「刀の反り」大高康夫 読了 | pyonpyon ブログ

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松任谷由実。



「刀の反り」大高康夫 幻冬舎メディアコンサルティング

 2月に読み終えていた作品😅 
初の作家です 

 ↓紀伊國屋書店の紹介文を一部(一部か?😅)
お借りします 

 武州郷土藩・藩士、須田猛之進は、須田家に代々伝わる名刀・太刀⚔️「郷則重」の真贋を巡り、妻の兄・谷口弥十郎と言い争いとなる。

 元々の気性の荒さもあり、互いに譲れず果し合いへと発展し、その末に義兄を斬り殺してしまう。 
私闘を禁じている藩の掟に背いた猛之進は、須田家が減ぶことを承知の上、妻も置いたまま脱藩。
江戸へ遁走する。
 いつ現れるか知れぬ追っ手を待ちながら逃れた江戸で、猛之進は⚔️「郷則重」と共に数奇な運命に翻弄されていく。 
 一振りの太刀を中心にして激しく渦巻く、武士世界の人間模様。
一瞬の油断が明暗を分ける、真剣勝負!刀剣ファン必読の、歴史エンターテインメント! 

↓ここからは私の感想文😁
 江戸での生活に徐々に馴染んで癖のある気性まて和らぐ猛之進の変化の様子や、妻とは全く違う女とわりない関係になっていく過程の描写が上手い。 
⚔️「郷則重」と誰がどのように関わるか?を書くと(サスペンス的要素もある)オチが見えてしまうから書かないけど、面白い展開と結末。

刀剣ファンでなくても、時代小説としてとても面白い作品だった。