新年明けましておめでとうございます。平成の時代も終わって年号が変わりますが、引き続きアメブロが無くならない限りはマイペースでブログを続けさせていただきますので今後ともよろしく( `・ω・´)ノ お願いします。
本作も眉月じゅんのマンガをチラリと見て、テレビアニメを観て、映画化されて映画館で観てとても気に入ったのでアップさせていただきます。
放課後の教室。うとうと眠る橘あきら(小松菜奈)傍らで彼氏でもないのに彼女が起きるのを待っているクラスメイトの吉沢。あきらはハッ( ゚д゚)と目を覚ますとメッセを交換しよう😃と声をかける吉沢をシカトして学校を飛び出す。
低空姿勢からロケットスタートで疾走するあきら🏃♂️🏃♂️🏃♂️
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スピード感あふれるオープニングです。あきらはつんのめって前転するようにスッ転ぶところで目が覚める⁉️⁉️夢だったのか⁉️⁉️
あきらは放課後はファミレスのガーデン(ガストか?)でバイトをしている。客はすこぶる多く盛況である。あきらは野郎3人のテーブルにパフェを運ぶ。あきらは淡々と事務的に接客しているだけなのだがクールビューティーながらもその鋭い視線に野郎3人は「今❓睨んでなかった❓」と一瞬ビビる。
店長の近藤正己(大泉洋)が客のクレームにペコペコ頭を下げている。ベテラン店員の久保(モダチョキ濱田マリ)がぼやく。
「情けないわね~45才バツイチ子持ちで一生雇われ店長止まり……頭を下げるだけしかない人生ね」となじる。近藤はつかつかやって来て厨房のスタッフに厳しく注意するのかと思ったら「石焼ビビンバの容器ィ暖め過ぎに注意してちょんまげ」と優しく言うだけである。そんな根は優しい近藤をそっと見守るあきら。彼女は親ほど年の差が離れている近藤に密かな恋心を抱いていたのである。
シフト表を打ち込んでいる近藤にシフトの希望日を渡すあきらはジッと店長を伺っていると「そんなに睨まないでくれよ~」と言われてしまう。
あきらはうろたえながら「別に睨んでませんけど……」と答える。「そう言えば店長はメッセとかしますか?よかったらIDを…」と訊ねるが店長はメッセが何かすらわからない。
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あきらは放課後、陸上部の喜屋武はるか(清野菜名)と話をする。雨を心配するはるかに「今日、雨降らないよ。足の傷痛まないから…」と言う。
ガーデンであきらは同僚の西田さんと好きな人を話していた。「ねえ?あきらちゃんはこの中に好きな人いる?キッチンの加瀬さんはイケメンだけど遊んでそうだし、社員の大塚さんは岩みたいで嫌だし、強いてあげれば吉沢くんかな?でも彼好きな人いそうだしな?」と問いかける西田さんにあきらは「じゃあ店長は?」と訊ねるが西田さんは即答で「え~( ´゚д゚`)店長?嫌だァァだって何か臭いんだものww」と本音を言ってしまうが店長に立ち聞きされてしまう。
あきらは休憩中に店長が着替えたワイシャツが椅子にかけられていたので手に取って臭いを嗅いでみる。その現場も店長に見られてしまう❗❕
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「何が臭いかなんて人それぞれだと思います❗私は店長が臭いだなんて思ってませんから❕」と弁解する。近藤は久保に「俺って臭いかな??」と訊ねるが久保は「臭いです」と即答するww。久保が5卓のお客さまが忘れ物です。と携帯を見せる。自転車で帰って行くお客さまにこりゃ間に合わんな。と諦めていたが、あきらは店長から携帯を預かると猛然とダッシュして自転車の客に追いついて忘れ物を渡すことが出来た。近藤は思わず拍手喝采を送る。だが帰って来るあきらは足を引きずりガクッと崩れる。近藤は直ぐ様あきらを肩から抱き抱え車であきらのかかりつけの病院へと送ってあげる。医者の診断によると足が軽く炎症を起こしていると診断される。
