“パ”の組み合わせを知ろう!



 『“シェネ”の間に“パッセ”を挟み込む“パ”!』



 この様に私が教える“パ”があるのですが、それが何だか分かりますか?





 バレエには沢山の“パ”がありますが、その中には系統を同じくする“パ”等があり、同系統の“パ”同士は身体の使い方も殆ど一緒なので、系統の種別を知って置く事で同種の“パ”を練習する際にはベースの“パ”を念頭に置く事で効率的に練習する事が出来ます。






 最初に上げた『“シェネ”の間に“パッセ”を挟み込む“パ”』と云うのは実は“アンボワテアントゥールナン”で、文中にある様に“シェネ系統”の“パ”と云う事になります。


 “アンボワテアントゥールナン”は“シェネ”の表と裏の第1ポジションの移動を“パッセ”を経由で行っているだけで移動の仕方、身体の切り返しは“シェネ”とほぼ同じと言えます。
 但し“パッセ”も含めて単純に裏表になる訳では無く“パッセ”は左右共に正面向きで第1ポジションのみ裏表になると云う構成になっています。
 この構成により連続する回転運動の中で“パッセ”だけは正面向きで静止して見せられる様になっています。



 “アンボワテアントゥールナン”が“シェネ”と“パッセ”の組み合わせで出来ている様にバレエの“パ”やテクニックの殆どは“パ”の組み合わせで出来ているので、それを分析する事で正しい動き方と云うのが分かります。


 出来ない、分からないテクニックがあったら動きを分解して、それを構成する“パ”が何かを知る事から初めてみて下さい。





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