げたが、独立、解体を繰り返し長年抑えつけられてきた歴史を持つ民族意識は今もなお少なからず残っているのでしょう。
近隣国との戦いともなれば、皆その試合に釘付けになります。
ここでまとめると、欧州内の大会そのものを「戦い」、世界大会は「お祭り」という意識が欧州にはあるように思えます。
→目次へ
今回、今までの記事をご存じない方には、少しややこしい内容かもしれません。そんな時は、ここだけチェックしてくださいね。
「サッカー選手はシーズンオフに、毎年●●を考える」でも述べたように、世界には各国のリーグ戦以外にも多くの大会、試合があります。
クラブとしては、大陸別の大会、各国のカップ戦(トーナメント方式)などが挙げられます。
日本は、リーグ戦の上位クラブに出場権が与えられる、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)があります。カップ戦は、天皇杯全日本サッカー選手権大会があり、優勝者にACL(アジアチャンピオンズリーグ)への出場権が与えらる。ナビスコカップなどもあります。
欧州では、基本的に各国のリーグ戦上位クラブに出場権が与えられる、UEFAチャンピオンズリーグ。そして基本的に各国のカップ戦の優勝チームに出場権が与えられる、UEFAカップがあります。
そして大陸別のチャンピオンズリーグの優勝クラブに出場権が与えられる、FIFAクラブワールドカップ(TOYOTAカップ)があります。
各国代表としての大会は、
日本ではFIFAワールドカップへの出場権をかけた予選、そして今年開催される本選が注目されますね。
欧州では、それ以外にUEFA欧州選手権と呼ばれる、ヨーロッパの各国の代表チームによって競う大会があります。
もちろんそれ以外にも大小関わらず、多くの大会が催されています。
これらの大会が欧州ではどのように見られているのでしょう?
UEFAクラブワールドカップとは、クラブ世界一を決める大きな大会です。しかしながら、欧州ではこの大会への反応はとても薄い。
なぜでしょう?
これは「外国人としての扱い」でも話したように、ボスマン判決後のルール改正によるものが大きな理由になります。これによって、大陸間の格差ができ始めました。欧州選手が欧州上位クラブへ移籍したり、南米、アフリカの多くの選手が欧州に流れ始めました。
欧州とそれ以外の差が顕著に出始めたのは、ここ数年です。それには理由があります。それは次回お話しましょう。
選手がより強く、世界で評価されるクラブでのプレーを希望するのは当然のことでしょう。
そのためクラブ世界一を決める大会が、6大陸の戦い→欧州(世界)対5大陸という図式になってしまっています。
各国代表の大会はどうでしょう?
もちろん4年に1度のFIFAワールドカップは欧州でも、盛り上がります。しかし、UEFA欧州選手権(ユーロ)の方がさらに盛り上がっています。
これは、各国の歴史が大きく関わっています。
それぞれの国で深い歴史がある。ここチェコも「チェコの歴史」で取り上げたが、独立、解体を繰り返し長年抑えつけられてきた歴史を持つ民族意識は今もなお少なからず残っているのでしょう。
近隣国との戦いともなれば、皆その試合に釘付けになります。
ここでまとめると、欧州内の大会そのものを「戦い」、世界大会は「お祭り」という意識が欧州にはあるように思えます。
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