村井事件を手伝ったオウム信者の動き…写真・映像を検証する | 村井秀夫刺殺事件の真相を追って

村井秀夫刺殺事件の真相を追って

村井秀夫は何故殺されたのか?徐裕行とは何者なのか?
オウム真理教や在日闇社会の謎を追跡します。
当時のマスコミ・警察・司法の問題点も検証していきます。
(2018年7月6日、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚らの死刑執行。特別企画実施中。)



1995年5月2日、TBS『ザ・フレッシュ』が村井秀夫刺殺事件を分析し、「信者が逃げ場をさえぎる謎の動き?」と大胆報道をした。

本来村井をガードする信者のうち、2人が徐裕行の行動を手助けしたというものである。
『ザ・フレッシュ』の報道は正しいのだろうか?

そこで今回、事件発生時の信者の動きに注目し、映像を検証することにした。
残念ながら現在『ザ・フレッシュ』の映像を視聴する手段はない。
ただし、村井刺殺事件の映像はネット上に複数投稿されており、様々な角度から映し出された写真も残っている。

事件発生直前に村井を取り囲んでいた信者は5人。

ここで、村井を警護していた信者たちをA~Eに分け、信者の行動を検証してみた。

登場人物

信者A(緑色のチェックを着た眼鏡の信者)


信者B(Tシャツを着た痩せた信者)


信者C(青色のチェックを着た信者)


信者D(白いワイシャツを着たヒステリックな信者)


信者E(青いジャンパーを着た眼鏡の信者)


まず初めに、村井が徐裕行に刺殺されるまでの信者の動きを、収拾した写真を時系列的に並べ検証する。



徐裕行が村井の胸ぐらを掴み、左腕を刺す。

この時信者A信者B信者Cは徐の後ろに立っている。
信者Dだけは異変に気付き、即座に徐を食い止めようとしている。
信者Eは村井の背後に立っており、異変に気付いていない。



信者D、「何やってるんだこの野郎」と叫び、徐につかみかかる。
信者E、異変に反応する。



村井、徐を突き飛ばす。
徐裕行、必死の形相になる。
信者C、村井を守ろうとする。
信者B信者Cの後ろにくっつく。
信者E、混乱した様子で徐と村井の間に割り込む。



村井、左腕に違和感を感じる。
信者Dと信者Cが徐を村井から引き離す。
信者B信者Cの肩をつかむ。
信者E、混乱した様子で徐の方向へ体を向ける。

ここまで見ると、信者B信者Cの動きを妨害しているようにみえる。
しかし、ここから先は信者Bが積極的に徐の行動を助けているような写真は確認できない。
問題は信者Aの動きである。



信者A、村井の通路の前に現れ、そのまま肉薄する。



信者A右腕を壁までのばし、村井の逃げ道を塞ぐ。



村井、無意識に歩くのをやめ、左腕の違和感に気を取られる。



信者A信者Cに視線を向ける。



この時点で、信者Cと信者Dが徐につかみかかり、村井を必死に守ろうとしていることがわかる。
信者Cの肩をつかんでいた信者Bも、途中から徐の肩をつかんでいる。
信者Eも徐を妨害するような場所へ移動している。



信者A、突如信者Cにつかみかかる。
徐裕行が信者Cと信者Eの間に割り込む。



信者A信者Cに足をひっかける。
信者C、姿勢を崩す。
信者D、必死に徐を引き離す。
徐裕行、信者Dを振り切り刃物を構える。



村井秀夫、刺される。
信者A信者C動きを封じ込める。





信者D信者E、徐を村井から引き離す。




わき腹を刺され、建物へ駆け込む村井。
村井を守ろうとする信者C信者Aがさらにつかみかかる。


信者A信者C首を絞める。



徐裕行、建物から離れる。
信者E、徐の刃物に気付き大声で「刃物持ってる」と叫ぶ。



信者E、徐を追いかけ、現れた警官に事情を伝える。徐裕行逮捕。

信者B、倒れた村井を見て号泣する。
信者C、血まみれの村井を手当しようとする。
信者D、怒鳴り声で騒ぎ、村井に必死の祈りを捧げる。
上祐が信者多数とともに建物から出てくる。

10分後、救急車到着。村井救急車で運ばれ都立広尾病院へ移送される。上祐も同行。
信者Cも広尾病院へ向い、上祐の会見に立ち会う。


救急車で運ばれる村井。
この時信者A(中央下)の姿が映し出されるが、救急車に視線をほとんど向けず、心配した様子がない。




後日上祐の身辺警護をする信者A(左上)の姿が確認できる。


上の画像は当時の新聞記事やスポーツ紙、週刊誌、後日発行された書籍、映像を集めたものである。
一部モザイクがかけられたものもあるが、合成写真は一枚もない。

次に、下の映像を視聴し、上の画像の信者の動きを比較してほしい。










現在YouTubeで視聴できるものは3つ。
撮影された映像はこれが全てではない。当時、様々な角度から事件の模様が撮影され、テレビで放送されていたのだ。真相解明には更に映像を確認したいところである。


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