湛山神社の次は、葛城一言主神社(かつらぎひとことぬしじんじゃ)に行ってきました
全国にある一言主神社の総本社
鳥居をくぐり、100メートルくらい先に、葛城一言主神社があります
階段を登って行くと、
拝殿と本殿があります
ここの御祭神は、一言主大神(ヒトコトヌシノオオカミ)・幼武尊(ワカタケルノミコト)
ある日、第21代雄略天皇(ユウリャクテンノウ)が、大阪府と奈良県の境にある葛城山に登っていた時、向こうの山を登って行く行列を発見
よく見ると、その行列の服装や随伴する人の顔形が、天皇の一行とそっくりでした
天皇たちは、すぐに従者をやって、「この大和の国には、私の他に天皇はいないはずだが、私とそっくりの行列は誰のものか?」と聞いたそうです
すると、向こうも同じ事を言ってきたので、天皇は怒り、弓を構え、随伴の者も、矢を放つ用意をしたら、向こうも弓を構えて矢を放とうとしていました
そこで天皇は、「そちらの名を名乗れ」と言うと、向こうから返事が返ってきた
「私は、悪い事も善い事も、ただ一言でお告げを下す葛城の一言主大神である」
その言葉を聞いた天皇はすっかり恐れ、かしこまった
「おそれ多いことです。大神がお姿をお見せになるとは存じ上げませんでした。どうぞお許しください」と天皇は言い、弓矢や太刀、随行たちの着ていた衣服などを大神に差し出しました
すると大神は喜び、天皇が葛城山から皇居に帰る時にも現れ、一行を泊瀬(はつせ)の山の入り口まで見送った
…という神話に、一言主大神が出てきます
幼武尊は、雄略天皇の事
境内には、境内社がありました
他に、御神木の乳銀杏や、
無患子(むくろじ)と呼ばれる木があります
また、水神の亀石なる石がありました
ここは、祭祀に使われるのかな?
小さな神社でしたけど、一言主神社の総本社のだけあって、かなり人が参拝に来てました
葛城一言主神社の御朱印