皇后杯女王に実力差を見せつけられる(NEC戦) | 福永英樹ブログ

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 東レアローズ女子のVリーグ2023/24シーズン・レギュラーラウンド第10戦はNECとの対戦でしたが、実力差を見せつけられストレート負けしました。


0‐3(10‐25、16‐25、20‐25)

 

■東レ・先発オーダー

ヌワカロール 大崎 西川

深澤 タナパン 関

L中島


■東レ・セットごとの出場選手

タナハン■■■

関 ■■■

吉野□■■

真鍋ー□□

大崎■■■

西川■ーー

深澤■ーー

ヌワカ  ■■■

古川ー□□

谷島□■■


■東レ・主な個人得点数

ヌワカロール19、大崎9、タナパン5、谷島3、吉野3

■戦評・感想

 第1セットはスタートからブロック抜群の古賀がヌワカロールのスパイクをタッチして切り返され、どんどんペースに乗られます。皇后杯優勝ですっかりリズムに乗ったNECのブロックシステムと安定したディフェンスに翻弄され、大差でこのセットを先取されます。第2セットは元気者の新人谷島が先発して連続得点し、ようやく試合らしくなります。しかし明らかな戦力の差はいかんともし難く、徐々にミスが出てまた点差をつけられます。二枚替えも効果が出ず、このセットも連取されます。第3セットは両ミドルを中心としたブロックと谷島のガッツで中盤まで接戦になります。しかし山田のサーブで連続ブレイクされ、関もヌワカロールへのバックロートスをミスします。終盤は関の配球にヌワカロールが応えて粘りますが、最後は組織力(古賀がインタビューで言及)の差が出てストレート負けとなりました。 


 皇后杯でJTドルーズと久光長岡を潰した古賀のブロックが今日も冴えに冴えたとはいえ、東レのレセプションも以前に比べたらまあまあで、関もまんべんなく配球できていましたた。それでも得点に繋がらなかったのは、相手のブロック&ディグが抜群だったこともありますが、ヌワカロール以外のサイドが弱いからに他なりません。期待の西川と深澤が、第1セット途中でベンチへ退いたことがそれを示しています(二人とも無得点) 両ミドルのブロックと速攻は悪くありませんでした。ただやはり昨年までの東レの持ち味はサーブでしたから、それが無くなるとミドル1人以外はすべて代表メンバー(外国人含め)であるNEC(攻め手が多い)には到底かないません。ただ関はもちろんのこと、大崎 谷島 タナパンの目が死んでなかったことが救いでした。明らかに強者に対する反骨精神が現れており、それがセットが進むにつれて点差を縮めた要因となりました。あとはやはり日本人サイドの踏ん張りですね。吉野のディフェンスは確かに安定していますが、残念ながら膝が万全でないため往年の攻撃力はありません。今日もフェイントばかりでした。つまり皆様もご承知のとおり、西川と深澤が踏ん張るしかないわけです。後輩の谷島のガッツを見習って欲しいです。さて明日のデンソー戦は順位に直結しますので、今日の第3セットの姿勢を続けて欲しいですね!