第四章:巨星逝く | 村井秀夫刺殺事件の真相を追って

村井秀夫刺殺事件の真相を追って

村井秀夫は何故殺されたのか?徐裕行とは何者なのか?
オウム真理教や在日闇社会の謎を追跡します。
当時のマスコミ・警察・司法の問題点も検証していきます。
(2018年7月6日、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚らの死刑執行。特別企画実施中。)

1995年4月23日午後8時36分




女性「村井氏が…」男性記者「村井さん」





女性「えー、こちら東京総本部に到着しました…村井さん!!」





野次馬「ぎゃははははは!」女性「村井さん!クシティガルバ…部下の方がいて…」

村井「ええ」





女性「その件で今日はいらっしゃったのですか?」

村井「ええ…あの、急いで行かないと」





女性「あの方は、あの方は、やはり、村井さんの部下の方ですかァ?…あの方は村井さんの…」










男性「村井さん!何処へいらっしゃったんですか?」

男性「何処へいらっしゃったんですか村井さん?」





女性「村井さん、クシティガルバさんの居場所はご存知ですか?」





村井は取材陣に押しつぶされ、ビルの壁へもたれかかった。





群衆を避けるため地下階段を下りる村井。










女性2「村井さん何処から戻られたのでしょうか?」





やじうま「ハハハ…お帰んなさい!!」










「がちゃ、がたがた」

山路「?」





山路「……」





村井が地上へ戻ってくる足音が聞こえてきた。





村井「…開いてない」





男性レポーター「どこからいらっしゃったんですか?」

男性記者「村井さん!」女性「村井さん!」





男性記者「村井さん!」女性記者「村井さん…」

「お話はされました?」





「あの方は」村井「ちょっと待って、早く入らないといけない」

村井「あっ、そうですよ、彼は私の部下です」女性「部下ですか」

村井「ハイ」女性「あ、そうですか」





村井「ちょっと通してよ…大丈夫ですか?」




















村井「危ない」

男性記者「村井さん」





オウム信者「ちょっとスンマセン」「通してください!通してください」





オウム信者「やめてください」





信者「やめでください!!」「やめてください」





女性「村井さん」













ドスッ









男性信者「オイ何やってんだコノヤロー!!!!!オルアァァ!!!!!!」

























村井は抵抗し、徐の体を振り払う。

胸の刺し傷が浅過ぎた。あまりの焦燥感に、朝鮮人の表情が引きつった。





村井が入口へ向かうと、だれかが腕を伸ばして逃げ道をさえぎった。





何が起きているのか状況がわからない。左腕の違和感に気が逸れていた。










村井(血が出てる…?)





村井が立ち止まっている隙を見ると、進路をさえぎった眼鏡の男が警護の信者につかみかかった。





眼鏡の男は、信者を引き離そうと右足をかけ、わずかな隙間を作った。

朝鮮人は歯を食いしばると両脇の信者の力に逆らい、姿勢を立て直そうとした。





朝鮮人は牛刀を水平に構え、即座に村井の下腹部を狙った。そして次の瞬間