なかなか現れないパリ五輪へ向けた新星(眞鍋JAPAN) | 福永英樹ブログ

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 来年の夏はいよいよパリ五輪が開催されますが、眞鍋JAPANはその前のVNL(5/14~)で世界ランキングを少しでも上位につけて出場権を獲得しなければなりません。6/11からの最終週は関菜々巳選手や佐藤淑乃選手の地元である千葉県が会場になりますが、この大会直後のランキングで出場国(他会場との時差あり)が出揃うことになります。今秋のワールドカップ(五輪予選)では世界ランキング1・3位の強豪国を相手にかなりの善戦をしていますので大いに期待がかかりますが、課題や弱点を補えそうな新星の登場もやはり望まれるところです。


 10月からスタートしたVリーグ2023/24シーズンですが、残念ながら技術別個人成績のベスト15を見ても全体的に日本人選手は低調で、新たに台頭してきた若手も見当たらず、外国人選手にほぼ占拠されている状況です。まあ今年のVNLやワールドカップで一定の実績を残した選手は眞鍋さんの計算内に入っているとは思いますが、世界の強豪たちも五輪へ向けてますますレベルアップを図ってくるに違いなく、日本は特にアウトサイドヒッターとミドルブロッカーの強化が必須です。こうなると今年の各カテゴリーの国際大会で活躍した選手に期待するしかありません。


 ミドルはVNLで大活躍するも足首を負傷し、ようやくリハビリを終えて試合に出るようになった久光の荒木彩花に期待しています。やはり山田二千華と彼女の184cmコンビが今の日本代表では最強であり、二人のリザーブとしてスピード 技術 経験のある渡邉彩か、だいぶミドルらしくなってきた宮部愛梨のいずれかを選ぶのが理想だからです。他にもし候補をあげるとしたら、アジア大会に出場した久光の平山くらいだと思います。

 サイドは今季見事に復活した久光の長岡がまた無理(ワールドカップ欠場)なようなら、ユニバでポイントゲッターとして活躍し、インカレ優勝の原動力となった筑波大(NEC内定)の佐藤淑乃に期待しています。次にU21でパワーと得点力の高さを見せつけた岡山の佐伯亜魅加と、U19で桁違いのポテンシャルを発揮した共栄学園高校の秋本美空でしょうか。JTの西川は相変わらず大事な場面では田中にスタメンの座を譲る有様ですし、日立の長内・オクム大庭やデンソーの中元も上位チーム相手になると途端に決定率が下がります。また東海大(JT内定)の宮部妹もレセプションができませんので、当面眞鍋JAPANのメンバーに食い込むことは無理でしょう。セッターとリベロについても、関 松井 福留 西村を越えそうな選手は見当たりませんでした。


S 関、松井

L 福留か西村

MB 山田、荒木、渡邉か宮部

OH 古賀、井上、林、石川、和田、佐藤か佐伯か秋本か長岡