ルパン三世
監督:北村龍平
出演:小栗旬、玉山鉄二、綾野剛、黒木メイサ、浅野忠信、ジェリー・イェン、ビタヤ・パンスリンガム
ラター・ポーガーム、タナーヨング・ウォンタクーン、キム・ジュン、ニルット・シリジャンヤー
ニック・テイト、山口祥行、中山由香、吉野和剛
<あらすじ>
ユリウス・カエサルがクレオパトラ7世に贈った、光の首飾りに真紅のルビーを埋め込んだ究極の宝物「クリムゾン・ハート」。それは盗み出され、以来、歴史の闇に消え去った。
そして現代。ルビーと首飾りそれぞれの所有者=東洋・西洋を代表する2人の大富豪が互いの秘宝を狙い合っていた。アジアの闇社会を牛耳るMr.プラムック(ニルット・シリジャンヤー)と、かつて怪盗ルパンの相棒として名を馳せた老盗賊・ドーソン(ニック・テイト)。
インターポールの銭形警部(浅野忠信)は、世界中の泥棒たちがドーソンの邸宅に集合するという情報を入手。その場で、大盗賊団=ザ・ワークスの次期リーダーが発表されるらしい。次々集まる泥棒たちの中には、ルパン三世(小栗旬)の姿もあった。ドーソンは旧友の孫であるルパンをリーダーに推すつもりなのだ。この会合を狙ったプラムックは、ルパンをライバル視するマイケル・リー(ジェリー・イェン)を操り、ドーソン暗殺に成功。首飾りを手に入れ、ついに「リムゾン・ハート」を完成させる。ドーソンの遺志を継ぎ、ルパンは秘宝奪還を誓うが、秘宝のありかは、地図に載らない絶海の孤島にあり、地雷原と武装兵によって守られる難攻不落の要塞型セキュリティシステム「方舟」。果たして「クリムゾン・ハート」は奪還出来るのか?
<キャッチコピー>
ターゲットは、世界で最も美しい獲物。
<マメ知識>
○小栗旬は「ルパン体型」にする為、10か月に及ぶアクショントレーニングと8kgの減量を行いました。
○日本、タイ、香港、シンガポール、フィリピンの5カ国でロケを敢行しました。
<感想など>
公開1週間前位に試写会に参加したのですが、色々と忙し過ぎて、UPするのに時間を要しまくりましたぁ~。
「ルパン三世」の実写化と聞いて、大丈夫なのか?という不安感が先に立ちました。
で、試写会に参加した訳ですが、結果は・・・。
残念!!!
◎残念さを挙げていきましょう。
その①「キャラクターについて」
○原作アニメのキャラクターをそのまま現代によみがえらせて ―
キャラクター達の所作や話し方、表情等を主要キャストは良ぉ~く研究し、完璧なまでに再現している点は感心しました。
また、各キャラクターを演じる役者も意外と違和感は無い感じ。不二子役の黒木メイサ以外はね(不二子はもっと、エロくてフェロモンが匂い立つ様な女優さんにやって貰わないと!!!)。
でもぉ~・・・。
それは、アニメだから成立するのであって、実写では完全に浮いていると言うか消化不良気味。
北村監督の意図としては、クールさ(カッコ良さ)を出したいのかも知れないけど、正直、クールさは微塵も感じられず・・・(押し売り気味の演出はお断りッス)。
まあ、五右衛門の「つまらない物を斬ってしまった」やルパンの「不二子ちゃぁ~ん」「裏切り女のアクセサリー」なんて言う、決め台詞にはチョット笑わせてもらいましたけどね。
○主要キャラの根底が・・・
「ルパン三世」の根底に流れているのは、コミカル且つハードボイルド。
ハードボイルドではあるけどバイオレンスでは無いというお約束 ― 「非殺生三原則」がある!!!
ルパンは盗むけど殺さない。
次元(玉山鉄二)は、撃つけど殺さない。
五右衛門(綾野剛)は物は斬るけど、人は斬らない(殺さない)。
でも、その三原則はアクションシーンのオンパレードの中、アッサリと破棄。こうなってしまうと、「ルパン三世」の看板を掲げてはイケナイのでは?
その②「雑さ加減」
○ストーリー展開が雑ッ!!!
