さて、10月14日にK-1が開催されましたが、
個人的に残念な事が一つだけ、それは梅野源治選手が参戦してしまった事、タイでも神の領域と言われる最も選手層が厚いとされるバンタム級~ライト級で日本人では初めてのルンピニースタジアム認定Sフェザー級にランキング入り、梅野選手なら王者になれる逸材とされていた、
しかし目的地に到着する前にちょっとした「寄り道」で敗北、
これは痛すぎる、
梅野選手はムエタイ選手、打倒ムエタイで着々と好戦績を上げてきた所で流れも良い方向に進んでいた、
梅野選手自身は軽いノリでの参戦だったかも知れない、正直K-1を舐めていた所もあったと思う、
K-1ルールには肘もなければ首相撲からの膝も禁止、技の規制だけではなくポイントの採点も違う、
本人は「パンチの練習をした」との事だがやはりルールの違いが展開に大きく左右したと思われる、
いくら「寄り道」的な敗北であってもファンは梅野選手が負ける姿は見たくないはず、それに「本業」に支障をきたして欲しくない、
まだ若くいろいろ挑戦してもいいし経験するのもいいだろうけど、何気ない一度の敗北でペースを狂わしてしまう場合もある、
もしそうなってしまうと悲しむファンも沢山いるだろう。
K-1ルールで私が70㌔で強いと感じる選手を数人書きたいと思います、最初にご存知の通り、ゲボルグ・ペトロシャン、あの目の良さ、距離感抜群のあのような選手は他にはいないし、
これからも出てこないでしょう、昔は距離をロングレンジ保ってのカウンターを得意としていたが、K-1に参戦してから前に出るスタイルも出来るようになった、持久戦やトーナメントに持ってこいのダメージを最小限に抑えれるのが魅力、何の参考にもならないと思うが、もし私が闘うならミドルレンジまで距離を詰めてミドルからパンチのコンビネーションで攻める、パンチからの攻撃だと簡単にバックステップで逃げられてしまうのと、中途半端な距離の詰め方をするとカウンターの膝、ミドルの餌食になってしまう、ペトロシャンには苦手なタイプも見当たらないが、強いて言えば似たようなファイトスタイルを持つ選手だと攻めあぐねると思う、しかし唯一の黒星がタイでのノンタナン・ポープラムック戦のみで、これから一体誰がストップさせるのか楽しみだ、次にもう引退したかどうかは不明だがファディル・シャバリを挙げたい、
ペトロシャンと似たようなミドル~ロングレンジを得意とし、インファイトが得意な選手も簡単にアウトボックスしてしまう、また不用意に近づけば必殺の膝が待っている、スタミナも豊富で、どんな選手もコントロールするのは流石の一言、ショータイムでのペトロシャンとの試合は判定2-0だったかな?
負けはしたもののどちらが勝ってもおかしくない試合だった、KOで決まる解りやすい試合より私はテクニシャン同士の緊迫した試合が好きだ、あれで片目が見えてないんだから「本当は見えてるんでしょ?」と疑ってしまうね、次に挙げたいのはアンディ・サワー選手、彼を見ているとキックボクサーらしい闘い方で、
オランダキック伝統のベーシックコンビネーションは素晴らしい!
