友人が昆明にやって来た時、困るのがホテル。




上海など主要都市に比べて、昆明のホテルは設備もデザインもサービスもダメダメです




唯一「翠湖賓館」が抜群に高いレベルなのですが、ここはちょっと高い…。




そんななか、数ヶ月前にオープンしたのが「金鷹サミットホテル」




サミットホテルのロビー。




雲南・昆明に住む日本人の「2級都市」記録-金鷹ホテルロビー









サービスレベルは最高級とは言えませんが、デザインはシンプルで落ち着いており、日本人向け。室内はほぼ完ぺきといっていいほどキチンとデザインされ、施工もばっちり。




サミットホテルの客室内。


雲南・昆明に住む日本人の「2級都市」記録-金鷹ホテル室内




街中にあって交通の便がよい上、価格は現状のところ500~600元台と、翠湖賓館の半分以下。昆明にお越しの際にはおススメのホテルです。

先日、雲南大学や雲南師範大学などで国際的ホテルインテリアデザイナー、深津泰彦氏の講演が行われました。

深津泰彦氏
深津氏

雲南師範大学では日本語科の学生が、雲南大学では日本語科に加えてデザイン科の学生が対象でした。

師範大学の講演風景
師範大学での講義


日本語科の学生に対しては、日中のセンスの違いにから生じる衝突を例に、中国のデザイン業務の大変さと面白さを分かりやすく説明されました。

たとえば、色を使った面白いたとえ話がありました。

中国人は「金色」が好き。一方日本人は「銀色」が好き。
そのような嗜好の違いから生じる矛盾を、デザイナーはどう解決するのか。

優れたデザイナーは、両者が共に納得する色、たとえば「シャンペンの色」を提案するのです。

雲南大学デザイン科での講演風景。満席。

雲南大学デザイン科での講義


デザイン科学生対象の講演では、学生のみならず地元のインテリアデザイナーが前の席に陣取り、睨みつけるように聴講。

講演後はデザイナーたちが握手を求めてきたほか、学生たちが群がり、深津氏のパソコンに入っているプレゼン資料をせがむ光景が見られました。
深津氏は気前よく学生たちにコピーさせていました。

講演を終えてお疲れの深津氏(右)
お疲れの深津氏(右)

『m. style(創意)』という雑誌をめくっていたら、すごく面白い建築パース画像がありました。

重慶で建築中の「城市森林」。

重慶城市森林1


重慶は、割と真面目に都市計画を考えている街で、その中に「森林都市」というコンセプトがあります。だからこのビルも、樹木をたくさん配置していると思われます。


デザインしたのはmadという中国の建築集団。馬岩松氏がリーダーで、日本人でも早野洋介氏がいます。


山水画的なテイストもやや入っている。

重慶城市森林2


感心するのは、デザイン力もさることながら、このような提案をクライアントに「YES!」と言わせる説得力です。

ビッキー・チャウ(趙薇)も空港で必ず買うという『ブログ・ウィークリー』
ブログで面白かった記事を週単位でまとめた雑誌です。

『ブログ・ウィークリー』
ブログ・ウィークリー1

デジタル情報をアナログ情報にするのは、現在でも依然としてアリでしょう。
その割には、日本ではこのような雑誌は見かけません(あるのかな?)。

編集がイマイチなので、少なくとも私には面白くないのですが、今週号を見たらすでに創刊して3年が経ったと書いてありました。
中国の読者にとっては面白い編集のようです。

創刊三年の『ブログ・ウィークリー』
ブログ・ウィークリー2

日本のブログでも、既存の雑誌にはない情報があふれています。
こんな雑誌、日本で作ればそれなりに売れると思うんですが。
ネット上に、誰かが私の原稿の翻訳を載せているのに気付きました。

「百度」が提供している、2ちゃんねるのような感じのサービス、「てぃえば」。
そのなかに「メイド」というカテゴリがあって、そこに掲載されたものです。

http://tieba.baidu.com/p/1252449171

反響は超薄いですが、ちょっと嬉しかったです…。