誰も室町時代まで繋げなかった鎌倉殿の13人 | 福永英樹ブログ

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 NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人を毎週楽しく視聴していますが、このメンバーって、誰一人室町時代まで家を繋げなかったんですね。織田信長の重臣たちもそのほとんどが徳川家康の時代には滅んでいますが、僅かに丹羽氏・前田氏・池田氏は残っていました。

 

・北条時政 執権

・北条義時 執権

・比企能員 二代頼家の側近

・三浦義澄 義時親友の父

・梶原景時 源義経を失脚させる

・和田義盛 最有力の後家人

・大江広元 政務の要

・三善康信

・安達盛長 頼朝の最側近

・足立遠元

・二階堂行政

・中原親能

・八田知家

 

 後醍醐天皇や足利尊氏による新政で執権北条氏と共に滅亡した家もありますが、彼らのほとんどが北条氏との闘争に敗れて葬れているんですね。まあ源氏による鎌倉幕府はたった三代で、あとは北条氏が実質的な天下人だったわけですから、こうなることは当然の成り行きだったのでしょう。日曜日の放送で戦死した北条宗時(義時の兄)が奇しくも遺言していましたが、源氏という存在は、関東の侍たちが貴族に代わって揺るぎ無い地位を築くための単なる象徴だったわけです。