赤城山にてスノーハイク | 時々、TDRの風景観察

時々、TDRの風景観察

TDRの風景観察から始めたブログですが、
年パス更新を停止中の為、ブログタイトルを「時々・・・」に変更しました。

「2月の三連休は雪山行かなーい!?」ってお誘いを受けてて、

今年初のグル活となりました。

 

 当初、日光白根辺りかなぁ!なんて話で進んでいましたが、

いつの間にか、シレっとフライングした輩がいたようで、

日光方面はやめて、新潟方面に方向転換(?)し、

越後三山の眺めが良いという阿寺山に行く予定となりました。

 

連休が近づくと、天気としてはベストな感じではなく、

天気が良さそうなのは連休中日の土曜日だけ。

 初日は宿泊するマンション裏の飯士山辺りで遊びましょー!って事で、

8時くらいに現地集合ねー! って話になっていたのですが、

携帯を充電したまま家に置いてきた輩がいたり、

連休あるあるの事故渋滞など、自他責任のいろいろな事故があり、

都内脱出に出遅れて見事に渋滞に巻き込まれ、

結局、越後湯沢に着いたのが11時。

 

天気も今一つなので、外遊びは全てチャラ!

先乗りの約一名はバッチリ遊んでましたけどね。誰だろ?

 

美味しい蕎麦食べて、サッサとマンションに入って 飲もう! と計画変更。

蕎麦屋でも39人の不謹慎な団体がいて、蕎麦待ち渋滞が発生しましたが、

その後の予定がゆるゆるなので、大人の対応で じっと待ちました。

 

 

前回、マンションに泊まった時に「トップガン マーベリック」を観たので、

今回も何か観ようって事で、トム繋がりで「MIP/デッドレコニング PART ONE」を鑑賞。

今回はBEERとおつまみを持ち込んで、充実したシアターライフ!

大画面の迫力ある映像を堪能させて頂きました。

ちょっと2度ほど寝落ちしましたが・・・。

 

その後は部屋で飲みつつ、翌日の入念な打合せ。

夕方を過ぎても天気予報が変わらず、新潟側だと曇りか雪のようなので、

バッサリと割り切って太平洋側の良い天気を狙って、

赤城山に予定変更。

翌朝、暗いうちに群馬に移動しよう!という事になって

宴会 打合せは深夜まで続いたのでした。

 

 

翌朝、5時ごろに湯沢から赤城山へ移動。

新潟側は小雪がチラついていましたが、関越トンネルを抜けたら快晴!

我々のチョイス 大正解!!

 

赤城山ヒルクライムで勝手知ったる道をノーマルタイヤで登ります。

今年は雪が少なく、姫百合を越えても雪が無い。

もうすぐゴールとなるカモシカの角あたりから路面に雪が残り始めるものの

そのまま突撃!

頑張れ~!とタイヤにエールを送りながら最後のカーブをクリア。

無事にヒルクライムゴール地点までノーマルタイヤで行けました。

さすがにその先は、帰りが登りになる事もあってチェーン装着。

やはり山頂のカルデラ内に入ると雪の量が増えて、判断は大正解でした。

 

 

大洞駐車場に車を停めて、ここからスノーハイク

まずは正面の地蔵岳を目指します。

 

踏み跡があってボコボコしているものの、

その上には雪が乗っているのでスノーシューでも問題なし。

いきなり、なかなかの急登を登ります。

登山道ではない雪面を登る輩もいます。(人の事言えないけど)

 

 

今回ご一緒した輩はこのお二人

じゃんふ & なみ

 

最初のピークから振り返って赤城山の主峰(?)黒檜山

 

標高1600mを越えると木々も真っ白

 

東側には雲海が広がってます。

 

樹氷と雲海、その上には青空。

最高のシチュエーションです。

 

 

本来ならば一面の雪面なのでしょうが、

今年は笹の葉が見え隠れしてます。

 

雪に覆われた森に進みます。

 

ついつい、はしゃいでしまうのは仕方ないですね!

 

樹氷と雲海

 

その2

 

青空と樹氷

 

青空の下で樹氷の森を歩くのは、この上ない気持ち良さ!

