
司馬遼太郎の原作は何度も読んでいる
何度読んでも
「はぁぁ、三成が可哀想( ノω-、)」となる
さて、岡田准一の三成
なんの心配もなく見ていられる演技&殺陣
戦のシーンはドローンを飛ばしての撮影から超至近距離まで、大迫力
お金かかっているのね、な神社仏閣でのロケ
映「信長協奏曲」も頑張っていたけど、話し合いも密談も全部が薄暗〜い寺だったのに対して
「関ヶ原」は、ん?ここは確か…東福寺だな
おっ、この石庭は行ったことあるぞ
どちらも京都の有名な寺院
気になったのは
最近は時代劇のロケ地も少ないんだろうけど
ここ何年かで私が見た時代モノ映画でみた景色がいくつかあった気がする
映画の内容は、というと
ん〜、私が原作が好き過ぎたってこともあるからでしょうか
物足りない
司馬遼太郎「関ヶ原」での三成の良さが原作の半分も伝わってないと思う
合戦シーンが目玉になるので、しょうがないのだろうけれど
島左近との深い絆も「あっという間に深まっちゃったよ」だったし
福島正則を演じた音尾琢真がやたらと
「キーッ( ゚皿゚)キーッ!!」と叫ぶ演技が邪魔
七人党(福島正則、加藤嘉明、細川忠興など)の役者がショボすぎる
黒田長政が和田正人ってのも、気に入らない
岡田くんが黒田官兵衛を演じた大河での松坂桃李の長政が印象的過ぎて
和田正人が長政だと分かった途端「お前かよっ」と興醒め
西軍の大名もあんた誰?な役者が多く馴染めなかった
宇喜多秀家、どこ?とか、戦場シーンになると誰が誰だか分からない
大谷刑部を演じた大場泰正って、誰なの?
お気に入りの武将、井伊直政を演じたのが北村有起哉
これは(^_^)/(-_-;)よしよし
他にも
島左近、もう少し前に討ち死にしたんじゃなかったっけ?とか
ま、いろいろと気になるところがあったのが残念
有村架純の忍、アクションも良かった
( ゚Д゚ノノ☆パチパチパチパチ
司馬遼太郎は、秀吉の正室「おね」の事が好きではないみたいで、下品で無教養な女のように書いている
今回の映画では、おね役はキムラ緑子
一番雰囲気が出ていた
いい忘れた
東出昌大の小早川秀秋、あの鼻にかかった声が「優柔不断、結果的に裏切る」小早川秀秋にピッタリだった
結果的に裏切る事になったんだけれど、他の小説などで書かれているように東軍の「お目付け役」が張り付いていて、秀秋の意見なんて通らなかったのよね