ワンツーからロー、ジャブ、ボディーからのロー、と上下左右の攻撃で相手を揺さぶるのには鳥肌が立つ、スローステーターで1、2R の印象が悪い時がある、
やはりコンビネーションの終わりにローを必ずと言ってもいい位打ってくる故、どうしてもパンチで狙われやすい、クリーンヒットではないがタイミングが悪ければ尻餅を付くようなフラッシュダウンを取られる事が多い、また例えスリップでも延長戦などになるとかなりマイナス要素になる、昔のような完成された試合はあまり観れないが、様々なファイターに研究しつくされているので、また新たなバリエーションに期待したい、最後に魔裟斗を入れたい、このブログでもあまり良いように書いた事はないが、やはり実力は折り紙付き、インファイター故にダメージも蓄積し、トーナメントでは優勝しにくい、しかしハートも強く決して諦めない姿が印象に残る、一撃の強さもあるが、もともとはハードヒッター、正確な回転力で圧倒し、
相手がブロックで亀になった所で最後にロー、
また相手に読まれないように蹴りからパンチのコンビネーションを入れたりとバリエーションも豊富、
決して手打ちのコンビネーションではなく、一発一発が重く、フォロースルーで入れる左フックがかなりKOを量産している、
パンチとキックの比率が7:3でパンチ主体だが、サワー同様にパンチの打ち終わりにキックを入れるので一瞬距離が開く為、追撃されにくい、スタイル的にサワーよりはコンビネーションが読まれにくいだろう、余談だが新K-1の70㌔クラスにエースがいないのが痛い、やはりこのクラスになると欧州勢がかなり層が厚いね、魔裟斗の子分として話題になったヒロヤは番組の構成のみで全く問題にならない、パンチ力が魅力の大和も63㌔までが限界だと思うし、パンチだけに偏り過ぎている、ミドル主体のキッカーが相手だと自慢の大砲も簡単に不発に終わってしまう、「ツボ」にはまれば強いが安定感に欠ける、日本のキック団体は打倒ムエタイが多い為、61㌔クラスはかなりレベルが高いが、それ以上は少し厳しいかな?散々素人の私が勝手な意見で書かせて貰って恐縮ですがまたK-1が世界のエンターテイナーになる事を願っている。
前回はK-1の判定基準とルールをもっと明確にすべきと申しました、
それでは今後K-1を昔みたいにブランド化さすにはどうするべきか?
世界のファイター達からすればK-1は大きな収入源、今も昔も参戦出来るのを夢見てK-1の予選に出場、
※(ギャラ未払いの選手はそうじゃないかと…)しかし予選を何回も勝ち抜いているにもかかわらず日本行きが実現しない、
前EPの誰かさん曰く、
「K-1には地味な選手」「ファイトスタイルが合わない」
などとけなされ、予選を優勝した選手より敗れた選手が「好み」で日本へ旅立って行った、まずはこの理不尽なシステムを変えるべき、
人を馬鹿にし過ぎ、何の為の予選?
新人の発掘、せめて首相撲からの膝有り、バックブローは有効にして欲しい、
あと、世界中のファイター達が夢中になるルール&判定基準、かつてデッカー、スカボロスキー、ジョン・ウェイン、今ではファビオ・ピンカ、ダミアン・アラモスなどムエタイに魅力を感じ長期滞在、ムエタイルールをあまり知らない人は「蹴り技重視のポイント試合」程度しか思ってないと思います、確かにそう見方もある、ムエタイは蹴り技に対してのディフェンス、首相撲やこかしなど相手をコントロールするのも高ポイント、ムエタイルールとK-1ルールの大きな違い、
それはルールに対しての説明がされているかされていないかが大きな違いと私は思います、本場ムエタイに勝つにはしっかりとムエタイルールを勉強する、
中にはデッカーみたいにルールよりKOで勝つスタイルを持つ選手、それも一つの方法だと思います、
しかしパンチでのポイントは極端に低いと「わかった上での事」なのでパンチで押していても後半戦にミドル、テンカオ、首相撲などでどんどん劣勢になっていく、反対にスカボロスキーやヒポリットのようにムエタイルールをキッチリ勉強して試合に挑む方法、どんな技が高ポイントでどうなれば減点になるのか?を学習して現役ランカー又は王者クラスと互角に闘う、
得に現役のピンカ、アラモスはタイ国でも認められている程技術が高い、ムエタイルールとキックルールの大きな違い、それは決められたルールに添っていかに減点を避け、高ポイントの技を決めるか、「技術」を競うムエタイかパンチの連打を顔面に叩き込んでダメージ重視のキックルールか※(団体によっては多少異なります。)※(日本のムエタイルールはパンチ、ローのポイントも採る。)
K-1が今後皆から愛され、
どの団体からも一目置かれるには決めた事は徹底し、
K-1にしか出来ない事は何かをよく把握しないと駄目だね、どのファイターもK-1で勝つ為に努力し、負けても次に繋げられ、敗戦で何かを得られるような輝く団体へと成長して欲しいものだ。