「露の宿り」高瀬乃一 PHP
「貸本屋おせん」の作家でもある高瀬乃一
ここ何年かの間に知った好きな作風の作家です
柳橋の芸者だった主人公の母
自身を借金苦で置屋に売った博打好きのどうしようもない父親が亡くなったのを機に
芸者を辞めて傾きかけていた煮売屋を継いで小料理屋「露くら」を始めた
娘の千代乃は十歳だった
この母と娘、店で働く者や長く通ってくる客たちとの話
あらすじを書いてしまうとせっかくの展開が面白みを無くすので(いつもダラダラと長く書く私にしては珍しく、書かない)
主な登場人物たちの紹介を兼ねた話が6話
私が気に入ったのは「小僧の流儀」と最後のまとめとなる話「貝あわせ」
何だコイツ嫌な奴だな(自惚れてんじゃないぞ
)、と思ったのが「あなたの味」かな
読めば誰のことを言っているのか分かります😆
高瀬乃一の小説に出てくる、さっぱりとした江戸の娘のキャラクターは私の好みです