Mr.プラムックとドーソンが率いる「ワークス」の覇権抗争が発端の ―
マイケルの裏切り、不二子とマイケルの関係やマイケルの「ワークス」復帰、等々、人物の相関図がやたらと複雑なのに、整理し切れてない状態で放置・・・。
そもそも、マイケルの裏切りの原因となった、父をドーソンに殺されたという思い込みは、プラムックの仕打ちだったのですが、そんな事チョット調べれば分かりそうなのに、短絡過ぎッス(ルパンとライバルなら、その位簡単に見破れるでしょ!!!)。
ストーリーの芯となる部分がグラグラなので、ダメダメだぁ~。
更には ―
ラストで「方舟」のセキュリティーを解除するのに大活躍するのは、ピエール(キム・ジュン)(ルパンのチームに参加しているメカニック担当?)が連れてきた天才ハッカー。それまでの各キャラクターが地道に積み重ねて来た努力を嘲笑うかの様な超絶大活躍(美味しい所は総取りッス。出番は数分ですが、一番役に立ってるなぁ~)。
○アクションが雑ッ!!!
ストーリー性やキャラクター性が崩壊しつつある作品で、残されたのはアクション。
でもぉ~・・・。
ひたすらテンポの悪いストーリー展開(人物間の駆け引きや、盗みに入るスリリングさも当然の様に間延びぃ~)に、派手なアクションを盛り込み大掛かりな海外ロケをしても、盛り上がらないッショ(各俳優陣の頑張りは認めます。小栗旬はトレーニングを積んだこともあってキレがあったなぁ~)!
カーチェイス、格闘シーンなど、捻りの一切無いオールド・スタイルが狙いなのか(今となっては新鮮さを感じる?否、作品全体の雰囲気には合わないチープさを感じちゃいましたぁ)?
特に、只々、派手に爆破し、ウヨウヨと湧いてくる様な「方舟」を守っている兵士をなぎ倒していく様子は、北村監督の「あずみ」のアクションシーンの繰り返しか?と新鮮味が無いッス(正直、「あずみ」程の派手さも無いかなぁ~)。
元々、ルパンの原作のアクションはコメディー色が強いので、兵士がウヨウヨ出てきたら ― 「逃げろぉ~ッ」って感じの方がシックリくるし、いっそ「少林サッカー」や「カンフー・ハッスル」の様なブッ飛んだ「あり得無ぇ~ッ!!!」コミカルなアクションに振り切った方が潔かった気がしました。
まあ、北村監督はクールさを押し出そう(押し売り)感が半端無いので、無理でしょうけどね。
○音楽の使い方が雑ッ!!!
音楽が流れてないシーンが無く、常に鳴っている。
繰り広げられるドラマを盛り上げるための劇中音楽も、垂れ流しではねぇ~。音楽の無いシーンも無いと締りがなくなりますよね。
そんな垂れ流されている音楽でしたが、布袋寅泰のギターが冴えまくる、インストのメインテーマは唯一格好良かったなぁ~(でも、ルパンと言えば、あのメインテーマが欲しかった!!!)。
兎に角、雑さ、ちゅと半端さが目立った作品に仕上がってると言う印象。
監督は何を目指したのかなぁ~(恐らく、監督なりのクールで派手な国際的なアクション映画を目指したのかぁ~?)?私には理解出来ませんでした・・・。日本人キャストも全員英語でセリフを喋って、吹き替えている為に違和感が半端無い(アジアで売り出そうとしている様な厭らしさもプンプンしますね)!!!
「ルパン三世」を観ている世代の貴方 ―
作品に思い入れがあるなら「ルパン三世」と思って観てはイケマセン。
コレは、全く別物として認識しましょう。例え、その様に思って観ても、ストーリーとアクションが・・・。
「ルパン三世」」を知らない世代の貴方 ―
トンデモ作品がお好きなら(トンデモさ加減も雑(中途半端)ですけどね(笑))、観ても良いかもぉ?
多くの人にはお勧め出来ませんが・・・主要キャストが大好きで眺めているだけで幸せという貴方なら、OK?
