昆明のタクシーは、まるで素人みたいな運転手が多いのですが、昨日乗ったタクシーは一味違いました。

一般的に昆明のタクシー運転手は、

1.まず運転が荒い。

2.そして道を知らない。
(大きな道しか把握していないから、ぐるっと迂回して行く傾向があるのと同時に、渋滞に巻き込まれやすいです。それを避けるには、客が細かく指示をする必要があります)

3.さらに小銭を持っていない。
(以前など、タクシーに乗ってから私が「100元札しかないけど」と言うと、「じゃあ、どこかの店で水とか買ってお金をくずして」と運転手が言うので、「嫌だよ。中国銀行でくずしてもらえば?」と言うと、仕方ないといった面持ちでスーパーのところで停車し、カップめんを買って小銭に換えていました)

昆明のタクシーは水色。

タクシー


しかし昨日のタクシーは違いました。

行き先を言うと、迷わず最短距離で走っていきます。

運転も直線ではスムーズに加速、曲がり角ではスムーズに減速。前方に人が歩いていて邪魔なときも減速して、軽くクラクション。

到着して金を払う時も、スマートでした。

1メーターの場合10.5元なので、11元渡すと、普通の運転手だとおつりを出さなかったり、ごそごそとお金を探すところですが、彼の場合はちゃんと用意されており、さっとお釣りの5角を差し出しました。

この運転手のおかげで、すごい気持ちの良い1日になったわけですが、これって日本では当たり前のことですね…。
去年仕事で行ったところですが、大理にある「双廊」は最高でした。

双廊で湖の「耳海」、山の「蒼山」を一望。

双廊1


旅行で大理といえば、行くのは大体「古城」であって、双廊に行く人はあまりいないはず。
でも山、湖、青空、白い雲を満喫するなら、大理ではここが一番じゃないでしょうか。

大理は雲がとてもきれい。

双廊2


ここには舞踏家として国際的に有名なヤン・リーピンの別荘兼ホテルがあります。

宿泊費は人に出してもらったので詳しいことは分かりませんが、一泊3000元くらいするらしいです。
またヤン・リーピンの妹が経営している「Fan's Hotel」もあります。このホテルはヤン・リーピンのファン向けに作られたところ。

ヤン・リーピンの別荘兼ホテル。

ヤンリーピン別荘


また噂だから本当かどうか分かりませんが、歌姫のフェイ・ウォンもここに別荘を買ったそうです。

ヤン・リーピンの別荘は湖に面しています。

ヤンリーピン別荘2


このときは超リフレッシュしました。

ヤンリーピン別荘3


喫茶店に貼ってあったライブのポスターをふと見たら、張佺の名前が

かつて『ミュージック・マガジン』でも紹介したことがありますが、「野孩子」という有名なバンドを率いていた人で、現在は雲南の観光地、麗江だか大理に暮しています。

2年前に昆明の小さなハコでライブをしたときの風景。

ちょうせん


音楽はどんどんシンプルかつ素朴になっていて、たまに下界に降りてきてライブをする生活。
CDも手作りで作ったりしていて、自主的に主流から遠ざかっているようにも見えます。


でもポスターでは、ちゃんとミュージシャンの中でトップに名前が連ねてありました。やっぱりリスペクトされているんだなとちょっと嬉しい気分。

ちなみにこのポスターは、ライブの告知でなく「第1回雲南文化創意週間」というイベントの告知でした。

第1回雲南文化創意週間の中の「音楽祭」を告知するポスター。

創意週間ポスター


雲南省文化庁などが主催で、10月22日から26日まで、文化にまつわるイベントが色々行われるそうです。

ネットでニュースになっていたので、一応行ってきました。

高級デパート「金鷹」B館の7階にある「愛斯特麗」というメイド・レストランです。

週末の夜7時だったこともあって、次から次へと客が来ます。
1時間経っても行列がなくなることがありませんでした。
どうやらお店の狙いが大当たりしたようです。

ラグジュアリーな椅子やピンクの照明など、内装がどこか「おフランス」っぽい雰囲気で、出てくる料理は洋食。

メイドレストラン


メイドカフェというよりは、東京にあるファミレス「アンナ・ミラーズ」に近い感じ。
料理は、うまくはないがまずくもないと言ったところ。でも割と良心的な価格です。

メイドレストランの食事


びっくりしたのは、ニュース画像に写っているメイドと実際のメイドの落差でした。

正直なところ、メイド服が似合わない子ばっかり。どうやら初日はモデルを雇ったようです…。

メイドレストランのメイド

いずれにせよ、日本でやっても受けそうな業態に思えました。
ちなみに、客が帰るときのあいさつは「行ってらっしゃいませ」ではなく「ありがとうございました」という日本語でした。

雲南大学(本部)と雲南師範大学(本部)は、一二一大街を挟んで隣り合うように立地しています。
一二一大街が交通量の多い広い道であるため、師範大学に行くには歩道橋を渡る必要があります。
だから雲南大学側に住んでいる人にとっては、師範大学のほうに行くのはちょっと面倒くさくなります。

そのため私も、師範大学の隣にある「レインボー・コーヒー」に行くことはほとんどありません。
せいぜい、隣にある新華書店(教科書が充実)に行ったついでに立ち寄るぐらいです。

間口の広いレインボー・コーヒー。
$雲南・昆明に住む日本人の「2級都市」記録-レインボー・コーヒー

この喫茶店のいいところは、面積が広く、天井も高いところ。ゆったりしています。
アメリカン・コーヒーも10元と安い。味はイマイチだけど、まずいわけではありません。
wifiがあるのもいいですね。

悪いところは、音楽が流れていないこと(が非常に多い)。
店員がド素人なこと。接客経験のない人がやっているのがミエミエです。
客が少なすぎること。
立地自体、師範大学の学生はコーヒーなんて飲まないし、誰をターゲットにしているのか分かりません。
規模に見合った利益が出ていなさそうで、他人事ながらいつつぶれるのかとヒヤヒヤします。

総じて言えば、「経営努力をしていない感」がオーラのように店を包んでしまっています。
もしこれが小ぢんまりした店だったら、そんなオーラがいい具合に転ぶ可能性もあるでしょう。
でもここは大きな店なので、負のオーラになってしまっています。

ただし、ポツンと目立たないところに貼ってあったエルビスのポスターにはグッと来てしまいました。
反体制の代名詞であるロックンロール。にもかかわらず軍隊に入隊してしまったエルビスの天真爛漫さがいとおしい。

軍隊時代のエルビスもかっこいい。
$雲南・昆明に住む日本人の「2級都市」記録-エルビスのポスター

Elvis/Elvis Presley

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