今回は私が勝手に強いと思っている選手を5人紹介します、まずキックは契約体重で試合をするので人によっては「この選手が何故このクラス?」と思うかも知れませんがそこんとこはあえてスルーして下さい。
まず5位には「鉄の拳」マイク・ザンビディスを入れたい、ザンビの試合はハズレがなく誰とでも噛み合う試合をする、負け試合でも一方的にやられる事も少なく自慢のフックで相手を薙ぎ倒すが攻撃が単調で読まれやすく蹴りを中心としたアウトボクサーを苦手とする、もっとジャブ、ストレートなどをコンビネーションに組み込んでいけばいいかも?それにザンビには70㌔はちょっと重いかな?少し絞ってウエルタークラスなら完璧に1位だと思う、まぁあれだけ小柄でよく頑張っていると思うので5位に。
続く4位にはアルバート・クラウスを入れよう、ご存知初代MAX王者で30歳になっても安定した実力を持ち取りこぼしも少なくスタミナも豊富、終始手数で圧倒し、パンチ主体と見せ掛けて不意に入れるハイキックは見事、苦手なタイプもなくオールラウンダーだがあえて言うとハードパンチャーには少し部が悪いか? 次は3位にはファディル・シャバリを入れてみた、
現在は歳の影響などでイマイチ元気がないが全盛期はとてつもなく強かった、どんなハードパンチャーでもシャバリにかかれば完全にアウトボックスしてしまう技術は凄すぎる、ペトロシアンと試合運びが似ていて、インファイトで飛び込んでくる相手を「好物」としカウンターの膝で数々の敵をマットに沈めてきた、基本カウンターが得意な為、コストの少ない試合をし息が長い、あれで片目しか見えていないとは驚き、
2位はアンディ・サワー、MAX王者に2回、シュートカップ王者にも数回、地元でも相手を選ばず常に強豪と対戦、ヨードセングライやパジョンスック、シャバリ、からも勝ち星を取っている、しかし有利と見られたロクエニ戦ではダウンを取られて判定負け、やはりサワーぐらい知名度があれば常に研究され、やりにくとは思う、プレッシャーをかけながらの高速コンビネーションがサワーの持ち味だが、今ではそこが狙われる。コンビネーションの終わりに必ず蹴りにつなぐ為パンチを合わせられる、片足になっている状態なのでスリップに近いダウンだがやはり印象が悪く判定負けしやすい、攻め方としてコンビネーションのバリエーションを増やす、あるいは組み込み方を変える、ディフェンス方法もほとんどブロッキングなのでもっとダッキングやウィービングなどをしてみてはどうか?
もともと右クロスなども得意なので、今後はオフェンスのバリエーションが鍵となるだろう、
そして1位はやはり絶対王者ゲボルグ・ペトロシアン、もはや芸術の域に達している、弱点又は負ける要素が見当たらない、カウンター、距離感、スピードに優れ、接近戦に不利と思えばアウトボックスも出来る、まずペトロシアンに勝つより苦しめる相手が出て来ないと話にならない、現在ムエタイ重量級のエース、サイヨークとの試合を見てみたい、以上の5人ですがまたいろいろなジャンルのランキングを発表していきたいと思います。
バッドボーイと呼ばれるだけあって試合でも私生活でも反則や暴行容疑でなにかとトラブルが絶えないバダ・ハリ、しかし彼にしかない強さがある。 同じアフリカ出身のスティーブルマンズやファーリッド・ヴィヨム、一昔前で言うとデニー・ビルなど今ではビッグネームの彼らも自分の国では試合はおろか実際に食べて行くにもままならず、オランダやフランスなどの国籍を持ち、新たな新天地で名前を轟かせて行った。
ハリもまたその一人でオランダ国籍を取得しいろいろなジムを渡り歩き着々と実力をつけて行った。
本格的にキックを始める前は風俗系の店を経営したり路上でのトラブル(いわゆる喧嘩等)でモロッコからの移民のハリは何かとオランダの警察に目を付けられていた、そんな中、彼がオランダで有名になるのはそう時間はかからなかった、
デビュー当時からその才能は評価され、日本でもお馴染みのシカティックやホーストも太鼓判を押していた、
昔は解りやすい倒すか倒されるかのスタイルで、勝ち負けがハッキリした内容だった、攻撃意識が高くKO勝ちを量産する反面、ハリ自身は打たれ弱く、もろ刃の剣と言える、しばらくして現在のマイクスジムに移り、リーチを生かした攻撃でアウトボックス、カウンターなど自分からでも待っていても勝てるスタイルを確立した、特にハリのハンドスピードは驚異的であのパンチを交わすのは至難の技だろう、ハードヒッターでありカウンターパンチャー、攻めても攻められてもどちらでも確実に倒せる。
