ビットコイン半減期 

 

ビットコインがまもなく4回目の半減期を迎える。ビットコインのプログラムの上ではあらかじめ仕組まれているもので、マイルストーンとしてさまざまに解釈され、値動きも予想されるイベントとなる。

 

 

ビットコインの“半減期”とは、ビットコインマイナーが受け取る報酬のビットコインが半分になるタイミングを指したもの。

 

ビットコインは最初から、発行枚数の上限が2,100万枚と決められている。

マイナーの1ブロックあたりの報酬は21万ブロック毎に半減する仕組みで、

第1回目は2012年11月、

2回目は2016年7月、

3回目は2020年5月だった。

 

21万ブロックのマイニングにはおおよそ4年かかっているため、4年周期のイベントになっている。

2024年4月16日時点では1ブロックにつき6.25BTCの報酬を受け取れるが、まもなくとされる4回目の半減期を迎えると、報酬は3.125BTCになる。なお、ビットコインの発行枚数の上限である2,100万枚には2140年ごろに到達するとされている。

 

 

 

希少価値は高まるのか 

 

では“半減期”のなにがイベントなのか。

マイナーにとっては単純に報酬が半分になるため、事業規模や直近の収益性によっては、ビジネスモデルを見直したり、マイニング事業から撤退したりすることも現実的な選択肢になる可能性があり、ポジティブなイベントとはいい難い。

 一方、ビットコインを売買する市場の参加者、特に暗号資産に明るい人にとっては、半減期は、ビットコインが破綻せずプログラム通り進行しているという進捗を確認するマイルストーンであり、“お祝いのイベント”として受け止められているという。 

 

過去3回の半減期の後には、いずれでもビットコインは値上がりしたほか、「1年後には価格が相当に上昇している」といい、長期的な価格上昇のきっかけになっているとする。もっとも、半減期でビットコインの価格が上昇する“明確な理屈”はなく「お祝いムードではないか」としている。 ただ一般的には、マイナー報酬が半分になることで市場に供給されるビットコインの量が少なくなる(ペースが落ちる)ため、既存のビットコインの希少価値が高まることへの期待感が、半減期の価格上昇の要因とする見方が多い。

 

そうした価格上昇を見越して参入する投資家が増えることも価格上昇の一因とする意見もある。結果的に半減期は、供給の大幅な変化、需要の拡大、心理的要因も絡んだ、複雑な理由で価格の上下動が起こるイベントになっている。

 

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