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ライバルは3DS、NGP? iPod touch ゲーム機としても進化中

SONYの新型PSPであるNGPが気になるところ。
ライバルは3DS、NGP? iPod touch ゲーム機としても進化中
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アップル社の携帯端末『iPod touch』 (C)ORICON DD inc.
 今月26日に発売される任天堂の『ニンテンドー3DS』、ソニー・コンピュータエンタテインメントが年内に発売を予定している次世代PSP(NGP)など、携帯ゲーム機は次の世代へと歩みを進めている。そんななか、タイトルの豊富さと手軽な価格でライトユーザーへも幅広くアピールをしているのが「iPhone」「iPod touch」を有するアップルだ。米Apple本社iPod担当のショーン・エリス氏に新『iPod touch』の特長と、その特長を生かしたさまざまな新作ゲームについて聞いた。

【写真一覧】これから発売されるゲーム・人気ゲームの画面

■ゲームの可能性を広げた新しいiPod touch

 10年前に音楽プレーヤーとしてスタートしたiPodシリーズはiPod touchの登場で多機能になり、多数のゲームコンテンツを楽しめるマルチ端末へと変化を遂げた。ショーン氏は「iPodシリーズの中でもいちばん売れているのはiPod touchで、iPodシリーズ全体の50%以上を占めています」と話す。iPod touchのゲームはApp Storeからダウンロードするだけ。1月に累計100億ダウンロードを突破したApp Storeだが、現在取り扱っているコンテンツは35万個。うち、ゲームは8万個を占めるという。

 現在発売中のA4プロセッサーを搭載した『iPod touch』はこれまでの機能に加え、新たにビデオ通話「Face Time」を導入、さらにHDビデオ撮影なども可能にした。また、Retinaディスプレイを取り入れたことで専用ゲーム機よりもはるかに美しいグラフィックスを実現させたほか、加速度センサーに加えジャイロセンサーが加わったことでゲームの可能性を広げた。薄さ7.2mm、重さは101g。「他社の携帯ゲーム機よりも軽くて小さい」とショーン氏は胸を張る。マルチタッチスクリーンなのでコントロールボタンがなく、電車の中で手にしていても“ゲームをやっている”という風に見えない点もゲームのライトユーザーには嬉しいところだろう。

■iPod touchならではの遊び方ができるゲームが続々

 そんな数々の機能を持ったiPod touchで楽しめるゲームが続々と誕生している。映画『スター・ウォーズ』の世界をAR(拡張現実)とジャイロセンサーで楽しめるシューティングゲーム『Star Wars Falcon Gunner』(THQ)、家庭用ゲーム機と比べ遜色のないグラフィックスでゲームの世界を表現している『Infinity Blade』(Epic Games)は世界中のユーザーから支持されている人気タイトル。iPod touchだからこそ楽しめると評判だ。

 また、2月中には『Devil May Cry 4』(カプコン)、『NEW Puzzle Bobble』(タイトー)などアーケードゲームや家庭用ゲームでお馴染みのタイトルも発売。同じく2月中に発売され、90年代に米国の玩具メーカーが発売したアナログおもちゃを再現した『Bop It!』(EA Games)は、リズムに合わせて“叩く”“つまむ”などの指示通りにアクションを行うゲーム。長く続ければ続けるほどテンポアップしていき、指示される動作も複雑になっていく。同ゲームには複数人で遊ぶためのモードも備わっており、「飲み会などみんなが集まった時に遊ぶと盛り上がるでしょう」(ショーン氏)。

 「コントローラーがないiPod touchはデベロッパー(開発業者)にとって真っ白な紙のようなもの。我々も新たなゲームが登場するのを楽しみにしています」とショーン氏。iPod touchで遊べるゲームが今後、どのような進化を遂げていくか注目される。


