関菜々巳(イモコ コネリアーノ)がイタリア上陸 | 福永英樹ブログ

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 眞鍋JAPANがパリ五輪を戦ってから20日ほど経ちましたが、セッター関菜々巳(25歳・170cm)が早くも移籍先イモコ・コネリアーノ(セリエA・4連覇)があるイタリアへ上陸しました!(本人及びテレビ局のSNSより)


 『えっ、もう?!』と思われた方もいるでしょうが、これでも関はビザの関係でチーム合流が遅れた方で、ポーランド(五輪6位)のウォラシュ(主将・セッター)・とルカシク(新加入・サイド)や、ブラジル(五輪3位)のガビは既にチームの公開練習イベントに参加しています(イモコインスタグラムより) この間関は春のNTC合宿中に東京赤羽で自動車教習所に通って運転免許を取得し、尚且つ英語とイタリア語の勉強に励んでいたとのことです。海外参戦の先輩石川真佑や同じ立場の福留慧美(セリエAミラノ)が近くにいて心強いとはいえ、なかなか大変だったのではと想像しています。ただそんな困難を越えるくらい、彼女にとってイタリアリーグ参戦は魅力に溢れたものだったのでしょう。早速『先輩セッターのウォラシュがどのようなトレーニングを積んでいるのか知りたい』という意欲に満ちたコメントを発しています。また現地自宅における日本食調理のために、あらかじめ実家で調理の訓練をしてきたそうです。


 さてイモコチームの陣容ですが、何といってもパリ五輪金メダル獲得に貢献した若い両ミドル(ファールとルビアン)が、攻撃の中心になることが予想されます。つまり関が得意な速攻へのトスがより必要とされるわけです。ただ昨季までのデータを見ると、若いオポジットのハーク(195cm・スウェーデン人)の得点力がリーグ中でも突出していますので、彼女を加えた3人が攻撃の主軸となりそうです。サイド陣にも若いルカシク(ポーランド代表)が新加入しましたが、五輪準々決勝アメリカ戦で彼女のレセプションが崩されて敗退したように、これを克服しないとガビと中国(五輪5位)シュテイの両レフトに食い込むのはなかなか大変です。それでも今回のセッターを見ても年齢的にこのチームは新旧交代のタイミングだと思われ、五輪を終えたばかりのデジェンナーロ(リベロ・37歳・金メダル)・ガビ(30歳・銅メダル)・シュテイ(29歳・5位)・ウォラシュ(34歳・6位)がこの先も長く続けるとは考えにくいです。つまりリーグ終盤には関が金メダルミドル、ハーク、ルカシクと共にチームの主軸を担う将来デザインが見えてくるはずで、これこそがオーナー・GM・サンタレッヒ監督の未来へ向けたビジョンだと思われます。当面のスケジュールは次のとおりです。


・9/28日本時間25時 スーパーカップ

・10/6日本時間24時 セリエA開幕戦 


 パリ五輪のテレビ生観戦と同様に深夜ですから、ゆるゆると結果や動画を視ていくしかありません。皆さんも体調を崩さない程度に応援しましょう(笑)