床を掴む事が全ての始まり!


 『床を掴む』とは頻繁に聞く言葉だと思いますが正しく理解出来ているでしょうか?

 また何故床を掴まなければならないのか? 確りと床を掴めている状態がどの様な状態なのかを正しく把握できていますか? 『床を掴む』が理解出来ていないと正しいプリエ、タンデュさえ覚束ないので正しい理解を持ってレッスンして欲しいのです。



 先ず想像してみて下さい。 今あなたは氷の上に立って居ます。 そのまま真上に跳躍してみましょう! 上手く跳べるでしょうか?

 では次にスパイク付きの靴を履いて跳躍したら、どうでしょうか?


 今度は片脚立ちで、もう片脚は前から横に振ってみましょう。 上手くロンドジャンブ出来ましたか?

 ではこれもスパイク付きの靴を履いてロンドジャンブをしたらどうでしょうか?


 氷の上というとても滑りやすい場所では跳躍しようと氷面(地面)を押しても足の裏が滑って力の一部が逃げてしまい力の全てを氷面に伝える事が出来ません。 反発力もその分減り跳躍力が削られます。


 ロンドジャンブの場合も足裏が滑ると脚を回した反作用で身体も反対方向に回ってしまいます。


 でも、どちらの場合でもスパイク付きの靴の様な物を履いて氷面と足の裏をガッチリと固定してしまえば氷面を押す力は無駄なく伝わり、その反動も身体は確りと受け取れるのです。



 つまり『床を掴む』事は筋肉で生み出した運動エネルギーを足の裏を介して床面に確りと伝えて、その反発力を身体に返して貰う為に必要な事なのです。



 特にバレエの動きは全て床を押す反作用を受けて行っています。 身体の引き上げ、腕と脚の引き伸ばしプリエ、タンデュも床を押した反作用で行っているので足の裏が床を確りと掴めて居ないだけで、反発力等を充分に受け取れずに引き上げさえも上手く出来なくなります。 滑る床で踊り辛いのはこの為です。



 『土踏まずを上げる』『足の裏の三点で立つ』も『床を掴む』と全く同じ物で『力を床に伝える⇒床からの反発力を受け取る』と云う事を理解させる為に言い方を変えてあるだけなので、これらは一つの事です。



 正しい理解を持って床を掴んで下さいね(^_-)-☆





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