🌸 今までとこれから 〜選択の積み重ねがつくる人生〜

最近、少し立ち止まって、自分のこれまでの歩みを振り返る時間を持ちました。

大学へ進学し、就職し、結婚し、子どもを育てながら仕事を続けてきた日々。
振り返ると、私はずっと「誰かのために」動き続けていたように思います。
家族のため、クライアントのため、生徒のため、スタッフのため…。
もちろん、それは私にとって大切な時間でした。
でも、いつの間にか「自分のこと」はどこか後回しになっていたのかもしれません。

 


■ フィットネスとの出会い、そしてピラティスへ

1990年、私はフィットネスの世界に入りました。
それまでは、運動といえばクラブ活動のような、「目的のためにしんどいことを頑張るもの」というイメージが強く、自分にとって運動は義務に近いものでした。

でもフィットネスに出会ったとき、
**「運動の過程そのものを楽しむ」**という考え方に出会い、心がふっと軽くなったのを覚えています。
努力も必要だけれど、そのプロセスに喜びがある――そんな価値観に惹かれ、この仕事を選びました。

当初、ピラティスもその延長にあるものだと感じていました。
でも、学びを深めるうちに、そこにはまったく違う魅力があることに気づき始めました。

ピラティスは、ただ身体を鍛えるものではなく、
**「自分の考え方をもっと楽にしてくれるもの」**だと感じるようになったのです。
目的に向けて無理をするのではなく、
そのプロセスの中で、どう自分と向き合い、どうその出来事を捉えていくのか――
目的そのものを見つめ直す視点まで、私に与えてくれました。

それはまるで、「視点を変えるエクササイズ」。
自分の内側の感覚や思考を見つめる、深くて繊細な時間でもありました。

ピラティスをしているとき、私は“言葉ではうまく語れない何か”を通して、自分を表現しているような気がします。
身体の反応を、心でどう受け取るか。
そんな対話を重ねるような、不思議で豊かな体験。

ピラティスは、今の私にとって、なくてはならない存在であり、
生き方そのものをやさしく支えてくれる、大切なパートナーです。

 


▷ そして、2025年という節目に

今年、末子が大学を卒業し、子育てはひと区切り。
長年続けてきた仕事も整理し、スタジオの運営も少しずつスタッフへと委ねながら、
私はようやく、自分の人生と向き合う時間を持ち始めました。

最近、自分のために小さな選択をしました。
それは、これまでずっと後回しにしてきた“自分の気持ち”に寄り添うような選択です。
ほんの少しのことですが、私にとっては新しい一歩でした。

これからの私は、
「誰かのために」という想いも大切にしながら、
「自分自身を大切にする」ことにも、少しずつ心を開いていきたいと思っています。


▷ 選択を振り返るということ

私たちは日々、さまざまな選択をしています。
その一つひとつが、今の自分をつくっていると感じます。

忙しい日常のなかで、自分の過去を振り返ることはなかなかありませんが、
ときどき立ち止まり、「どんな選択をしてきたのか」を見つめてみると、
自分自身が歩んできた道のりが、少しずつ愛おしく思えてきます。

 


これからも私は、
ピラティスを通して人と出会い、学びを深め、
そして、自分らしい人生を、ゆっくり味わいながら歩いていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。