家に帰ったあきらは、店長に抱き抱えられたことをその感触を思い返してうっとりとしていた。
後日、近藤は菓子折りを持ってあきらの自宅へとお見舞いに来る。少しく足が回復してきたあきらはコンビニへ買い物に出かけると外で二人はばったりと出会う。お見舞いがてら母親にご挨拶しようとしていた近藤にあきらは母は仕事に行っていると教えて二人は近所のファミレスに行く。近藤は心配そうにあきらの足の具合を訊ねる「この足の指先の赤いのってケガのせい?もしかして内出血?血豆?」
あきらの足のペディキュアを血豆と勘違いしている近藤に思わず吹き出してしまう。いつものクールな恐いイメージのあきらしか知らない近藤は少しホッとする。コーヒーをドリンクバーから持ってきた近藤はあきらの前で「あれ?コーヒークリーム忘れちった~チョイ待っててね🎵」と何もない手からエイッと手品のようにコーヒークリームを出す。あれこれってデジャブだっけ?とおどける近藤にあきらは・・・・・・・
「私…店長のことが好きです‼️」
と一世一代の告白をする。キョトンとする近藤は「そうなの???ありがとう😉👍🎶おいらてっきり橘さんに嫌われてるかと思ってた🎵よかったよかった✨」とまた勘違いをかましてくれる。
あきらは久々に陸上部を見学する。懐かしみながらもどこか寂しげでチョッと見て直ぐに帰り支度をする。部の後輩たちがあきらのバイト先にお邪魔しようと盛り上がっていたが「ダメ!来ないで!!」と遮る。あきらは下校する。雨がしとしとと降りつつあった。かつては100メートルを11秒44を叩き出した部のホープであったが、練習中にアキレス腱断裂の大ケガを負ってしまう‼️
それ以来すっかり心が折れてしまい部活から遠ざかる。そして松葉杖をつきながら、たまたま雨宿りに立ち寄ったのがファミレスの「ガーデン」であった。そこで窓際の席でぼんやりと雨空を眺めていると………不意に近藤がホットコーヒーを差し出す。
「あの~う。私頼んでませんけど…」
「サービスですよ😃ただ雨がやむのを待っているだけではつまらないでしょう。おっそれともブラックコーヒー苦手だった?ちょっと待って……」と手品のようにコーヒークリームも差し出す。
「きっとすぐやみますよ😃」
あきらはこのやり取りですっかり近藤正己店長が気になると同時に恋心も芽生えたのであった✨✨
あきらの足取りは自然にガーデンへと向かう。ガーデンでは近藤が残業で一人でいたが、ずぶ濡れのあきらを見つけて傘を持って慌てて駆け寄る。あきらは一言
「あなたのことが好きです‼️」
と告げると無言のまま去って行く。
近藤は翌日も仕事をしつつも、あきらの告白を少し意識していた。
「店長!この前の水羊羹ありがとうございました。母がお礼を言っていました。あと……あの時前言ったことあれ本気ですから❗店長は私のことをどう思いますか‼️返事を聞かせてください‼️」とグイグイと迫られる。近藤はカツアゲに遭う中学生のようにたじたじである。
その時「お疲れさま😆🎵で~す。あきらちゃん復帰祝いにカラオケ行こうよって吉沢くんと話をしてたんだ行こッ🎵」と西田さんと吉沢くんが現れ近藤は「おおっカラオケいいねぇ~若い子同士でいっといで」とあきらの追求から逃れようとするがあきらはきっぱり「私行かない!」と断る。西田さんはその迫力に一瞬ビビるがあきらは「足が本調子じゃないから…」と優しくごまかす。
近藤は「橘さん家まで送ってくよ。足本調子じゃないんでしょ。それにさっきの話の続きもしたいしね……」と車に乗せる。
「さっきの話の続きだけど…直ぐに返事をすることは出来ないよ」
「どうしてですか?」
「どうしてですかって?そりゃわかるでしょ?俺45だよ。周りがどう思うか…」
「周りの人がどう思うかなんて関係無いです!」
「いやいやいや。関係あるって~親子ほども年の差が離れてるんだよ!」
「でも親子じゃない!!」
「援助交際かって思われるかも?」
「援助交際なんかじゃない!!」
