あっという間の3時間でした!


 昨日、めるもバレエスタジオでの講習会に参加して下さった皆さん、配信をご覧になって下さった皆さん沢山学んで下さってありがとうございました。


 キネシオレッチの後“プリエ”と“バットマンタンデュ”しかやる時間はありませんでしたが、その後の質問疑問に答えたり、『何故踏み変え禁止なのか?』、正しい“バランセ アントゥールナン”を教えてたりしていたら、あっという間に3時間経っていて本来のレッスン時間の2倍の時間を費やしてしまいました(^_^;)


 何故? どうして? と云う長年の疑問に対して、何故これが正しいのか、何処が間違っているのかと云う理由まで詳しく解説した結果、全員が直ぐに納得をし、逆に『何故これだけハッキリとした理由があるのに間違う人がいるのか?』を不思議に思う程の変化を見せてくれました。


 キネシオレッチでは体幹を保ったままで自分の関節可動域がどの位あって、それをどの様に広げて行くかと同時に体幹を保ち続ける訓練にもなっていて、正しいストレッチが如何に難しくて重要なのかを理解して貰えたようです。

 レッスンでも目線や頭を動かすと体幹が崩れる事、骨盤と小転子のズレは脚がウチマタに動いたと云う事、上腕はアンドゥオールに使う事が正解で『アンドゥダーンに使え!』と云う指導者はまだ勉強が足りない事、“プリエ・タンデュ”で動くのは膝で足は動かない事等など沢山の事を学んで頂きました。

 特に“バランセアントゥールナン”の説明を通してYouTubeでの解説動画は低レベル過ぎて全く信用しては駄目と云う事を皆が理解してくれた事は大きいと思います。 YouTubeは教科書では無いので!
 それに二人で組んで踊る時の“バランセアントゥールナン”が社交ダンスのやり方と同じだとRinkoさんが気付き、一緒に踊ってみたのですが、とても上手に踊れました。 YouTubeのやり方では組んで踊る事も不可能なので、その点でも間違っている事が証明出来たのですが、何事も多角的に検証して齟齬が無い事を確認しなければ正しく出来ない事が理解されたのも収穫でした。


 そして最大の成果は『腰の引き上げ』に関する事です。 私が受講者の骨盤を押して踵に荷重を掛けて立たせたのですが、実はこの動作が『腰の引き上げ』そのものなのです。 上に上げる事ばかり考えていて、実は腰を押し下げる事が腰を引き上げる事だったとは盲点だった様で皆驚いていました。

 腰を下に押したら腰が下がるのではなく、脚の筋肉が自然に反発する様に働いて腰が上がる、と同時に体幹も引き伸ばされ、バランスも安定して動脚が動かしやすくなる事は目からウロコの様だったみたいで、文章ではなく直接触れ合って教えたからこその成果でした。


 受講者の皆さんがまた次回を楽しみにしているので、『またテーマを決めて次回の開催をしたいね』とめるもさんと話しました。


 今回、スタジオ参加出来なかった方も是非次回の開催を楽しみにお待ち下さい。