キオクシアとは 

 

東芝のメモリー半導体事業の分社化で設立された。株式の過半数を保有する米投資ファンドのベインキャピタルは15日、日本の銀行団と協議を行った。

1兆円超を融資している銀行団に対し、上場の検討を伝えた模様だ。

キオクシアは、返済期限が6月に迫る最大9000億円規模の借り換えに向けて、成長戦略を示すことが求められている。

 

 

 

主力はメモリー半導体 

 

主力とするメモリー半導体は需要が低迷しており、2023年4~12月期連結決算は、最終利益が2540億円の赤字だった。同業他社と競うために必要となる巨額の研究開発費や設備投資を捻出するのが厳しい状況にある。

 

 

 

データセンター向け半導体で切り開けるか 

 

上場案が浮上したのは、デジタル化の加速や人工知能(AI)の普及で、データセンター向けの需要が見込まれるからだ。もっとも、キオクシアの業績が上向かなければ、上場は認められない可能性もある。上場時の株価が安く、資金が十分に確保できない恐れもある。

株式の上場は、これまでも検討されてきた。東芝から分社化されたメモリー半導体事業は、18年にはベインキャピタルや韓国のSKハイニックス、レンズ大手HOYAによる日米韓連合に約2兆円で売却された。

 

 

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