 

外輪山の上とカルデラの中の標高差で、見える景色はだいぶ変わります

 

雪が積もった木々が見られるのはこの時期ならでは。

 

溶けた形跡が見られるのは、今年ならでは?

 

黒檜山の奥には日光方面の山々が広がってます。

 

黒檜山の右側(赤城山の東側)は雲海

 

地蔵岳の上には各局のテレビ塔(中継基地)が建てられています。

それだけ見通しが効くという事になります。

スカイツリーから発せられた電波を受けて、

更に遠くに飛ばしていると思われます。

 

 

小沼が見えました。

 

これからあそこを目指すとなるとテンション上がります。

 

富士山も見えてます。

 

地蔵岳から小沼目指しての下りに入ります。

 

下りならば、それなりに雪が積もっていればどこでも進路!

普段、登山道となっているところよりも

林の中の方が歩き易かったりします。

 

 

 

一旦小沼の淵に降りてから、小沼の外輪山である長七郎山に向かいます。

 

 

長七郎山 山頂にてランチタイム!!

私は定番の お汁粉メシ ですよ~!!

 

 

長七郎山からも眺め良し!

 

八ヶ岳や南アルプスも見えます

 

西側には浅間山や上信国境の山々

 

本当に展望が良くて素晴らしい!!

 

こんなポーズ取ってしまう輩の気持ちも理解できます!! (笑)

 

のんびりランチタイムの後は小沼に向かっての下りです。

 

賽の河原と呼ばれる開けた緩斜面

 

はしゃぐのは仕方ありません!!

 

小沼に降りて、完全結氷した沼の上歩き

 

他の皆様は意外と最短コースしか歩いていないようで、

沼の東側は全く踏み跡の無い、真っ白いキャンバス。

 

そんな美味しいキャンバスを見逃すような我々ではありません!

 

おのおので雪面にアートを描き始めます。

 

グルグルうずまきを描く じゃんふさん

 

なみさんは お花

 

負けちゃいられん! と野郎どもも花を描きます。

芸の細かい じゃんふさんの花

 

私はチューリップ

 

三人で描いた 踏み跡ならぬ、「踏みアート」でした。

 

 

その後は元気に走り回る人懐っこいワンちゃん達としばしの戯れ。

 

元気満点の5歳犬

顔を雪面にグリグリして、真っ白になった顔で走ってきます。

 

小沼の真ん中と思われる地点で大はしゃぎ!

 

 

小沼からは緩ーい下りを歩いて駐車場に到着。

充分に登山とスノーハイクを楽しめたのでした。

 

 

駐車場から8の字を書くように周回しました。

 

山頂カルデラまで登ってしまえれば、

とっても楽しく、眺望の良いスノーハイクが楽しめます。

 

 

 

朝は数台しか停まっていなかった駐車場が、

帰ってきたら満杯近い状態になっていたのには驚きましたが、

無料のスキー場跡地などがあるのでファミリーには都合が良いのでしょうね。

 

おそらくそのスキー場は元IOC理事であり、

日本人最初の冬季オリンピックメダリストの猪谷千春氏の父、

猪谷六合雄氏が作ったスキー場だと思われます。

 

猪谷六合雄氏の書いた「雪に生きる」(昭和18年 西暦1943年 初版)という本には、

私自身、大きな影響を受けました。

なんでも手作りしたり、雪を求めて住まいを移動したり、合理的な日記の書き方など、

いろいろと参考になる事がたくさん書かれている本で、

実用書のような、参考書のような、自伝なのでした。

(港区図書館では、スポーツノンフィクションというジャンルに分類されてます)

 

あまりに古い本なので、港区の図書館の所蔵庫にも1986年版が一冊しかなく、

なかなか読むのに手間が掛かったのですが、

2021年に新装復刊されて、港区の図書館にも2冊購入されて

今では簡単に読めるようになりました。

 

雪遊びや冒険が好きな人には向いている本だと思うので

是非読んで頂きたいと思います。

 

 

 

楽しかった思い出と、思い入れが融合して

本の話になってしまいましたが、

赤城山には交通が発達する前から雪に関わる歴史があり、

それが脈々と続いて今があると思うと、

今回のスノーハイクにも更に深い思い入れが加わります。

 

 

今回も楽しいグル活となりました。

また、遊びに行きましょうね~!!!