東京マラソン物語2019【破】14~28km | 椎間板ヘルニアを克服したスポーツトレーナー hidekazuの日記

椎間板ヘルニアを克服したスポーツトレーナー hidekazuの日記

20代…腰痛に悩まされ 30代…椎間板ヘルニアで入院!
そんな困難を乗り越えながら、カラダの使い方を良くし
走れるカラダにした甘い物大好き人間!
体型維持するスポーツトレーナー都築秀和

江戸通りを北上、指すは浅草雷門

 

やはりココに来ると元気になれる!パワーをもらえる!

「無事ゴール出来ますように…」と手を合わせ雷門に一礼

雷門を右折すると真正面には、ぼんやりとスカイツリー

「雨が降っていなければキレイに見えるのに…」

そう考えながら吾妻橋を右折…

15kmの給水所で今回初めてのサプリメントを補給。

前回は、焦っていたのと顆粒だったというのがあり

思いっきりむせてしまったが、今回は冷静に慌てずに飲めた。

15kmが過ぎて、カラダとココロが落ち着いたのかもしれない。

 

16kmを過ぎて蔵前1丁目を左折

蔵前橋…ここから約9kmに渡り小さなアップダウンが始まる

坂道ではリズムだけに集中する…走る前から決めていた!

自分の呼吸は、2回吸って1回吐く「スッ・スッ・ハー」

中学の時からこのリズムが性に合っているらしい

 

17km 目の前に風船をつけたランナーが見えた!

ペースセッター(完走サポート)の集団であった。

3時間、3時間30分…30分刻みでゴールまでサポートしてくれる

「給水、給食がありますよー」「この先、左折しまーす」など

誘導もしてくれる頼もしいランナーの皆さんである。

 

「この集団と一緒に走れば4時間ペース

      しばらく、このペースに着いていこう!」

そう思ったら気持ちが楽になり考えることが無くなった。

 

雨が強く降り続く…門前仲町が見えてきた。

東京YMCA社会体育専門学校が東陽町にあったので、

週末になると門前仲町にも良く来ていた。

「あの食堂、お好み焼き屋はどうしたかな…あるのかな?」

そんなことを考えながら富岡八幡宮を折り返す

500mくらい進んだところが中間点。

 

門前仲町。通称“門仲”は「頑張れ~」「半分まで来たぞ~」

「まだまだこれからだ~」「給水しろよ~」と大声援!!

給食のバナナをもらい、持っていたジェルを補給する。

 

22km、23km、24km…先程通ったコースを戻る

同じようにアップダウンを通過する。

「リズム、リズム…リズムで良いんだ!」ノリノリだった。

 

両国駅前を通過。清澄通りを左折すると蔵前橋

最後の橋越えで「意外とキツイぞ!」と…

この日初めてキツイと感じた。

 

その時フッと、施設に入っている母親のことを思い出した…

昨年末「東京マラソンに出るから」と報告しに行ったら

「あら!マラソン!頑張りなさいよ!」と言われた。

認知症気味の母親からまさか「頑張りなさいよ」と言われるとは…。

 

母親は、昔から箱根駅伝やマラソンが好きでTV観戦をしていた

中学時代の先輩が中央大で箱根駅伝に出た時、誰よりも喜んでいた!

実家の正月は、皆で箱根駅伝をTV観戦するのがイベント化していた。

 

母親に何十年か振りに「頑張りなさい!」言われたのだからやるしかいでしょ。

でも「頑張れ」は好きではない…複雑な気持ち!

 

水天宮から蠣殻町を抜け茅場町に戻ってきたら

またまた当店を利用しているお客さんたちが待っていてくれた。

皆さんに手を振り銀座へ向かう…雨が止む気配なし。

まだまだ脚は動いている!

花王本社ビルで28km コースメイクした中盤が終わった。