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ソニー・新PSPの勝算、スマートフォンは敵か味方か

SONYの新型PSPであるNGPが気になるところ。
ソニー・新PSPの勝算、スマートフォンは敵か味方か
スマホ対応を強化(撮影:大塚一仁)
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の後継機を発表した。「Next Generation Portable(NGP)」と名付けられた新型機。特徴を一言で表すなら、あらゆる機能の“全部入り”だ。

 前面のタッチパネルに加え、背面にもタッチパッドを搭載。各種センサーを内蔵し、機体を傾けて操作できるなど直感的な操作性を実現。任天堂の「ニンテンドーDS」や「Wii」のような遊び方が可能になった。

 ディスプレーには、PSPの4倍の解像度に当たる有機ELを採用。処理能力はスーパーコンピュータ並みといわれた自社の据え置き型ゲーム機「PS3」に匹敵する。インターネットに簡単につなげるように、携帯電話の3G回線も導入した。「究極のポータブルエンタテインメント体験を提供できる」と平井一夫社長が語る自信作で、任天堂が2月に発売する「ニンテンドー3DS」との勝負に挑む。

■ライバルが続々登場

 ただし、敵は任天堂だけではない。ゲーム業界は目下、地殻変動が進む。エンターブレインによると、2010年のゲーム市場規模(端末とソフト合算)は前年比9%減の4936億円と苦戦。背景の一つには、モバゲーなど携帯電話で遊ぶソーシャルゲームや、アップルの「アイフォーン」などスマートフォンで楽しめるゲームの台頭がある。

 その対応策として、ソニーがNGPと同時に発表したのが、「プレイステーションスイート(PSS)」だ。米グーグルの携帯電話向けOS「アンドロイド」やNGPを通じ、過去のタイトルなどをスマートフォンで遊べるようにする。「NGPで究極のエンタメ体験を追求し、PSSでは量を追求する」(平井社長)。PSSでゲーム人口を底上げし、その一部をNGPへ誘導するのが狙いだ。

 ただ、ゲーム操作に不向きな端末も存在する。当面はプレステ独自の基準を用意し、最適に動作する端末にはロゴを掲載するなど“お墨付き”であることを保証していく。

 岡三証券の森田正司アナリストは「NGPがヒットするかは価格とソフト次第。PSSもソニー・エリクソン以外の端末でどこまで導入が進むか未知数」と指摘する。ソフトメーカーは、独自にスマートフォン向けゲームを展開している。PSS専用コンテンツの開発も検討するというが、ユーザー数との見合いで判断することになりそうだ。

 NGPの発売は年末。価格は未定だが、超高性能なため、高くなる可能性がある。競合ひしめく中、SCEの手腕が試される。

(前田佳子=週刊東洋経済2011年2月11日号)
※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

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「ライバルはNGPではなく全てのエンターテイメント」欧州任天堂幹部が語る

SONYの新型PSPであるNGPが気になるところ。
任天堂オブヨーロッパで取締役マーケティング&マネージャーを務めるLaurent Fisher氏はEdgeのインタビューに応えて、ソニーのNGPについてや3DSの戦略について語っています。

「基本的には、私の短期的な目標はできるだけ多くの人にニンテンドー3DSを体験してもらうことで、ライバルを打ち破ることではありません。ライバルとされる問題の多くが”ハードウェア”であり、それとどう競争するかというプランは作ることができません」

「ライバルは日々増えます。広い目で見れば我々の競合はあらゆる種類のエンターテイメントです。あなたが映画館に行く、ということもです。私達がエンターテイメントに使える時間やお金は有限です」

「ビデオゲームはインタラクティブなエンターテイメントとして唯一のものではなくなりました。ブログやYouTubeだってインタラクティブなものです。ですから、任天堂だけでなくゲーム業界全体として今までにない体験や今までにない驚きをもって人々に戻ってきてもらわなければならないのです。それができなければユーザーはどこか別の楽しい体験を見つけるでしょうね」

