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幼い子どもは童話でウサギと亀
の童話を読んだことがありますよね![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
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むかしむかしの おはなしです。
あるところに、うさぎと かめが いました。
「おいら、かけっこは だれにも まけないんだ」
うさぎは とくいそうに じまんしました。
「ぼくだって、まけないように がんばるよ」
かめも いいました。
「それなら、あのやまの てっぺんまで、しょうぶしよう」
うさぎが いいました。
ふたりの まえには ぐねぐねの やまみちが ひろがっています。
「うさぎどんと かめさんの かけっこ しょうぶだって?」
くまや きつね、りすに ことり、
もりの なかまたちが おうえんに やってきました。
「いちについて ようい どん!」
うさぎは びゅーんと とびだします。
かめは ゆっくり ゆっくり やまみちを のぼります。
「フレー、フレー、うさぎどん!」
「フレー、フレー、かめさん!」
うさぎは、あっというまに みえなくなりました。
うさぎは やまの まんなかで、うしろを ふりむきます。
「かめさんは ずいぶん ゆっくりだなあ。ちょっと、きゅうけい しようっと」
そして、ふわふわの クローバーの うえで、ぐうぐう ねむってしまいました。
そのころ かめは、ゆっくり はしっていました。
「まだ、てっぺんまで はんぶん いじょう ある」
のどは からからで、いきは ぜいぜい。
あしは つかれて ぼうきれの ようです。
それでも、
「フレー、フレー、かめさん!」
なかまたちの こえを きくと、げんきが でました。
「ぼくは、あきらめないよ!」
ふうふう いいながら、かめは はしりつづけました。
いよいよ、さいごの まがりかどです。
そのとき、
「しまった!ねすごした!」
うさぎが とびおきました。
うさぎは すごい はやさで かめを おいかけます。
「かめさんに、まけてたまるか」
「ぼく、うさぎどんには、まけないよ」
あと、もうすこしで てっぺんです。
「フレー、フレー、かめさん!」
てっぺんに さきに ついたのは、かめでした。
「やったあ、ぼく、がんばったよ」
かめは うれしくて にこにこ。
「がっくり、まけちゃった」
うさぎは、しょんぼり。
「うさぎどん、いっしょに はしってくれて ありがとう」
かめが いうと、うさぎも ようやく かおを あげました。
「うん。また、しょうぶしようね」
ふたりは なかよく あくしゅをして、にっこりと わらいました。