和歌浦天満宮の次は、玉津島神社(たまつしまじんじゃ)に行ってきました
鳥居をくぐり、参道を50メートルほど歩くと、
左手に二の鳥居があります
鳥居をくぐると、正面に拝殿と本殿があります
御祭神は、稚日女尊(ワカヒルメノミコト)・息長足姫尊(オキナガタラシヒメノミコト)・衣通姫尊(ソトオリヒメノミコト)・明光浦霊(アカシウラノミタマ)
稚日女尊は、伊弉諾尊・伊弉冉命の御子で、はた織りの神様
息長足姫尊は、神功皇后のこと
衣通姫尊は、允恭天皇(インギョウテンノウ)の皇后で、『衣を通して光り輝いた』と言われるほど麗しかったそうで、和歌の道に秀でおられたそうです
明光浦霊は、本殿裏の奠供山(てんぐさん)から見える海の眺望を愛された聖武天皇(ショウムテンノウ)が、そこからの景色を明光浦(あけのうら)と名付け、その一帯の御霊のこと
境内には、境内社がありました
和歌の道に秀でおられた衣通姫尊が祀られた事により、玉津島の神は、和歌三神の一社として、広く崇められてきたそうです
そのせいか、境内には、和歌が書かれた石碑があちこちにありました
また、一般的に和歌を募集してるのか、
たくさんの和歌がならんでいます
二の鳥居の横には、『小野小町袖掛の塀』と書かれた看板があります
この塀に、小野小町が袖を掛けたんですかねぇ…
また、根上がり松という松の木があったり、
徳川頼宣(トクガワヨリノブ)が寄進したという石灯籠がありました
本殿横から、奠供山に登れる道があったので、登ってみる事に
結構低い山で、10分も掛からず山頂に着きました
和歌の浦の絶景だ~
ここからの景色を、聖武天皇が愛されたんですね
昔は、ここに望海楼(ぼうかいろう)という旅館があったらしく、日本初の屋外型エレベーターが設置されていたそうです
夏目漱石も、この奠供山を訪れたそうで、小説『行人』に、そのエレベーターの事が書かれているみたいです(読んだことがないので詳しくは分かりません)
そして、玉津島神社の目の前には、鹽竈神社(しおがまじんじゃ)があります
元々は、玉津島神社の祓社だったそうです
鳥居をくぐると、右手に洞窟があり、中に神様が鎮座しております
御祭神は、鹽槌翁尊(シオヅチノオジノミコト)・祓戸大神四座(ハラヘドノオオカミヨザ)
鹽竈神社は、鏡山という、見た目が硬そうな岩山にあります
洞窟の中は、そんなに広くなく、5人も入れないくらいの狭さでした
神社の前には、不老橋という橋がありまして、紀州東照宮の例大祭「和歌祭」の時に、徳川家や東照宮の人が通る橋として整備されたそうです
また、鹽竈神社の上まで上れるようになってまして、ちょっと登ってみる事に
あっという間に登れました!
和歌の浦の絶景
下を見ると、
先ほどの不老橋が見える
玉津島神社の御朱印
鹽竈神社の御朱印
鹽竈神社の御朱印は、玉津島神社で頂けます
直書きの他に、いろんな御朱印がありました
切り絵御朱印って、最近流行ってるんですかね?
キレイだけど、1200円は高いなぁ
御朱印をお願いしてから、500円の両開きの御朱印があることに気づいたんですけど、やっぱりこっちで!とか言うのも、ちょっと…って思って、直書きだけにしました
基本、御朱印は1種類だけと決めてるので、直書きと書置きの両方とかは頂かないようにしてます