俺の大好きな愛読書に、日本武尊(ヤマトタケル)の伊吹山下山後のルートが載ってまして、実は最近、この日本武尊ゆかりの地巡りをしてました
東征に出ていた日本武尊は、尾張国に戻ると、今度は伊吹山の神を討ち取る為に出かけけるのだが、草薙の剣を美夜受比売(ミヤズヒメ)に預けたまま出かけてしまう。
「伊吹山の神は、素手でじかに討ち取ってやろう」と言い、山に向かい、麓で大きな白い猪に出会う。
「こいつはきっと山の神の使いの者だろう。今は殺さず帰りに殺してやろう」と強く声に出して言い、山を登り始めた。
しかし、白い猪に化身してたのは山の使いではなく、山の神自身であった。
その山の神に向かって、声に出して強く言い立てたので、山の神は見くびられたと怒った。
突然、大粒の雹が降りだし、日本武尊の体を強く打ちつけ、正常な判断力を失うほど惑わされ、その後、痛手を負って下山をする。
結局、日本武尊の強さは、自分の力ではなく、草薙の剣があったから強かった…というようなお話
ちなみに、古事記では猪ですけど、日本書記では大蛇になってるみたいです
これからレポートするのは、下山してから大和までの帰るルート
日本武尊が歩いたと伝わるルートの順番と、俺が実際行ってきた順番は前後してますので、修正してレポートします
まず、伊吹山からスタート
ちょっと雨が降ってたので、山頂付近は雲がすごいです
日本武尊が下山して、まず向かったのが、関ヶ原町にある『玉倉部(居醒)の清水』
この水を一口のんだ途端、熱が下がり、たちまち快復したそうです
ここは、関ヶ原鍾乳洞の近くにあります
近くには鳥居もあり、祠がありました
そして、もうひとつ居醒の清水と呼ばれてる場所が米原市にあります
そばには、日本武尊の像が立ってます
日本武尊が座ったと伝わる、腰掛石などもありました
ここは、加茂神社の横にあるんですけど、神社のレポートは後日…
日本武尊は、どっちの水を飲んだんでしょうねぇ~
他にもいくつか伝説地があるみたいです
この次に向かったのが、養老町にある『桜の井』
「水質甘味 香桜の如し」と言って、湧水を飲んで休憩し、この地が桜井という名前になったそうです
ここは、桜井白鳥神社の境内にあるんですけど、レポートは後日…
この次に向かったのが『当芸野』
日本武尊は、この地にたどり着いた時、「自分の心は、常に空を飛んで行ける気持ちでいた。だが今はどうした事か、私の足は前へ進もうとせずいうことを利かない。すっかり当芸当芸(たぎたぎ)しくなってしまった。」と呟いて、そこから、この地が当芸という名前になったそうです
『たぎたぎしい』というのは、昔の言葉で『道が険しい』とか『足がおぼつかない』という意味
ここは、養老公園の近くの大悲閣というお寺の境内にあります
つづく…