
「楊花の歌」青波杏 集英社
話題になってた小説ですね
今年の2月に発売になったのだけど、もう少し早めに借りるかなーと悩みつつ「スパイ小説?同性愛?」のような解説だったので、先送りにしてました😅
ミステリー要素のある小説なので、隠された過去を載せてしまうと面白さが半減
ざっくりとした感想になります
(その割に長文😝)
大阪の遊郭で働く主人公(呼び名は色々)
センセイと呼ぶ馴染みの客が特高警察に連行された
反政府運動家の作家(センセイ)は万が一に備えての身にも危険が迫らぬようにと大阪の遊郭から中国への脱出の道を残してくれていた
1941年、太平洋戦争が始まる年に福建省厦門(アモイ)へと辿り着く
迎えに現れた抗日活動家の楊に住処と女給のリリーとして仕事が与えられる
楊の目的はリリーからカフェの客から日本軍の情報を得て、記者として訪れる日本軍諜報員の暗殺を手助けする
暗殺実行者としてヤンファという蛇の入れ墨を入れた魅力的な女性を紹介される
どこの民族かも分からないヤンファ、果たしてヤンファが本名なのか?何も分からないがやがて惹かれ合う2人
ヤンファであろうと思われる少女の過去や日本名で呼ばれていたリリーの過去が挟み込まれ
日本、中国、台湾と場所と時代が目まぐるしく変わるのでついて行くのが大変
200頁ちょっとの薄さですが、序盤から結末まで、退屈させない内容
以外↓ネタバレ
登場人物がほぼ関係者ってのが、少女漫画のような…😅