「私ィ店長のことが好きなんです‼️‼️」
近藤はハンドル操作を誤ってトラックにぶつかりそうになる。人を好きになるのに理由なんか要らないとキッパリと言い切るあきらに対して卑屈な近藤は「橘さん。やっぱり考え直した方がいいよ。45歳夢も希望も何にもない空っぽの中年なんだよ僕は……」と言うとあきらはクスクス( *´艸`)と笑っている⁉️「店長!今『ぼく』って言ったwwいつも俺って言うのにwww」と近藤の一言にツボッタようである。
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「わかってないんだよ…橘さんは!全然わかってない!俺なんかとデートしてごらんよ?きっと気持ち悪いって…」
「デートしてくれるんですか⁉️今?デートしてごらんよ言いましたよね⁉️」
「い、言いました……」
近藤は翻弄されっぱなしであった。
あきらは恋愛成就のためのおまじないの『ムキヒコ』を当てるために何度もガチャを回したり、シフト表の店長と自分の休みの一致する日をチェックしたりしていた。
まかないのサンドイッチをほおばりながらテスト勉強をしていると、同じく休憩の加瀬が「お疲れ~」と入って来る。イケメン加瀬には全く眼中なく黙々とテスト勉強をしている。加瀬は懐かしがって教科書を見せてもらう。( ゚д゚)ハッ!とするが加瀬に相合い傘の落書きを見つけられてしまう!あきらは「黙っててもらえますか?」と加瀬に言うが加瀬は「じゃあデートしてくれたら黙っててあげる」とデートを要求される。
後日、あきらと加瀬は映画鑑賞デートをする。学校帰りに待ち合わせたので制服姿で来るのを期待していた加瀬は家にかえっていつものもっさいカッコに着替えて来たあきらにがっかりする。映画鑑賞を終え食事をしてあきらは加瀬に突っ込まれる。「あきらちゃん陸上部なんだって?足相当早いって吉沢に聞いたから。で挫折しちゃったけど今は店長もいるしこっちの方が気に入ってるわけだ?でも恋した相手が45のオッサンてキモくねえ?」
あきらはムスッとしてお金を置いて帰ろうとする。加瀬はあきらの腕を掴み「君と店長は絶対にうまくいかない」と言う。
そして待ちに待った近藤とのデート当日。あきらはめいいっぱい大人びたようなオサレな可愛らしい感じな格好でデートにのぞむ。
デートのコースは加瀬で予習してきたかのようにおんなじ順に行く。まずは映画で近藤は「子供と一緒じゃこういうの観れないからありがたい」と喜ばれる。そして食事と至福の時を過ごすあきらは「私ィもう子供じゃないんです。朝までだってオッケーです!」と言ってのけ近藤をやきもきさせる。あきらは次のデートはお祭りに行きたいと提案するが近藤は息子と行く予定だからとやんわり断る。大体45のオッサンとJKのデートするところなんてどこよ⁉️つまらないだけだよと卑屈気味な近藤に「私は店長のことをもっと知りたい❗つまらないところも知りたい❗」と真っ直ぐな気持ちを伝えられ近藤は馴染みの図書館へとあきらを連れてってあげる。
あきらはお薦めの本があるか訊ねるが、近藤は人に薦められた本がもし自分に合わなければ読み進めるのが苦痛になってくるから、自分が心から惹かれたものを選んだ方がいいよとアドバイスする。あきらは陸上の雑誌をチョイスして、近藤はかつての旧友九条ちひろが書いてベストセラーになっている小説「波の窓辺」を手に取る。
喜屋武はるかが後輩からムキヒコのことをきいて、あきらの代わりにガチャでムキヒコを当ててあきらにプレゼントする。あきらははるかを夏祭りに誘う。
夏祭りを楽しむあきらとはるかであったが、あきらは不意に店長とその息子が祭りに来ているのを見つけて挨拶しに行く。はるかは傍らで待っていた。あきらの心から嬉しそうなその眼差しは紛れもなく恋をする女子そのものである❗完全なメスなあきらを見て沸々と怒りの感情が沸いてくるはるかは「部活に来ないであんなオッサンに恋愛ごっこしてあんた何ヤってんの?」とあきらに詰め寄るが、あきらははるかに「何してようが関係無いでしょ❗」とはるかに不純な関係だと勘違いされていることに憤りを感じて怒鳴り返してしまう❗❕
