片山敏彦の詩と散文の深み! | 色と祈りと歌うこと - Hidetake Yamakawa (山川英毅)

色と祈りと歌うこと - Hidetake Yamakawa (山川英毅)

自分自身の中に豊かにある深いものに触れて、元気や安らぎを得るのに「色と遊ぶこと」や「自分で歌う」ことが欠かせないない気がしています。
色・音の作品や「発声法」などについての気づきもシェアしていきます。

新年おめでとうございます!

 

 

1月7日 (土) 15時より、ロマン・ロラン、リルケ、ヘッセの訳者としても著名な片山敏彦についてのご紹介、 HY 「366日」、松任谷由美「リフレインが叫んでる」などを歌います。

https://twitcasting.tv/c:tohman

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ロマン・ロランに生涯最大の敬意を持ち続け、リルケ、ヘッセなどの訳者としても著名な片山敏彦に関する「片山敏彦 詩と散文」は尊い本だ。

 

私は15歳の頃ロマン・ロラン「ジャン・クリストフ」を豊島 与志雄の訳で読んだ。

(岩波文庫で当時は8巻のその大著を読み終わるまでに、心うばわれるままに、その内容の書き抜きノートが3冊になった。)

 

 

片山敏彦は10代の終わりに「ジャン・クリストフ」を読み、ロマン・ロランに直接手紙も送り、ロマン・ロランに直接何度も会っている。その訪問に関する手記では、ロマン・ロランがトルストイに手紙を送って返ってきた手紙を見せてもらったり、部屋の壁にはヘッセからの水彩画があり、カントの手稿、ベートーヴェンの第七シンフォニーの原譜の一部、ゲーテの水彩画なども所有していたことが語られている。

 

 

そんなロマン・ロランに関する貴重な記述の数々にも心打たれるが、単なる訳者ということを超えて、片山敏彦独自の詩作、創作は、ロラン、リルケ、ヘッセらの優れた魂に共振して生まれた独自の魂の尊い光を放っている。

 

 

片山敏彦の詩と、彼のリルケについての論考を合わせてよんでいたら、リルケについ深くわかってきたことがあった。引き続き色々読み深めていきたいです。

 

年の初めからの大切な気づきに感謝する想いです。。

 

 

(写真は先日の米澤一平さんたちとのライブでマニマニウム manimaniumさんに撮っていただいたステキなショット!)