時計の具合が悪く。


弘前の時計屋へ。


25年来の、相棒なれども。


バンド交換だけで4、5万と言われても。


とりあえずの応急処置。


そりゃ、ボディーブローにしては効き過ぎだろ。


夏タイヤ2本買えるって。


まあ、仕方ない。


せっかくなので、ラーメン屋調べて。


無化調となれば、行かねばなるまい。


こちとら、燻製屋としては。


さらに、自家製麺となれば。


銀の煮干し、所望。

平日の昼、10人待ち。


皆んな、オラと同じくらい暇?


いや、私の塩センサー警報発動。


塩を探求している人に、間違いなし。



塩、塩なんですよ行き着く先は。


と言うより、原点なんです。


塩の重要性なら、この前書いた。


お願いではない、これは意気込みかと。


これで良いんだ、お前たちには合わせない。


我儘ではない、まさにこれこそ信念。


それは、食して納得した。


厨房が見えるなら、観察は怠らない。


一回に、二杯か?


客に供する前に、チャーシューとメンマを温めている。


温度活性。


それは、優しさ、気遣い、惜しまない手間。


食べやすいように、細やかに麺をほぐしている。


しかし、その間麺が伸びてもいない。


アルデンテのちょっと先みたいな程度。


これ。


私、この前スパゲッティ作りました。


計算します。


9分と書かれていたら、7分茹でます。


光で麺を透かして、芯の太さを見ます。


残りの2分で、ソースと絡めます。


最初一見硬めでも、段々馴染んで行く感じ。


盛り付け完了で、ちょうどよく仕上げます。


察するに、そう言うことかと。


ラーメン屋で、そこまでする人はまず見ない。


胡椒がない。


つまり、出汁の香りと味わいに、邪魔はさせないと言うことか。


ラーメンに胡椒とは、戦後の食料不足の折に。


質の悪い鶏ガラの、臭みを消すためが発祥とされるとなれば。


それは現代において、要らない理由か。


そして、無化調とは思えない広がる味わい。


ともすれば、苦味の出る煮干しの。


それがない。


ザラザラ感もないと言うことは、濾したのか。


手間がかかっている。


ただ、美味い。


結構な衝撃。


行列の意味。


これは通わねばならぬ。


ラーメン一杯に賭ける、手業と意気込みを見させていただきました。


ご馳走様でした。


本当に美味しかった店には、「めがったっす」と言うことにしている。


※津軽弁、美味しかったです


参りました。


津軽で九条ネギにこだわるラーメン店、まず見ない。


次は、塩の燻製持っていこう。