穴子 | ☆ 占い師・画家…人間のようなもの ☆

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画家・伝説の魔術師☆ 相馬 英樹 の愉快な毎日♪

苫小牧の釣り人は、何故かマアナゴ釣りのことをハモ釣りと言います。


とんでもないやつらです。


苫小牧ではマアナゴもハモも釣れます。


苫小牧じゃなくても特に太平洋沿岸では普通に良く釣れます。


マアナゴとハモは、顔が全く違います。


ハモといえば京料理で天婦羅なんかに使用される高級食材、マアナゴよりかなり嘴が長く尖ったイメージで全くの別物です。


なのに苫小牧の釣り人ときたらどう言う訳か


マアナゴのこともハモのこともハモと言います。


なんなんですかね?


私が釣った過去最大のハモ(マアナゴ)は2021年の122センチで、その日は他に80センチ台のハモ(マアナゴ)が2匹釣れました。


深夜の2時を回った頃の時間帯です。


大物が釣れるところを80センチ位のちっちゃなアナゴを釣って喜んでいる未熟者達に自慢気に見せつけてマウントを取ってやりたかったのですが、誰一人いません。


逃すまいと、フガフガと荒い鼻息を鳴らしながら、一人でタモを入れるしかありません。


仕掛けは編込みワイヤーと天秤を使用した2メーターの自作遊動式仕掛けで、針は14号のカレイ針に4号のブラックハリス、ロッドはシマノのサーフリーダー・リールはワゴンセールで1000円ぐらいで買ったオクマの3000番というトンチンカンなタックルです。

どうしても誰かに自慢したかったので、メーター超えのマアナゴを釣り好きの知人に見せると、

ずいぶん大きなハモだね。

と言われたので

なんでこれがハモなのよ、マアナゴよ。

と言うと、ハモだハモハモ。

と言われました。

バカなんですかね?

な〜んてグダグダ不毛な議論をしても仕方がないのです。

ふふぅ〜んと鼻歌を歌いながら、マアナゴでハモの天婦羅を揚げてやりました。



おしまい。