海街diary
監督:是枝裕和
出演:綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、大竹しのぶ、堤真一、加瀬亮、風吹ジュン
リリー・フランキー、前田旺志郎、鈴木亮平、池田貴史坂口健太郎、キムラ緑子
樹木希林、中村優子
<あらすじ>
鎌倉で一緒に暮らす三姉妹、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)のもとに、15年前に家を出ていって以来、疎遠になっていた父親の訃報が届く。
父親の葬儀のため山形に向かった3人は、そこで異母妹のすず(広瀬すず)と初めて対面する。身寄りをなくしたすずが、葬儀の場でどうしようもない大人たちの中で毅然とした態度でふるまう姿を見て、長女の幸は別れ際とっさに、鎌倉に来て一緒に暮らす事を提案する。そうして鎌倉での4姉妹の生活が始まる…。
<マメ知識>
○原作は、小学館「月刊フラワーズ」にて連載中の、発行部数累計250万部を誇る吉田秋生の同名コミックで、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞した大人気ベストセラー・コミックスです。原作の映画化の権利は、当初、是枝監督以外の人間が持っていました。
○是枝監督が漫画原作を映画化するのは、「空気人形」以来となります。
○第68回カンヌ映画祭コンペティション部門に選出されました。
<感想など>
3姉妹の過ごす鎌倉の一軒家は、時代に取り残された様な佇まい。昭和の面影を色濃く残し、観客に郷愁感を促す様な感じがありますね。
◎作品中に描かれる日常。
○古都鎌倉の一年。
桜のトンネル。梅雨の紫陽花に彩られた街並み。花火大会。紅葉。そして、街を走る江ノ電。
丁寧に撮影された鎌倉の季節の移ろいからは、日常(diary)の中にこそ、美しさが溢れているのだと教えてくれます。
行きつけの食堂の店主、二宮(風吹ジュン)が、亡くなった父が口にした、桜を見て「死ぬのが分かっているのに、美しい物を美しいと思える事が嬉しい」と言うセリフにも、「日常の中に溢れる美しさを感じる事の出来る心の持ち様が大切だ」訴えている様に思えました。
◎姉妹の描き方は。
正にホームドラマ的。一年を通しての生活を丁寧に且つ、淡々と描いていました(淡々とし過ぎていて感情移入しずらい部分もあるかも知れませんね)。
○シッカリ者の幸。派手な言動の佳乃。天然の千佳。そして、共に生活をする事になったすず。
腹違いの妹との共同生活という事もあって、互いに複雑な思いを抱えながらの生活が展開される訳ですが ―
核になるのは、幸とすず。
そこに佳乃と千佳の気持ちも複雑に絡み合い、家族に対する想いが心情豊かに描かれているか?と言われると・・・。心情の描写もチョット淡々とし過ぎていたかなぁ?演技からも伝わりずらい部分も・・・。十分に汲み取る事の出来る感受性豊かな人も多々いると思います。
駄目な父、駄目な母(子どもからすれば)と思いつつも ―
幸は職場で不倫。佳乃はひたすら男運がない(笑)。千佳は、その手の複雑さからはかけ離れる(爆)、等と自身に矛盾を抱え、一方、すずは心を開けずにいるのです。
自分がシッカリしないと!と自分や実母である都(大竹しのぶ)戒めている面が強い幸。
自分の母のせいで他人の家庭を崩壊させた。自分は、ここに居て良いのか?と自分を責める面が強いすず。
○祖母の七回忌を契機に ―
幸は、今までの想いを氷解させる事ができ、すずは、自らの心情を吐露する事によって、4人は本当の家族になれたのかも知れません。
「居場所がある」と、確認出来た事で。
心情が変化していく過程では ―
愛憎渦巻く血縁関係があるあ故のややこしさ等が、姉妹達の行事や親族を含めた様々に人との付き合いの中で、ドロドロとメロドラマの様には決して描かれる筈も無く ― あくまでも、季節の移ろいと共に、淡々と描いていました。
淡々したストーリー展開の中から見えてきた物。
それは「幸せ」
「幸せ」とは ―
「居場所があること」
「日常の中に埋もれている出来事に、感動できる事」
そして、
「人生を振り返った時に ― 美しいと思える思い出が、昇華された記憶がある事」
そんな事を思わされました。
家族を描いた作品。
それぞれの立場によって、色々な言い分や感情がある事を、淡々と描いている点では家族を描く映画としての王道的な作品と言えるのでは?