はるかは悲しくなり泣き出して帰ってしまう。
近藤は居酒屋で旧友九条ちひろと再会していた。彼は売れっ子作家になっても屈託なく接してくれた。二人はかつて大学時代に共に小説家を目指した過去や現在の近況を語り合う。帰り際大人げないと言った近藤にちひろは「俺たちは大人じゃない!同級生だろ❗❕」と言われ近藤はフッと微笑む。
いつもの日常に戻る。だがあきらはバイトでも仕事に身が入らずパフェを落としたりしてしまう。また加瀬のまかないを拒否して吉沢に頼んだりしていた。近藤はそんなあきらのおかしいのを察知して優しく声をかける。あきらは友達とケンカしちゃってもうダメかもしれませんと正直に言う。近藤は今まで疎遠だった九条ちひろとの再会であっという間に昔の関係に戻れたことを話しながら「一緒に過ごしたかけがえのない時間は時が経っても決して消えたりしないのかもな?」仲直りできないかもしれないとうなだれるあきらに「橘さんがそう決めたのならいつかそれが懐かしく思える日が来るかもしれない…けど、ただの諦めだとしたら立ち止まったままになってしまうんじゃないかな?」
学校で会ってもあきらとはるかはお互いに声をかけられずにいた。
あきらのバイト先のガーデンに一人の女子が来店します。あきらが料理を運ぶと彼女はまじまじとあきらを見つめて「あのもしかして橘先輩?じゃないですか?うち南高陸上部の倉田みずき(山本舞香)言うます。嘘ォメッチャヤバイ!ところで橘先輩、部活に来ないでこんなとこで何やってはんのですか?」と訊ねてきた。あきらは「ごゆっくりどうぞ」と一言言ってその場を離れる。
喜屋武はるかが部長を勤める風見沢高校陸上部と南高陸上部が合同練習をする際も倉田は喜屋武はるかに橘あきらはどうしたんですか?と訊ねる。だがはるかに即答することは出来なかった。
みずきは短距離走で他とは比較にならない驚異的な速さを見せる。南高の部長が「みずきは中学の記録保持者で橘あきらのタイムに迫るぐらい⁉️いや抜かして更新する勢いなぶっちぎりの速さなんですよ」と鼻高々に言う。
みずきは再びガーデンに訪れていた。ゴミ出しをしているあきらを見つけるとクラウチングスタートにかがんでから猛烈ダッシュであきらに近づき女子だけどあきらに壁ドンをする‼️彼女はあきらに「何で?走らへんのです?聞きました先輩の足のこと。ウチも前にアキレス腱ヤってるです。だからリハビリ中に不安で押し潰されそうで腐ってたときに橘先輩の走りを見て感動したんです…」とあきらに陸上部への復帰を促す挑発をする。近藤は傍らで彼女たちを目撃するが黙っていてあげる。
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女子版『壁ドン!』
あきらは家に帰るとオカンポに大事なスパイクとユニフォームを「これ捨てといて❗」と頼む。オカンポは「これ大事なやつでしょ?また使うかもしれないのに…」と言うがあきらは「うっさいな❗要らないったら要らないって、言ってんじゃん❗❗」と逆ギレする。
ガーデンで近藤はあきらに気を使い「橘さんの希望のシフトあったら言ってよ、何とかなるから。バイト以外にもやりたいことはいっぱいあるでしょ?」と訊ねるがあきらはロッカーの戸をバンッと閉めて「他にやりたいことなんてありません‼️」とキッパリ言い切る。
近藤はかけっこで早くなりたい息子のためスポーツショップに運動靴を買いに来ていた。喜屋武はるかも後輩たちと同じく買い物に来ていた。喜屋武はるかは近藤に「そのシューズは50メートル走とかなら効果を発揮しますよ。下地の中がバネ素材になっていて足で地面を蹴る時に瞬発力を生むんです」と話しかけてみる。近藤は丁重にお礼を言い「あのうアキレス腱!アキレス腱断裂になってしまったらリハビリと治療をきちんとやったあとでも以前のように走ることはもう不可能なんでしょうか?」とあきらの身を心配する相談を話してきたのではるかは「そんなことないですよ元のように走れるようになりますよ」と言うと近藤はホッとした表情で「そっか~🌠」とため息をつく。
