先日或る掲示板サイトで、
諸外国と日本との
文化の違いについて
議論が繰り広げられているのを
見た。
礼節や常識の違いだったり
或いは
食べ物の違いだったり
思っても居ないのに
建て前を言うな、だの
鯨を喰うのは日本の文化 だの
犬猫を喰うのは
鬼畜の極み だのと
様々な違いについて
人と人が激しくぶつかり合い
語り合っていた。
或るとき
これも掲示板サイトで
同性愛者に対して
異性愛者が
親の仇でも取るかのように
罵倒の言葉を
投げかけて居るのを見た。
掲示板サイトで
良く見掛ける
人と人との意見の相違による
小競り合い。
日常の中でも
そういう事は
常に行われていて
社会生活をして居る限り
何らかの形で
それに携わって居るものだ。
同じ家庭の中でさえ
価値観の相違は存在する。
無論、
私の家庭も例外ではない。
こんな事で怒るほうが
どうかしているのではないかと
思うような
僕にとっては
本当に他愛ない様な事でも
家の者にとっては
許し難いらしく
突然、空気が凍りついたり
大目玉を喰らったり
そういう事は
人と人が共存している以上
良くある事なのだ。
何故このように、人と人は
互いに認め合い愛し合うという
理想的な現象を導き出すことが
苦手なのか…
それは私にも言える事だ。
自分が陰口を叩かれれば
当然、面白くはない。
身を以って
そうと知って居ながら
その場を面白く盛り立てる為に
誰かを槍玉に挙げて
陰口を叩いている場面に
同調してしまうことが
ごくたまにある。
内輪での陰口は、風の噂と成り
本人の耳に入る場合が多い
風の噂は因果なもので
人から人へと伝承され
本人の耳に届くまでの間に
枝や葉が生い茂ったり、
限りない広がりを
齎してしまう事がある。
時に客観的に
時として主観的に
そういった現象を見ていると
人と人とは
似通った風土の中に
共存する者同士でさえ
価値観や思考回路の違いにより
互いに否定し合い
傷つけ合ってしまう
性質を持つ存在である
と言うことが、
容易に認識出来る。
そう言った存在である事を
いちいち嘆いた所で
誰にも、何ひとつとして
得る物などないのだ。
では
どうすれば良いのかと言うと
『違い』を『違い』として
きちんと認識すれば良いのだ。
人は、誰かの口から
自分の陰口を
叩かれている事を知ると
陰口を聴いた人が
その陰口を誰かに吹聴し
果てしない広がりの中…
何もして居ないにも関らず
自分の評判が
落ちるのではないかと
不安になると思うが…
誰かが叩いた
他愛ない陰口のみによって
あなたの評判が
悪くなることなど
まず、ない。
仮に
評判が悪くなったり
あなたの身の周りから
人々が離れて行く様な事が
あったとしたなら
それはピンチではなく
大きなチャンスである。
何故ならそれは、
あなた自身の中に
評判を落とす要素や
何らかの問題点があると
いう事だからだ。
立ち止まって
しっかりと振り帰り
襟を正して
出直せば良いだけなのだ。
ただ
このブログを読んで居る人に
言いたい事がある。
あなたが嘘を吐くならば
人々はあなたに
真実など語らぬであろう。
あなたが建て前で話すなら
あなたに本音を言う者など
どこにも居らぬであろう。
あなたが愛を以って
人と接するならば
人々はあなたに
愛を以って接するであろう。
あなたが仇を以って
人と接するならば
人々はあなたに
仇を以って接するであろう。
あなたが誠意を以って
人と接するならば
人々はあなたに
誠意を以って接するであろう。
あなたが誰かについて
悪い噂を流すならば
あなたは悪い噂によって
身を滅ぼすであろう。
と、言うことです。
絶え間なく流れる年月の中で
いつかあなたと出逢い
笑顔を交わす日を
待ち侘びて居ます。
２０１３年６月４日 相馬 英樹
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