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GDC Expo 会場レポート

SONYの新型PSPであるNGPが気になるところ。
GDC Expo 会場レポート
写真:Impress Watch
 3月2日から4日までの3日間(現地時間)、Moscone Center South Hallの地下1階ホールで開催されたGDC Expoには、今年も世界各国からさまざまな出展があった。

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 GDCはゲーム開発者をターゲットにしたイベントなので、出展者の多くはミドルウェアや開発機材など、ゲーム開発に使用するツールを提供するものがほとんどで、東京ゲームショウなどとは雰囲気が異なる。ただ見せ方は自由なので、最新の採用実績としてゲームのデモを紹介していたり、発売前のハードウェアが置いてあったりする。一般ユーザーにとっても、それなりに注目されるべきものがあちらこちらにあって面白い。

■ コンシューマーゲームメーカー3社がそれぞれの最新製品を紹介

 毎回もっとも注目されるのは、任天堂、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)、Microsoftのゲーム機メーカー3社のブースだ。最新のハードウェアやゲームソフトが展示されており、ゲーム好きの開発者達がセッションの合間に集まって、ゲームを楽しんでいる姿を多く見かける。

 任天堂ブースは、ニンテンドー3DSの発売間近(日本では発売直後となる)だけに、ブース全体で3DSの試遊を行なった。Wiiはリモコンすら見えないという徹底振り。

 出展タイトルは、「ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D」と「新・光神話 パルテナの鏡」、の試遊台が多めに用意され、その他のタイトルも1台ずつ置かれていた。人気だったのは先述の2タイトルだが、ほかに3DS本体内蔵の「ARゲームズ」もプレイでき、常に人だかりができていた。

 SCEブースは、さすがにまだNGPは触らせてもらえず、ガラスケース内の展示のみ。他はプレイステーション 3タイトルの展示を行なわれ、立体視のデモも行なわれた(タイトルはなぜか「Mortal Kombat」)。

 昨年はPlayStation Moveの発表で盛り上がっていたが、今年もMove関連でユニークなアイテムが登場。「PlayStation Move Sharp Shooter」というアタッチメントで、モーションコントローラーを取り付けると、サブマシンガンのような大型のガンコントローラーになる。「KILLZONE 3」などをプレイでき、北米ではすでに発売されている。

 MicrosoftはExpoのフロアとは別に、South Hallの1階ロビーで試遊台を展開。今回はWindows版「Fable III」の3D Vision対応版が試遊できたほか、Kinectの体験コーナー、さらにはWindows phone 7の実機展示と、同社の幅広い取り組みが一通り紹介されていた。

■ サイバーステップやモーションポートレートなど日本の出展社も

 日本からの出展も、数は少ないながら存在する。今回は「ゲットアンプド」で知られるオンラインゲーム会社のサイバーステップ株式会社が出展していた。同社のオンラインゲームの紹介だろうと思っていたのだが、実際には「KDJ-ONE」というモバイルサイズのデジタルオーディオワークステーション(DAW)を展示していた。

 「KDJ-ONE」は、5インチのワイドVGA(800×480ドット)タッチパネルを搭載し、画面に触れてエディットもできるシンセサイザー/シーケンサー。Atom E640と512MBのメインメモリ、4GBのSSDを搭載し、OSにLinuxベースのMeeGoを採用。ネットブックをベースにしたDAWといった感じのもので、MicroSDやUSB外部ストレージが利用できる上、無線LAN接続も使用できる。オモチャっぽい外見に反して、かなり作りこまれたハードウェアになっている。

 ソフトウェア屋のはずのサイバーステップがなぜこれを作ったのか尋ねると、スタッフの趣味で作っていたものが非常に出来がよく、商品化を決めたという。会場ではゲーム会社のサウンド担当者が足を止めて説明を求める様子が多く見られた。発売は日本と北米で今夏の予定で、価格は6~7万円になる予定という。