倉田みずきは大会でとうとう橘あきらのレコードタイムと同タイムの11秒44を出す❗
はるかは単身でガーデンに来るとあきらに「倉田みずきがあきらと同タイムの11秒44を出したよ!あの子早いよ!」と告げると店を去って行く。
あきらの心が「カイジ」みたくザワザワし出す。
バイト先で久保さんがぼやいていた「こんな時期に夏風邪なんて、全く店長ときたら…」あきらは少し心配になりながらも今日も加瀬のでなく吉沢の焦げ焦げまかないサンドイッチをムリヤリ食っていた。そんなところに加瀬も休憩に来る。加瀬は「そんな焦げたの身体に良くないよ」と自分が作ったやつと交換して吉沢の焦げ焦げサンドを代わりに食ってくれる。
「まだ店長と恋愛ごっこヤってんの?あんまし店長を追いつめたら気の毒だよ。あの人にも立場ってもんがあるんだから明らかに困ってんじゃん……」と大人目線な説教をかましてくれる。「あっでも意外に追いつめられてるの橘ちゃんの方か?運動部やってん人の気が知れないけどそれでも橘ちゃんは突っ走るんでしょ?」とフォローもしてくれるアニメやマンガのと違って加瀬意外にイイヤツである。あきらは加瀬に礼を言うとバイト明け後真っ直ぐ近藤のアパートへ押しかける。
折しも台風のような強風と大雨が歩道を打ちつけていた。またもピンポン鳴らすチャイムに近藤は応対するとずぶ濡れの橘さんがいた。
「橘さんはいつも雨の日に突然現れるね😃」
「私…やっぱり店長のことが好きです」
「俺はただのオジサンだよ」
「店長は凄い人です!本に詳しいし小説も書けるし…」
「君が俺の何を知っているの?……ごめん。でも俺は本当に大した人間じゃないんだ。何をやっても中途半端で人に誇れるようなことは何一つない。橘さんが思っているような大人じゃないんだ」
「店長は素敵です!」
「俺からしたら橘さんの方が遥かに素敵だよ。若くて希望に満ち溢れててキラキラ輝いている」
「じゃあどうしてこんなに胸がちぎれそうなの?」
とあきらは嗚咽混じりに泣き出す( ;∀;)
「若さってのは時に乱暴で狂暴なものなんだ。それでもそのときに感じた感情というのはいずれかけがえのない財産になる。今はわからなくても……」
「私が店長のことを好きなのは迷惑ですか?私ではダメですか?」
「ダメなわけないじゃないか!橘さんは誰から見ても素敵に違いないよ」
その時⁉️不意に⁉️電気が消える。
「俺は橘さんといると忘れていたその…かけがえのない財産ってやつを思い出すことが出来るよ。迷惑なんかじゃない。むしろ感謝しているんだ」
あきらは急に近藤に抱きつく❗再び電気の明かりが点いたとき近藤は冷静に帰り「あっイヤ……これはその友達❗友達としてのハグだから……ありがとう❤️♥️とっても嬉しいけど僕は橘さんの気持ちには答えられない。橘さんは恋愛だけではなくて本当にやりたいこととかあるんじゃないのかな✨✨✨✨」
近藤はタクシーを呼んであきらを送らせる。帰り際近藤はあきらに「橘さん!友達としてのお願いだけど息子に走りを教えてやってほしいんだ」と言ったあと強風に飛ばされる。
朝、近藤が目覚めると九条ちひろが近藤のことを看病してくれていた。急に電話してきて放っといたら孤独死する❗って言うから飛んで来たんやで~と言う。ちひろに「うなされながら橘さん!って連呼してたぞ。おまいの女か?」と訊ねられむせながら男の子だよとごまかす。
「おまい嫁さん見つけなきゃマジ孤独死すんぞ」
「おまいこそどうなんだよ?」
「俺は小説と結婚したからな…」
「そう言えんのが羨ましいよ。俺なんかずっと小説に片想いだよ…正直お前が羨ましくて今まで連絡できなかった。無理とわかっていてもまだ夢を諦めきれないんだ。未練がましいな……」