ただ、先にも述べましたが、淡々と描かれ過ぎているので感情移入出来きずらい部分も確かにあると思います(途中で飽きてしまう人も居そうな気がします)。
また、男性には(私だけかもぉ?)4姉妹だからこその細かな女同士の心情等は理解出来無い部分があったのは確かです。相方さんは、大いに理解できた様です!腹違いの妹と一緒に住むという設定もリアリティに欠ける設定とも言えるかも知れません。
これらを踏まえても、「家族」や「人生」を真摯に描いている点は好感が持てました。
今を代表する旬の美しい女優+実力派の脇役大集合的なキャストは魅力的。
脇役の皆さんは印象に残る演技を魅せてくれています。
美人4姉妹の揃い踏みは圧巻☆
それだけでも、、この作品を観る価値がありとも言えるかもぉ(笑)。
<最後に>
すずのクラスメイトでサッカーチームでも一緒のボーイフレンド風太役の前田旺志郎(お笑いの「まえだまえだ」の弟)が、サッカー選手の香川に見えてきて ― 途中から映画に集中できませんでしたぁ~ッ。
監督:是枝裕和
出演:綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、大竹しのぶ、堤真一、加瀬亮、風吹ジュン
リリー・フランキー、前田旺志郎、鈴木亮平、池田貴史坂口健太郎、キムラ緑子
樹木希林、中村優子
<あらすじ>
鎌倉で一緒に暮らす三姉妹、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)のもとに、15年前に家を出ていって以来、疎遠になっていた父親の訃報が届く。
父親の葬儀のため山形に向かった3人は、そこで異母妹のすず(広瀬すず)と初めて対面する。身寄りをなくしたすずが、葬儀の場でどうしようもない大人たちの中で毅然とした態度でふるまう姿を見て、長女の幸は別れ際とっさに、鎌倉に来て一緒に暮らす事を提案する。そうして鎌倉での4姉妹の生活が始まる…。
<マメ知識>
○原作は、小学館「月刊フラワーズ」にて連載中の、発行部数累計250万部を誇る吉田秋生の同名コミックで、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞した大人気ベストセラー・コミックスです。原作の映画化の権利は、当初、是枝監督以外の人間が持っていました。
○是枝監督が漫画原作を映画化するのは、「空気人形」以来となります。
○第68回カンヌ映画祭コンペティション部門に選出されました。
<感想など>
3姉妹の過ごす鎌倉の一軒家は、時代に取り残された様な佇まい。昭和の面影を色濃く残し、観客に郷愁感を促す様な感じがありますね。
◎作品中に描かれる日常。
○古都鎌倉の一年。
桜のトンネル。梅雨の紫陽花に彩られた街並み。花火大会。紅葉。そして、街を走る江ノ電。
丁寧に撮影された鎌倉の季節の移ろいからは、日常(diary)の中にこそ、美しさが溢れているのだと教えてくれます。
行きつけの食堂の店主、二宮(風吹ジュン)が、亡くなった父が口にした、桜を見て「死ぬのが分かっているのに、美しい物を美しいと思える事が嬉しい」と言うセリフにも、「日常の中に溢れる美しさを感じる事の出来る心の持ち様が大切だ」訴えている様に思えました。
◎姉妹の描き方は。
正にホームドラマ的。一年を通しての生活を丁寧に且つ、淡々と描いていました(淡々とし過ぎていて感情移入しずらい部分もあるかも知れませんね)。
○シッカリ者の幸。派手な言動の佳乃。天然の千佳。そして、共に生活をする事になったすず。
腹違いの妹との共同生活という事もあって、互いに複雑な思いを抱えながらの生活が展開される訳ですが ―
核になるのは、幸とすず。
そこに佳乃と千佳の気持ちも複雑に絡み合い、家族に対する想いが心情豊かに描かれているか?と言われると・・・。心情の描写もチョット淡々とし過ぎていたかなぁ?演技からも伝わりずらい部分も・・・。十分に汲み取る事の出来る感受性豊かな人も多々いると思います。
駄目な父、駄目な母(子どもからすれば)と思いつつも ―
幸は職場で不倫。佳乃はひたすら男運がない(笑)。千佳は、その手の複雑さからはかけ離れる(爆)、等と自身に矛盾を抱え、一方、すずは心を開けずにいるのです。
自分がシッカリしないと!と自分や実母である都(大竹しのぶ)戒めている面が強い幸。
自分の母のせいで他人の家庭を崩壊させた。自分は、ここに居て良いのか?と自分を責める面が強いすず。
○祖母の七回忌を契機に ―
幸は、今までの想いを氷解させる事ができ、すずは、自らの心情を吐露する事によって、4人は本当の家族になれたのかも知れません。
「居場所がある」と、確認出来た事で。
心情が変化していく過程では ―
愛憎渦巻く血縁関係があるあ故のややこしさ等が、姉妹達の行事や親族を含めた様々に人との付き合いの中で、ドロドロとメロドラマの様には決して描かれる筈も無く ― あくまでも、季節の移ろいと共に、淡々と描いていました。
淡々したストーリー展開の中から見えてきた物。
それは「幸せ」
「幸せ」とは ―
「居場所があること」
「日常の中に埋もれている出来事に、感動できる事」
そして、
「人生を振り返った時に ― 美しいと思える思い出が、昇華された記憶がある事」
そんな事を思わされました。
家族を描いた作品。
それぞれの立場によって、色々な言い分や感情がある事を、淡々と描いている点では家族を描く映画としての王道的な作品と言えるのでは?
ただ、先にも述べましたが、淡々と描かれ過ぎているので感情移入出来きずらい部分も確かにあると思います(途中で飽きてしまう人も居そうな気がします)。
また、男性には(私だけかもぉ?)4姉妹だからこその細かな女同士の心情等は理解出来無い部分があったのは確かです。相方さんは、大いに理解できた様です!腹違いの妹と一緒に住むという設定もリアリティに欠ける設定とも言えるかも知れません。
これらを踏まえても、「家族」や「人生」を真摯に描いている点は好感が持てました。
今を代表する旬の美しい女優+実力派の脇役大集合的なキャストは魅力的。
脇役の皆さんは印象に残る演技を魅せてくれています。
美人4姉妹の揃い踏みは圧巻☆
それだけでも、、この作品を観る価値がありとも言えるかもぉ(笑)。
<最後に>
すずのクラスメイトでサッカーチームでも一緒のボーイフレンド風太役の前田旺志郎(お笑いの「まえだまえだ」の弟)が、サッカー選手の香川に見えてきて ― 途中から映画に集中できませんでしたぁ~ッ。









