 日本からの出展
 もう1つ日本からの出展となったのが、ミドルウェアを手がけるシリコンスタジオ株式会社。同社が「日本初の全部入りミドルウェア」と宣言する「OROCHI」のデモを行なったほか、DirectX 11に対応するグラフィックスエンジン「HOTEI」の紹介も行なった。

 また同社ブースを間借りする形で、モーションポートレート株式会社も出展。顔写真1枚から、さまざまな表情を作り出すというツールで、既に複数のゲームタイトルで採用実績がある。……といっても今回はそちらは紹介だけで、メインはiPhone向けのアプリケーションを紹介していた。

 同社は顔をテーマにしたアプリケーションをいくつも配信しており、中でも撮影した顔写真をゾンビにして動かす「ZombieBooth」は60万ダウンロードを超えるヒットとなった。さらに今回は新作アプリとして、顔写真を相撲取り風の顔に変える「SumoBooth」を出展。担当者は「時期が悪かった」と苦笑いだったが、こういった形のアプリで海外でも売り込んでいきたいと語った。

■ 「Xperia PLAY」や脳波センサーなど様々なデバイスが登場

 他にも会場を回っていて記者の目に付いたものをいくつかご紹介したい。まずは先日発表されたばかりのスマートフォン「Xperia PLAY」を、ソニー・エリクソンのブースで触れた。「Xperia PLAY」は、Android 2.3を搭載したスマートフォンで、本体をスライドさせるとプレイステーションでおなじみの○×△□ボタンや方向ボタンが現われる、ゲームプレイ向けの端末。

 会場ではゲームロフトの「アスファルト6: アドレナリン」が入った端末をプレイできた。普通のAndroidアプリであれば、液晶パネルの上に表示されるバーチャルパッドを使って操作するのだが、「Xperia PLAY」ではもちろんボタン操作が可能。感想はもう「普通に遊べます」としか言いようがないほどゲーム機に近い感覚。PSPに比べても軽量で薄く、それでいてこれだけの画質のゲームが動く(解像度だけならPSP以上)のは素直に嬉しいと感じた。今のところ日本での発売は未発表だが、もし発売されればゲームユーザーに注目される端末になるであろうことは、より強く確証を持った。

 もう1つ、記者が個人的にGDCに来るたび見ているブースが、NeuroSkyだ。頭に装着する「MindSet」という脳波センサーを販売している企業で、東京ゲームショウにも出展して注目を集めている。「MindSet」は集中力とリラックス度を測り、そのデータをBluetoothで転送する。センサーの価格は99ドルで、日本ではヘッドフォン一体型の製品が24,780円でオンライン販売されている。

 しかし本製品で重要なのはハードウェアでなく、ソフトウェアだ。出てきた脳波を使って何をするかは開発者次第で、毎年、各社が開発したソフトが紹介されている。今回面白かったのが、脳波を使ったインタラクティブムービー。見ている途中でメーターのようなものが表示された時に集中力やリラックス度が計測され、その結果によってシナリオが変化する。「PARANORMAL MYND EXORCISM」というホラームービーでは、神父となったプレーヤーが、何かにとりつかれた少女を助ける。集中力が十分ならば、家族全員を助けてハッピーエンドとなるが、足りなければ誰かが死ぬことになる。

 ゲーム開発者向けには、プレイ中の脳波をQAに生かす「Puzzlebox Jigsaw」という製品も用意されていた。これはゲーム機とモニターの間に挟むようにして使うハードウェアで、プレイ中の脳波とゲーム内容をシンクロさせて記録できる。開発元のPuzzleboxは、ゲームのほかにも広告制作などにも生かせるとしている。

 このほか、ゴルフなどのスポーツの適切なトレーニングをサポートする「The Brainwave Athlete Trainer」も出展。例えばパットの際、インパクトの前後で集中力とリラックス度がどうなっているかを計測する。理想的なのは、インパクトの瞬間に両方が上昇している「ゾーン状態」になっていることだ。元サッカー選手の北沢豪氏や、元プロ野球投手の村田兆治氏にもテストしてもらい、プロのアスリートが「ゾーン状態」を意識的に作り出す様子を確認しているという。日本で昨年12月からB-Bridge Internationalという会社がオンライン発売しており、独自形状のセンサーとPC向けソフトつきで38,010円。

