西洋古典の世界 (日向太郎さんに会えました!) | 色と祈りと歌うこと - Hidetake Yamakawa (山川英毅)

色と祈りと歌うこと - Hidetake Yamakawa (山川英毅)

自分自身の中に豊かにある深いものに触れて、元気や安らぎを得るのに「色と遊ぶこと」や「自分で歌う」ことが欠かせないない気がしています。
色・音の作品や「発声法」などについての気づきもシェアしていきます。

中高の同級生の日向太郎さんに久々に会えました!

 

 

彼は現在、東京大学で西洋古典の教授として、紀元前1世紀後半のラテン詩文のウェルギリウス作品の研究などを専門にされ、ギリシャ語、ラテン語、イタリア語の先生としても大学やラジオ講座などでも大活躍されている!

 

中高のときは数学研究会で数学もすごい才能な上、運動部でもないのにマラソン大会も連続して何年も優勝とか色々すごい男だった。

 

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6年間一緒の学校だったのになかなかクラスが一緒にならなかったのだが、高三の年に同じクラスになって意気投合し、英語の雑誌 TIME に一緒に挑戦したり、在日米軍向け FEN (極東放送網、Far East Network) の特定の番組をそれぞれ家で聞いて翌日に互いの理解を確認しあう!なんていうことにも挑戦した。FENなんて私はほとんどわからなかったが、Mistery Theatre という40分間くらいで一つの物語やミステリーをラジオ劇で紹介する番組があって、これはストーリーのコンテキストで予想理解 (?!) ができたので二人でかなり真剣に毎日聴き続けた。日向と翌日確認しあうために全身を耳にして集中したその時間は、中高を6年を通じても最も大切な思い出の一つとなった。

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ボストンにいた際に、MIT に来られていた東大の西洋古典出身の方がおられ、日向の名前を出すと「彼はすごい優秀な人ですよ」との即答!すごくうれしい風の便りだった!

 

 

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私などは「なんちゃって」哲学科生にすぎなかったが、奇しくも同じような古典ラテン語を学ぶことになっていたのもうれしい偶然だった。

 

最近とあるきっかけでアウグスティヌスの著作に対峙することになったので、今日はラテン語の学び直しや、アウグスティヌス理解に関しても貴重なアドバイスをいただけた。

 

彼が最近書かれた本も頂戴した!

古代ローマのラテン詩文や古代ギリシャの詩では、誦じられる言葉たちが現代とは異なる深い広がりの中で深い役割をも担っていた。声としての言葉、オーラリティをめぐって話は多岐に広がり、語ること、歌うことに関しても大切なヒントもいただけた。

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日向さん、今日は本当にどうもありがとう!

またの機会も楽しみにしています!

 

(2022 0922 追記!!):

日向さんが書かれた「イタリア語検定 2級突破」も我が家のイタリア語を学ぶ音大生の二人のために頂戴しました!うれしい!!

 

中身は高度なんでしょうが、とても分かりやすくて、私も勉強してみたいなっています!

日向さん本当にありがとうございます!