うーん  難しい果樹栽培 スモモ編 | ヒデの気ままなブログ

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田舎にある手作りの家(隠れ家)で、DIYや750坪ある畑で60種類程の果樹や野菜作りに没頭しています。
規模と種類が多いので色々なことに挑戦しています。これはその失敗や成功の行動日記です。

今年は6月に1か月近くの入院のせいもありますが、その間にスモモや桃や梨などに大きな異変が起きています。

今回はそれらの異変のうちのスモモの検討と対策を考えてみます。

 

その前に

 

果樹栽培のきっかけは

 

10数年前畑を始める時、「こんな広い畑(750坪)だから、色々な果樹でも植えておけばいずれ大きくなるだろう。どうせ素人なのだから無農薬で育ててプロの半分でも収穫があればいいや」という単純な考えでリンゴなどの大果樹を20本程度植えました。

 

その後、それでも一応マニュアル書を参考にしながら剪定や施肥をしていましたが、結果はよくなく悩んでいるうちに果樹栽培の本を書いている専門家の先生が私の畑に指導に来るようになり、その先生に教えて頂いたり、自分なりにも勉強してそれなりに収穫できるようになっています。

下がその先生の書いた本です。

 

 

基本的な農薬散布は

 

上で、「無農薬で半分の収穫」と書きましたが、現実的には「無農薬では収穫ゼロ」という世界です。今ではなるべく農薬は使わない減農薬や袋掛けをしてやっています。

 

今年のスモモは

 

下が入院する直前の紅スモモの花で、花見ができるくらいに花が咲いていました。

 

 

それだけ咲いていたなら今頃は実が一杯のはずですが、下の通り実がありません。

 

それが昨年なら下のように実がなっています。

 

同様に下が入院前のスモモ(ソルダム)です。

 

下が、実が1個しか見えない状態のスモモです。

 

それが昨年なら下のようです。

 

 

原因はふくろみ病

 

果樹の実は、通常花から実になるのですが、今年は下のそら豆のさやのように奇形した形になり落下しています。

これは、「ふくろみ病」といいましてネットからの情報で「病果の表面に形成される白粉は子のう殻で、これから子のう胞子が飛散し、枝の芽の付近についたものが越冬し伝染源となる。春先の発芽期頃に雨がある越冬した子のう胞子は発芽し雨で伝染する。」ということです。

 

要は昨年の病原菌が枝の付け根についていてそれが今年の雨で感染するということです。

 

ふくろみ病の対策は

 

勿論ふくろみ病対策として春先定番中の定番の農薬の石灰硫黄合剤を散布はしていますが、

 

今後の対策としては

 

1 その石灰硫黄合剤をより丁寧に枝の付け根を中心に散布する。また今年は秋にも散布する。

2 ネットによれば、石灰硫黄合剤を散布しても発生する場合があるので発芽前に他剤(チオノックフロアブル等)を散布する。

 

 

 

入院していなければ即座に上の対策をしていたのでありますが、後の祭りです。来年こそは、対策をきちんとして大収穫を