<最後に>
山田優や、原作者のモンキー・パンチ氏もチョットだけ出演しているサプライズもありましたね。
それ以上の最大のサプライズ ―
北村監督が、続編やスピンオフに意欲的だと言う事。
お願いだからやめてぇ~ッ。
監督:北村龍平
出演:小栗旬、玉山鉄二、綾野剛、黒木メイサ、浅野忠信、ジェリー・イェン、ビタヤ・パンスリンガム
ラター・ポーガーム、タナーヨング・ウォンタクーン、キム・ジュン、ニルット・シリジャンヤー
ニック・テイト、山口祥行、中山由香、吉野和剛
<あらすじ>
ユリウス・カエサルがクレオパトラ7世に贈った、光の首飾りに真紅のルビーを埋め込んだ究極の宝物「クリムゾン・ハート」。それは盗み出され、以来、歴史の闇に消え去った。
そして現代。ルビーと首飾りそれぞれの所有者=東洋・西洋を代表する2人の大富豪が互いの秘宝を狙い合っていた。アジアの闇社会を牛耳るMr.プラムック(ニルット・シリジャンヤー)と、かつて怪盗ルパンの相棒として名を馳せた老盗賊・ドーソン(ニック・テイト)。
インターポールの銭形警部(浅野忠信)は、世界中の泥棒たちがドーソンの邸宅に集合するという情報を入手。その場で、大盗賊団=ザ・ワークスの次期リーダーが発表されるらしい。次々集まる泥棒たちの中には、ルパン三世(小栗旬)の姿もあった。ドーソンは旧友の孫であるルパンをリーダーに推すつもりなのだ。この会合を狙ったプラムックは、ルパンをライバル視するマイケル・リー(ジェリー・イェン)を操り、ドーソン暗殺に成功。首飾りを手に入れ、ついに「リムゾン・ハート」を完成させる。ドーソンの遺志を継ぎ、ルパンは秘宝奪還を誓うが、秘宝のありかは、地図に載らない絶海の孤島にあり、地雷原と武装兵によって守られる難攻不落の要塞型セキュリティシステム「方舟」。果たして「クリムゾン・ハート」は奪還出来るのか?
<キャッチコピー>
ターゲットは、世界で最も美しい獲物。
<マメ知識>
○小栗旬は「ルパン体型」にする為、10か月に及ぶアクショントレーニングと8kgの減量を行いました。
○日本、タイ、香港、シンガポール、フィリピンの5カ国でロケを敢行しました。
<感想など>
公開1週間前位に試写会に参加したのですが、色々と忙し過ぎて、UPするのに時間を要しまくりましたぁ~。
「ルパン三世」の実写化と聞いて、大丈夫なのか?という不安感が先に立ちました。
で、試写会に参加した訳ですが、結果は・・・。
残念!!!
◎残念さを挙げていきましょう。
その①「キャラクターについて」
○原作アニメのキャラクターをそのまま現代によみがえらせて ―
キャラクター達の所作や話し方、表情等を主要キャストは良ぉ~く研究し、完璧なまでに再現している点は感心しました。
また、各キャラクターを演じる役者も意外と違和感は無い感じ。不二子役の黒木メイサ以外はね(不二子はもっと、エロくてフェロモンが匂い立つ様な女優さんにやって貰わないと!!!)。
でもぉ~・・・。
それは、アニメだから成立するのであって、実写では完全に浮いていると言うか消化不良気味。
北村監督の意図としては、クールさ(カッコ良さ)を出したいのかも知れないけど、正直、クールさは微塵も感じられず・・・(押し売り気味の演出はお断りッス)。
まあ、五右衛門の「つまらない物を斬ってしまった」やルパンの「不二子ちゃぁ~ん」「裏切り女のアクセサリー」なんて言う、決め台詞にはチョット笑わせてもらいましたけどね。
○主要キャラの根底が・・・
「ルパン三世」の根底に流れているのは、コミカル且つハードボイルド。
ハードボイルドではあるけどバイオレンスでは無いというお約束 ― 「非殺生三原則」がある!!!
ルパンは盗むけど殺さない。
次元(玉山鉄二)は、撃つけど殺さない。
五右衛門(綾野剛)は物は斬るけど、人は斬らない(殺さない)。
でも、その三原則はアクションシーンのオンパレードの中、アッサリと破棄。こうなってしまうと、「ルパン三世」の看板を掲げてはイケナイのでは?
その②「雑さ加減」
○ストーリー展開が雑ッ!!!
