またもやフルセット負け(VNL・ブラジル戦) | 福永英樹ブログ

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 眞鍋JAPANのVNL第5戦はブラジルとの対戦でしたが、フルセットの熱戦の末に力尽き惜敗しました。


2‐3(26‐24、24‐26、25‐19、20‐25、11‐15)

 

■日本代表・先発オーダー 

林 荒木 石川

古賀 山田 岩崎

L小島・福留


■日本代表・セットごとの出場選手

岩崎■■■■■

林 ■■■■■

古賀■■■■■

石川■■■■■

関 ーーーー□

渡邉□■■■■

山田■ーー□ー

宮部□□■■■

黒後□ー□□□

荒木■■ー□□


■日本代表・主な個人得点数

古賀29、石川22、林16、宮部6、荒木6、黒後2、山田1、渡邉1


■戦評・感想

 第1セットは、渡邉に替わってミドルのスタメンに入った荒木の速攻とブロックで序盤先行します。古賀も石川も好調で先に12点に達しますが、ミドルが決まらなくなり16点で追い付かれてしまいます。日本のミスや五輪予選の時はいなかったアナクリスティーナの高い打点からのスパイクで逆転されますが、古賀の闘志あふれる連続スパイクで再び競り合いになります。最後はジュースから石川の連続得点で日本がセットを先取します。第2セットはレセプションが連続で乱れて序盤先行を許しますが、林のライト攻撃ですぐに追い付きます。痛いローテーションミスにもめげず石川が踏ん張りますが、力を蓄えていたガビが20点から躍動し始めます。それでも古賀と宮部の連続ブロックで追い付きますが、最後はガビのスパイクでこのセットを取り返されます。第3セットはブロックの高い宮部を荒木に替わって先発させて相手のスパイクミスを誘います。宮部はサーブも良く日本が序盤先行します。目の色が変わった古賀のスパイクで点差を広げ、石川もかつてないほど安定したプレーでチームを勢いづけます。終盤ブラジルに少し追い上げられますが、最後は古賀のサーブでこのセットを日本が取ります。第4セットも宮部がブロックで相手にプレッシャーをかけますが、ブラジルのタイーザとキャロルがそれ以上の高さで応戦してきます。ガビと古賀の打ち合いになりますが、次第にブラジルのブロックで日本の攻撃が封じられます。終盤はガビの猛攻もありフルセットに持ち込まれます。第5セットはタイーザの連続得点と、石川がブロックされ序盤から先行を許します。セッターを関に替えて反撃を図りますが、古賀と石川のスパイクに前半の威力がなく追い付けませんでした。


 フルセットにはなったものの、数字が表すとおりミドルの得点が試合前半から極端に少なく、それが最後に両レフトが息切れした遠因になってしまいました。その中でもミドル4番手と見られていた宮部が勝負強さを発揮したことが救いでした。あとはリリーフサーバーに黒後ばかりを起用し、関や和田といったサーブの良い選手を使わなかったことに疑問を感じました。それでもフルセットに持ち込んだことで下がったポイント数は僅か1.84ですから、次の試合では頭と心を切り替えて奮起してほしいものです。五輪出場権はカナダとオランダの勝敗次第の部分があることも確かですが、目の前の1勝に全力でチャレンジしましょう!