第四章:巨星逝く② | 村井秀夫刺殺事件の真相を追って

村井秀夫刺殺事件の真相を追って

村井秀夫は何故殺されたのか?徐裕行とは何者なのか?
オウム真理教や在日闇社会の謎を追跡します。
当時のマスコミ・警察・司法の問題点も検証していきます。
(2018年7月6日、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚らの死刑執行。特別企画実施中。)










男性信者「止めてください!」男性信者(青ジャージ)「止めてください!」

男性記者「血が出てるよ…?」





男性信者(青ジャージ)「アッ!刃物持ってる!!」





建物内へ落ち延びた村井は、最後の力を振り絞り、自分を刺した朝鮮人を睨みつけた。





激痛が走る。体が重くなる。目眩に襲われる。





意識が遠のく。呼吸が苦しくなる。足の力が抜ける。





…息ができない。





かつて自分が殺めた人たちの恐怖と絶望が、村井の心と体を蝕んでいく。






















































村井の顔はみるみる青くなり、傷口を押さえる気力が抜けた。瞳孔が開いていた。


「ぽた、ぽた、ぽた」


村井の体からどす黒い血のりが、滴りながら床の周りを汚していく。

警備のサマナたちが言った。


「お願いですから横になってください」


村井はドアの方へ仰向けになって倒れ込んだ。








血が一面に広がった。