修行 乗鞍天空マラソン | HIDE と Copen (ヒデとコペン)

HIDE と Copen (ヒデとコペン)

2021年12月12日までの13年間 黄色い コペンを操っていた怪しいオヤジ
2022年10月25日に三途の川を渡りかけたオヤジ
ジョギング、映画観賞、一人旅、ガーデニング、(遠ざかっているが)DIY
仕事はとってもいいかげん。
そんなオヤジの四方山話のブログです。




7:30に入った更衣室はがらがら
最後の最後までポンチョを着るかどうか迷っていると折り返し地点の気温が6℃とのアナウンス
他に着るものがなかったので防寒対策として着ることに決定
支度を調え、いざスタート地点へ
えっ!?
アディゼロボストンブーストがない!
この時点で始めてシューズの忘れに気づいた。
どうするの?
大丈夫、練習用のアディゼロボストンが積んであった。

イメージ 1


7:30過ぎに始まった開会式
地元出身の歌手高橋あず美さんのミニミニコンサート
緊張感をほどく、ステキな曲と声

イメージ 2


が、その後、11:00頃に雷を伴う雨が降る予報が出ているため、コース短縮の可能性があることがアナウンス
この時点では、このアナウンスが雪の回廊が見られなくなることと直結していなかったので何とも思わずに聞いていた
また、登りがkm10分で3時間、下りがkm7分で1時間半のレースメイキングをアドバイスされ、それで行くことに決定
何はともあれ、スタート!
6km先の第一エイドが、とりあえずの目標
周囲は飛ばしますが…
入りの2kmをkm7分
少々速い
次の1kmを早歩きもどきでkm10分
再び、km9分で走り始めて1km、次の1kmをkm10分の早歩き
これの繰り返し
第一エイド手前で降り始めた雨は適度に火照った身体を冷やしてくれます

初めての給水

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が、第一エイドの先にそびえ立つ急斜面

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これ登るの?

冬はスキー場のコースになるようですが、上級者コースだぁ
が、思っていた程の斜面ではありませんでした。

イメージ 5


予想外にペースは維持できています
写真はここまで(^_^;)

その後も順調に歩いたり、なんちゃって走りをしたりの繰り返しで確実にゴールに近づいていました。

だが、何と第2エイド手前で雨が強まってきたぁ(>_<)
この雨は冷たい(T_T)(T_T)
それでも黙々と登る
このあたりは、既に歩きと走りが4:1ぐらいの割合
が、まもなく、指先がしびれ始めたではないか
高山病の兆候か!
寒さによるものなのか!
未だに不明
大事をとってペースを落とすと身体が冷えてくる
時折カウベルの音を響かせて降りてくるウォークの方々の応援とハイタッチにパワーをいただきました
が、それも、やがて、ハイタッチしようとする指がシビれて伸びなくなってきました

既に、しびれは二の腕までに!
二の腕の内側は、赤く腫れ上がった鳥肌
そして、ビリビリと痛みを訴えています

12km地点の第2エイドに着くと折り返しが14km地点に短縮された事がアナウンスされた
えっ?雪の回廊は!
一気に萎えたぁ(>_<)
がっかりで、足が動かなくなりました。
傾斜がきつくなったこともあり、km11分の歩きに
気分転換に写真でも撮ろうかとカメラに手を伸ばすも指先の感覚がなくあえなく断念(T_T)

歩き始めると益々身体が冷えてきた。
風も出て来て、正に修行
体感温度は0℃かぁ
が、まもなく14km地点に差し掛かろうかという時、上から大会関係者の方がアナウンスをしながら降りてきた
何事?
折り返しが、15.5kmになったことと、温かい軽食が、あと1km先に待っていること
そして、雪の回廊を見せられず、ごめんねと連呼していました
いえいえ、どういたしまして、これが、あと4km以上続いたら凍死していますよ。ハイ。

歩くこと3km、15km付近に急遽おかれたエイドでは飲み物以外にも軽食や温かい飲み物が用意されていた
ところが、先ずはバナナを取ろうとした指が思うように動かず落としてしまった
拾おうとしたが拾えず
見かねた役員のお姉さんが次のバナナを皮をむいて渡してくれました
美味い!
続いて湯気の出ている煮物をいただきました
紙コップに入った煮物を流し込むように口の中へ
ところが感触が分からず、3分の1は脇から転げ落ち地面へ
それでも残りを口の中へ放り込み
最後のおにぎりへ
ところが、もらったおにぎりを口の中へ放り込もうとしたその瞬間
なんとテントの屋根に溜まっていた雨が一気に頭上から(T_T)
しかも、ポンチョの隙間を抜け、首筋から背中へと大量に流れ込んできたぁぁぁ
ギャ~~
全身鳥肌!!
泣きっ面に蜂

早く帰りたいの一心で数百m先の折り返しまで足を進めました
折り返し地点では
登りはここまでで~す
もう少しで~す
がんばって~
と役員さんの励ましの呼びかけ
その折り返し地点は記念撮影で大渋滞
写真なんかどうでもいいから早く帰ろうとノンストップ
ちょっとスピードを上げてみると歩いてばっかりだったからダメージも最小限
折り返し地点付近には申し訳程度の雪があったが写真を撮るよりも早く降りないと凍死する~とパス
一気に加速すると…
寒い!
風が寒い
これは寒すぎる(>_<)
速く走ることも辛いと一度はスピードを緩めるも、早く帰りたいの一心で再びスピードを上げた
途中のエイドにも立ち寄らず、一気にゴールまでの8.5kmを駆け下りた。
立ち止まったら二度と歩けないような気がした
下りでは、何百人抜いただろうか。
登りとは雲泥の差、気持ちの良いランだった。
やがて、身体も温まってきた。
走ったからか、高度が下がってきたからか
どちらでもいい
二の腕のしびれが取れてきた
指先は感覚は戻ってきたが、まだ、シビれている
途中、尿意をもよおすが、トイレもないし、立ち止まったら再び走れなくなってしまうと我慢
残り、2kmでゴールが少し見えた
思わず、全身鳥肌
それからが長く感じた
行けども行けどもゴールできず
それでもようやくゴール
3:13:30の修行
このタイムが自分にとって良いのか悪いのか、全く??
順位も1000番ちょっと
こちらも良いのか悪いのか、全く???
正に修行だったぁ(^_^;)

ゴールして、飲み物と記録証を受け取り、着替えの荷物を受け取ると、着替えることもせず直ぐにバスの列へ
30分近く濡れたまま、冷えに堪えながらようやく乗れたバスは暖房全開
生き返った(^_^)
バスで運ばれたスタート地点までの6kmの行程
長かったぁ
トイレの我慢は続く
この距離を走って登ったのかぁ
感慨一入

着くやいなや、直ぐにトイレへ
そして、直ぐに着替えて10分程休んでCopenへ
クラッチが踏み込めないのではと、心配していた自動車の運転もできた

あとでGPSで確認すると
登り15.5kmはkm10分弱のペースで2時間32分
下り8.5kmはkm5分強のペースで42分
スタートの高度は1500m、折り返し地点の高度は約2400m約900m登ったことになる
仮にコースが短縮されなくとも4時間ちょっとでどうにかなるコースだと判断した。

昨日までは、2度と出ない大会と位置づけたが、雪の回廊を見てみたいとの気持ちが沸々と湧いてきた
来年出るか?
今は答えられない

でも…
雪の回廊は見たい