「この原稿用紙❗これは未練じゃねぇ❗執着だ‼️諦めずにあがいて前に進もうとするならそれは未練じゃなくて執着って言うんだ。そう言う言い回しの方がいいだろ?俺だってこれ一本でこの先の保証はない。毎日が怖いよ…でもこいつが好きで仕方ないんだ❗執着するしかねぇだろ❗じゃまず一杯やっか??」
「やらねぇよ!」
あきらは海岸で近藤の息子に走り方やフォームをみっちり教えてあげる。あきらは小学生の頃に海岸をはるかと二人でかけっこしたときの記憶を思い出していた。近藤はあきらに礼を言うとともに「そうだ💡橘さん。来月のシフトのことなんだけど全部は希望通りには入れらんないから…て言うか入らなくていいから。人手は足りてるから来月も再来月もずっと入らなくていいから……」と事実上リストラならぬあきらへの陸上復帰を決意させる。
あきらはオカンポに逆ギレして捨てて!と言ったスパイクとユニフォームを訊くと「捨てるわけないでしょ」とちゃんととっといてくれてあった。
夜明け頃の桜木町の高層ビル群の下であきらははるかと早朝トレーニングを始める。近藤もまた諦めきれない執着である小説の執筆に取りかかる。
倉田みずきは次の大会で出走者の氏名の欄に橘あきらの名が載っているのに心を踊らせる。
ガーデンでは西田さんがあきらがいない分、他のアルバイトを取り仕切って吉沢に注意したりと慌ただしくなっていた。
河川敷を走るあきらたち陸上部の人たちを近藤は見つけて車を止める。久しぶりに近藤とあきらは話をする。
「元気?」
「ハイッ(^o^ゞ」
「よかった…」
「あっ、お元気ですか?」
「うんまあ。あっそうだ。さっき本社に行ってきて俺ェ昇進するかもだってw」
「ええ~スゴい⤴️⤴️凄いです」
「店長❗友達、トモダチあたしたち友達ですよね😃友達だったら普通メール💌とかすると思うんです…あたし店長とメールしたいです」
end……………………………………………………………………………
新年1発目は昨年は「女虐~NACKED BLOOD~」でその前は「鬼畜大宴会」とグロゴアスプラッターで始まる(゜゜;)新年でしたが、随分と一般的な?ポピュラーな青春モノでスタートしました。ご容赦ください。別に路線変更して今後普通の映画しかアップしないというわけではありません。ですのでこの後はB級グルメなホラーかもしれませんよ☺️
原作の元を知ったのはアニメからですが、以前にも「RE-LIFE」をアップしたときのようにこの「恋は雨上がりのように」も若干アニメのとは変更がなされています。アニメだと倉田みずきは出てこないで終わっちゃいますし、吉沢は途中からガーデンにバイトに採用になるのとか、加瀬が意外にイイヤツだったりとか、豪雨の中に訪ねてきたあきらを近藤が優しく抱きしめてあげるのが逆になっていたりとか若干の変更点はありますが上手く青春映画のような青くさいけど爽やかなまとまり方になっていて万人受けしそうなストーリーに落ち着いています。
小松菜奈のあきらはまさしく原作に瓜二つでスラッとした長身のスタイルにキリッとしたクールビューティーな顔立ちはよく合っています。この監督さん脚フェチなんでしょうか?あきらの古傷のアキレス腱の辺りからスーっと全身を撮るそのフェティッシュな映像はチョイドキドキします。
大泉洋のC調な演技はアニメやマンガの近藤と比べるとミスキャストであまり似ていないかもしれませんが心根の優しそうな人のよさそうな雰囲気のある中年オジサンの感じはグッと出ていてなかなかいいと思いました。
タイトルからすると露骨なラブストーリーでベタな恋愛もの、中年のオッサンとJKがなんてファンタジーなありえない話だなと思っていましたが、よくよく鑑賞してみますと夢半ばで挫折して心がくじけた男女が再生し立ち直って行く青春映画なのがメインな全面で恋愛的な要素は側面であるかと思います。立ち止まって人生を振り返りたくなった時に観るといいかな(#^.^#)なんて思ったりもします。
今年は平成も最後で新しい年号に変わっていきますがブログはボチボチとアップしていきますので今後ともよろしくお願いします(*^^*)