春日大社の次は、新薬師寺に行ってきました
このお寺は、747年、聖武天皇の病気平癒を祈願して、光明皇后によって創建されたそうです
実は、このお寺に来たかった理由がありまして…
昔、内田康夫ミステリーの『平城山を越えた女』というドラマが偶然録画さてれまして、普段は、西村京太郎か山村美沙しか見ない俺が、たまには違う作家さんのミステリーも見てみるかー、と思って見てたんですけど、これがなかなか面白い
内容は簡単に言うと、あるお寺の仏像が盗まれて、その仏像の所有権をめぐっていろんな殺人事件が起こるが、最後は元のお寺に戻される…といった話
で、最後のエンディングの後、ある画面が映りまして、正確には覚えてないんだけど、確か「実際は、昭和18年に盗難に遭ってから、現在も行方不明です」みたいな内容
思わず、えっ?本当にあった事件を元に作られた話なの?って思って調べたら、『香薬師さま』と呼ばれる仏像が、明治時代に2度盗まれて、昭和18年の3度目の盗難以来、未だに発見されてないんだそうです
そして、その盗難に遭ったお寺が、この新薬師寺なのです
現在は、盗難に遭う前の型から作られた、いわゆるニセモノが展示されているんだとか
ミステリー好きとしては、そんな舞台になったお寺に行ってみなきゃでしょー
南門をくぐると、正面に本堂があります
本堂へは、左側の入り口から中に入ります
本堂の中は、予想通り撮影不可
中に入ると、真っ暗な中に、本尊である薬師如来座像が中央に鎮座し、それを囲むように十二神将立像とよばれる像が立ってて、それぞれをスポットライトで照らしてます
すごくカッコよくライトアップされており、お寺というよりも、仏像の博物館的な印象
十二神将立像とは、薬師如来を信仰する人を守る、夜叉(インド神話で森林にすむ精霊)の大将の事
十二神将立像は、干支の守護神としても信仰されてるそうで、俺の干支の守護神は毘羯羅(ビギャラ)という名前みたいです
そして、お目当ての香薬師仏像へ…
本堂の隅の方に置いてありました
これが盗まれた仏像かぁ~と、ずーっと見てました(≧▽≦)
意外と小さい(73センチ)仏像だけど、これを盗んで行くってすごいなーって思う
仏像には、盗難に遭った事の説明書きがあり、本当は国宝の仏像なんだろうけど、これはニセモノなので、『旧国宝』って書いてありました
境内には、お堂や神社などががあります
訪れる人も少なく、すごーく静かなお寺でした
新薬師寺の御朱印