「歌舞伎楽屋裏ばなし 本日初日」泉ゆたか 読了 | pyonpyon ブログ

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歌舞伎楽屋裏ばなし「本日初日」  泉ゆたか



「毛玉堂お江戸けもの医」シリーズの作者の歌舞伎が舞台の話

歌舞伎の役者、裏方の仕事も分かるように話に上手く組み込まれていて読みやすいし、つまらない恋愛要素が無いのも気が散らずに面白く読めます
行方不明になった役者はなぜ消えたのか?のミステリーの要素と詳らかにされる役者が置かれている厳しい現実

母は深川の辰巳芸者だった「仇花」
踊りの師匠をしており役者にも踊りを教えている
ある日、座元が自ら仇花の元へ出向き、人手の足りない河原崎座の女形、岩井半四郎の付き人として娘さんに奉公に来て欲しいと
家で気の強い母とぶつかるよりまし、と二つ返事で受けた娘の希和

白羽の矢が立った事情を聞いてみると
芝居国の毒を知らない娘を付き人にでもしてしまえば、あっという間に今を時めく女形の岩井半四郎ととんでもない間違いが起きてしまう
その点、希和なら心配ないとは、怒ってよいのやら信用されていると自慢に思って良いのやら

第二章のトチリ蕎麦、看板の役者が舞台でトチったら、演者や裏方に蕎麦をご馳走する習わし
トチリの理由もミステリー

スッキリとするラストにシリーズ化もあるかな?と期待