日本企業の外国人採用枠が目立つ。
「ユニクロを展開するファーストリテイリングは、
新入社員採用のうち約8割を外国人とする方針」
「パナソニック、採用の8割は外国人であった」
さらに企業は、日本人にも英語能力を求めだしている。
「武田薬品工業は、新卒採用基準にTOEIC730点を義務づける」
「楽天三木谷社長、英語ができない役員は2年後にクビにすると宣言」
こうした方針の真意は、企業が日本市場だけでは、
もう成長できないことの裏付けているのだ。
日本市場だけでは成長に限りがあるけれど、
世界に目を向ければ成長市場はゴロゴロしている。
そんな海外でビジネスをするには、
取引先とコミュニケーションを取らなければならないので、
グローバル言語の英語は必須となるわけである。
本当に英語が必須であるかといえば、本当に必須である。
海外経験があったり広くコンタクトを取っている敏感な人ならば、
英語の重要性と日本の英語文化の無さに危機感を感じていることだろう。
ただ、「じゃぁどこまで英語を勉強すれば良いのか?」というのは、
難しい問題である。
微妙な言い回しやニュアンスというのを真に理解しようと思えば、
並ならぬ努力と普段から英語と接する環境でなければ習熟できない。
ビジネスという深い交渉の場ならばなおさらで、
実際に日本企業の多くの社長はネイティブで無い限り、
通訳を雇っているのが現状だ。
日本の首相の海外のスピーチさえ、通訳を通して相手に伝えている。
私はある程度簡単な英語で読み書き聞き話しができれば、
細かいことまで求めなくてもいいんじゃないかと思っている。
「英語以前に、仕事ができなきゃ話にならない!」と警鐘をならすのは、
google日本法人元名誉会長まで上り詰めた村上氏である。
外資系企業の村上氏は周囲の社員をみると、
英語の勉強に無駄な時間をかけ過ぎている感じたそうだ。
英語マニアになりマスターすることが、自己目的化しているというか。
確かに英語ができないと出世はできないが、
英語ができたからといって出世するわけではない。
英語ができても、もう強みにならなくなってしまった。
就活生で英語能力をやたらアピールする人がいるが、
グローバル化になった今では
「英語ができたから何?」
という現状だ。
英語なんて英語圏にいけば小学生でもペラペラなのだから。
本当にグローバルで活躍したいなら「英語が超できる」ではなく、
「自分の強みで仕事ができる」
ことの方が重要であることを忘れてはならない。