Mr.プラムックとドーソンが率いる「ワークス」の覇権抗争が発端の ―
マイケルの裏切り、不二子とマイケルの関係やマイケルの「ワークス」復帰、等々、人物の相関図がやたらと複雑なのに、整理し切れてない状態で放置・・・。
そもそも、マイケルの裏切りの原因となった、父をドーソンに殺されたという思い込みは、プラムックの仕打ちだったのですが、そんな事チョット調べれば分かりそうなのに、短絡過ぎッス(ルパンとライバルなら、その位簡単に見破れるでしょ!!!)。
ストーリーの芯となる部分がグラグラなので、ダメダメだぁ~。
更には ―
ラストで「方舟」のセキュリティーを解除するのに大活躍するのは、ピエール(キム・ジュン)(ルパンのチームに参加しているメカニック担当?)が連れてきた天才ハッカー。それまでの各キャラクターが地道に積み重ねて来た努力を嘲笑うかの様な超絶大活躍(美味しい所は総取りッス。出番は数分ですが、一番役に立ってるなぁ~)。
○アクションが雑ッ!!!
ストーリー性やキャラクター性が崩壊しつつある作品で、残されたのはアクション。
でもぉ~・・・。
ひたすらテンポの悪いストーリー展開(人物間の駆け引きや、盗みに入るスリリングさも当然の様に間延びぃ~)に、派手なアクションを盛り込み大掛かりな海外ロケをしても、盛り上がらないッショ(各俳優陣の頑張りは認めます。小栗旬はトレーニングを積んだこともあってキレがあったなぁ~)!
カーチェイス、格闘シーンなど、捻りの一切無いオールド・スタイルが狙いなのか(今となっては新鮮さを感じる?否、作品全体の雰囲気には合わないチープさを感じちゃいましたぁ)?
特に、只々、派手に爆破し、ウヨウヨと湧いてくる様な「方舟」を守っている兵士をなぎ倒していく様子は、北村監督の「あずみ」のアクションシーンの繰り返しか?と新鮮味が無いッス(正直、「あずみ」程の派手さも無いかなぁ~)。
元々、ルパンの原作のアクションはコメディー色が強いので、兵士がウヨウヨ出てきたら ― 「逃げろぉ~ッ」って感じの方がシックリくるし、いっそ「少林サッカー」や「カンフー・ハッスル」の様なブッ飛んだ「あり得無ぇ~ッ!!!」コミカルなアクションに振り切った方が潔かった気がしました。
まあ、北村監督はクールさを押し出そう(押し売り)感が半端無いので、無理でしょうけどね。
○音楽の使い方が雑ッ!!!
音楽が流れてないシーンが無く、常に鳴っている。
繰り広げられるドラマを盛り上げるための劇中音楽も、垂れ流しではねぇ~。音楽の無いシーンも無いと締りがなくなりますよね。
そんな垂れ流されている音楽でしたが、布袋寅泰のギターが冴えまくる、インストのメインテーマは唯一格好良かったなぁ~(でも、ルパンと言えば、あのメインテーマが欲しかった!!!)。
兎に角、雑さ、ちゅと半端さが目立った作品に仕上がってると言う印象。
監督は何を目指したのかなぁ~(恐らく、監督なりのクールで派手な国際的なアクション映画を目指したのかぁ~?)?私には理解出来ませんでした・・・。日本人キャストも全員英語でセリフを喋って、吹き替えている為に違和感が半端無い(アジアで売り出そうとしている様な厭らしさもプンプンしますね)!!!
「ルパン三世」を観ている世代の貴方 ―
作品に思い入れがあるなら「ルパン三世」と思って観てはイケマセン。
コレは、全く別物として認識しましょう。例え、その様に思って観ても、ストーリーとアクションが・・・。
「ルパン三世」」を知らない世代の貴方 ―
トンデモ作品がお好きなら(トンデモさ加減も雑(中途半端)ですけどね(笑))、観ても良いかもぉ?
多くの人にはお勧め出来ませんが・・・主要キャストが大好きで眺めているだけで幸せという貴方なら、OK?
<最後に>
山田優や、原作者のモンキー・パンチ氏もチョットだけ出演しているサプライズもありましたね。
それ以上の最大のサプライズ ―
北村監督が、続編やスピンオフに意欲的だと言う事。
お願いだからやめてぇ~ッ。










































































































