 ハードウェアの値段もかなりこなれてきたので、そろそろコンシューマー向けのソフトウェアが増えてくることを期待したいところだ。


【GAME Watch,石田賀津男】


【関連記事】
「Game Developers Conference 2011」記事リンク集

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NGPは開発者たちのクリエイティビティーを刺激せずにはおかないハード【GDC 2011】

SONYの新型PSPであるNGPが気になるところ。
NGPは開発者たちのクリエイティビティーを刺激せずにはおかないハード【GDC 2011】
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写真:ファミ通.com
●『アンチャーテッド』やAR(拡張現実)など、ふんだんにデモを披露

 2011年2月28日~3月4日、アメリカ、サンフランシスコのモスコーニセンターにて、GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)2011が開催。世界中のゲームクリエイターによる、世界最大規模の技術交流カンファレンスの模様を、ファミ通.comでは総力リポートでお届けする。

 つい先日発表されたばかりのソニー・コンピュータエンタテインメントによる次世代携帯ゲーム機NGP。そのNGPの開発者へのお披露目といった趣きとなったセッションが、ソニー・コンピュータエンタテインメントアメリカのデヴィット・コームブス氏らにより2011年3月2日に行われた“Next Generation Portable Platform”だ。

  講演では、プレイステーション・ポータブル(PSP)やプレイステーション3との比較などを通して、NGPのマシンスペックが説明された。やはりもっともアピールされたのはNGPの新機能。NGPでは、ボタンに加えタッチパッドでの操作が可能になるが、「両方ともに利点がありますね」とコームブス氏。ボタンは画面を見なくても正確に反応するので、ターンやジャンプ、歩行などに向いており、タッチパッドは直感的に操作できるので、フィールドをナビゲートするといったことに向いている。それぞれの強みを活かしたゲーム開発ができるということだろう。NGPのタッチパッドはマルチタップで、インプットの強弱を認識できるのが大きな特徴。さらに背面タッチパッドは、画面の邪魔にならないぶん、眼に見える合図が必要とのことだ。タッチパネルに関しては、「手のサイズや左利き対応などが課題です」(コームブス氏)なのだそうだ。

 また、カメラは前面と背面に搭載。前面のカメラは“パッシブカメラ”、背面のカメラは“アクティブカメラ”と呼ばれており、“パッシブカメラ”はプレイヤーが自分で撮影した自分の顔写真をゲーム中で使用するといったことが可能。一方の“アクティブカメラ”はいま流行りのAR(拡張現実)的な使いかたができる。講演では、ソニー・コンピュータエンタテインメントのソフトウェア ソリューション デベロップメント デパートメントの堀川勉氏がARのデモを披露した。まずデモを見せてくれたのは、『フリフリ!サルゲッチュ』のパッケージをカメラで写すと、NGPのモニター上にピポサルが出現するというもの。さらに、床に置かれたポスターのようなものを背面のカメラで読み込ませると、スクリーン上に巨大な恐竜が出現。会場からは大きな歓声が湧いた。

 最後に行われたのは、フォスターシティスタジオのシニアスタッフプロデューサー、フランク・サイモン氏による『アンチャーテッド』のデモ。タッチパッドを叩いてキャラをジャンプさせたり……といったデモが披露された。さらには、視点を変えてのFPS(一人称視点シューティング)的な遊びかたや、スクラッチの容量でタッチパッドをこすると隠れていた紋章が浮き上がるといった遊びかたも紹介されており、NGPによりゲームプレイの幅が相当広がるとの印象だ。NGPのプレゼンは、開発者たちのクリエイティビティーを大いに刺激したのでは?

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