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新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、という事情です。
これに関しては残念だけど仕方ない、とは思います。
ただ、満員電車のように“人が濃厚に接触する”ライブというのは、お客さんが目いっぱい入っているオールスタンディング形式のライブくらいしかありません。
そういえば昔のパンクのライブだと、バンドも観客も唾を吐き掛け合うなんていう恐ろしい流儀もありましたが…。
とにかく今、多くの音楽や演劇などの予定が中止になっています。
また言いますが、それはこの状況では仕方ない、とは思うのです。
ただ、それならそれで今はみんなで何はともあれ新型コロナウイルスの感染を徹底的に防止しようよ!
という一貫性があってほしいと感じてしまいます。
相変わらず多くの方々が満員電車で会社に行かれる。
休日にはパチンコ屋に行かれる方もいるでしょう。
私もエンターテインメント業界に生息している一員として、エンターテインメント業界にあふれる「俺らスケープゴート感あるよな」という感想には、それなりの共感を持たざるを得ない、というのが正直なところです。
それはともかく一緒に演奏するはずだったミュージシャンたちもスケジュールが空いているわけですから、急遽私のスタジオに集まってYouTubeでライブを生配信することにしました。
とはいえ、私のスタジオはレコーディングのためのスタジオなので、そんな大人数が入って一斉に演奏することもないし、ましてやそれを撮影して配信するシステムなんてありません。
まずはスタジオのいらない機材を外に運び出したり、必要な機材を借りてきたりしながらドタバタと準備をしました。
そして映像関係の友人に話をしたところ、彼らも新型コロナウイルスの影響でイベントが中止になったということで、助けに来てくれることになったのです。
その結果、2月29日の夜9時から慌ただしく生で配信したライブは、おかげさまで納得のいくクオリティのものになり、われわれの想像以上に多くの方々に喜んでいただけました。
(緊急生配信ライブ『幻奏夜SPECIAL』はアーカイブが残っていますのでよかったら観てください)
ただ、私は今回こういう選択をしましたが、違う選択をした音楽家や舞台人に対して、その選択を尊重してあげてほしいなあ、という気持ちもあります。
パチンコも映画館も良いけどライブはダメ、そして損害は自己負担で、といわれるのはやはり皆が納得がいく話ではないと思うのです。
■織田哲郎(おだ・てつろう) シンガーソングライター、作曲家、プロデューサー。
1958年3月11日生まれ。
東京都出身。現在「オダテツ3分トーキング」をYouTubeで配信中(毎週土曜日更新)。
5月2日(土)には横浜のモーション・ブルー・ヨコハマで「Acoustic Night」を開催する。
詳しくは公式サイトt-oda.jpへ。
コロナで中止多いよね
でも私この人知らないから
どうでも良いや
でもさぁ
満員電車は仕方ないよね
会社が全部一斉に休みになったら
流通麻痺で餓死者が出たら誰が責任とるの?
パチンコ店も全部ではないけど
一部の地域でお休みにしてる店舗あるし
自粛してるアーティストは
あなただけではないよ