また当て勘にも優れ、一番威力あると言われる腕が伸びきったと同時に入れれる打撃はハリにしかできないだろう、カウンターも上手くリーチも長い、しかしハリを倒すには懐に入るしかない、前に出過ぎてもカウンターの餌食、下がっても爆発的な連打、いくらダウンを取ってもあのパンチを攻略しないとすぐに逆転KOされるのが関の山。 ヘビー級でハリほどショートレンジからロングレンジまでバランス良く闘える選手は私が見る限りいない、ただ残念なのは皆さんも知っている「ムラッ気」 これをコントロール出来るようになるのとペトロシアンみたいな冷静さを身につけば更に「最強」に近づけるであろう、オランダではK-1で優勝したボンヤスキーを抑え、最優秀スポーツ大賞だったか詳しい名前は忘れたけど表彰されてましたね、母国モロッコでは爆発的人気を誇り、オランダでも人気者になったが一部ではやはり移民扱いの差別をうけている、そういう様々な事もメンタル面に影響しているのかも知れません、体にも恵まれ年齢も20代半ばと絶頂期で最近トニー・グレゴリー相手に復帰戦をしたがボクシングのマイク・タイソンのように不祥事で一番記録を残せる時期に警察にお世話にならないようにただただ祈るだけである。
今や90㌔クラスでは最強と思われるネイサン・コーベット、なかなかK-1のオファーには首を縦に振って貰えず一部からは地元から出て来ない「内弁慶」という声もありましたが数年前のK-1スカンジナビアに登場、全試合KOで優勝し、その当時から同クラスのタイロン・スポーンと比較され続けた、スポーンはSミドル~クルーザー級でも敵がおらず今後はヘビー級で闘うと宣言、
K-1に登場以来、中位~上位に群がるファイターに連勝を重ねる一方、なかなかK-1にも来ず、本来86㌔がベストのコーベットとはもう対戦はおろか実際に戦ってもスポーンが断然有利と思われた。
しかし両雄の対戦は実現しオーストラリアで行われた、一時は契約上ムエタイルールだったがスポーン側が「K-1ルールでないと試合をしない」と言い出し、コーベットはこれを了承、このルールこそが2人の明暗を分けると言ってもいい程ファイトスタイルは異なっていた、ムエタイルールの経験は少なく慣れたK-1ルールで闘いたいスポーン、肘打が得意で抜群の持ち味を発揮できるコーベット、やはりK-1での実績、ルールなどでスポーン有利、
試合は序盤にスポーンがダウンを奪う、このまま判定で終わるのかと思っていた所にコーベットのパンチがカウンター気味に入りスポーンは堪らずダウン、倒れ方、ふらつき方を見ても止められても不思議ではないが、スポーンもなんとか立ち上がる、しかしレフェリーはふらつくスポーンを止めて試合終了~となったがレフェリーストップに気付かないコーベットはスポーンに攻撃!なんと無効試合となってしまった、
私はあのレフェリーが原因だと思う、試合続行の合図か試合終了の合図かわかりにくく、恐らくコーベットは続行されており「ファイト」の再開と勘違いしたと印象を受けました、 実質完全に勝っていた内容だけにもったいない、あそこまでスポーンを追い詰めるとは流石コーベット、 去年のグランプリではアリスター戦で力負けしたがあれだけフィジカルに違いがあれば当然だろう、
なんせスポーンVSコーベットの試合は私の中ではベストバウト、それにコーベットはK-1のリングには上がらない方がいいと思います、
一番の武器が肘打、膝とムエタイスキルが得意で肘は禁止、首相撲からの膝は1発だけで許されるのはテンカオのみ、身長185㌢ベストが90㌔以下でK-1では小柄であるとコーベットにとっては何一つプラス要素がない、しかもギャラも未払いになる恐れがあるなどとこのようなリスクを背負ってまで出場するメリットはないと思います、可能性で言えばショータイムに出場する方がまだましかな?
こないだもパベル・ジュラフレフを下すなどまだまだトップの実力をもっているが年齢も33歳と決して若くない、これから徐々に衰えてくるだろう、今まではどんな強敵をも倒して来たがこれからの敵は自分自身の「老い」だろう。