★僕が「家族信託の本」の広告を朝刊1面に出したわけ | ジャーナリスト 石川秀樹

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。

けさ僕は、主宰している静岡県家族信託協会のサイトでこんな記事を書いた。

<★3刷りに合わせ、著書を新聞広告しました‼ 2020年1月5日>
認知症の家族を守れるのはどっちだ⁉ 成年後見より家族信託
静岡県家族信託協会の本が、1月5日付静岡新聞朝刊1面のサンヤツ広告で、載りました!
もちろん広告ですから、お金を出し「3段×8行」というわずかな出版広告のスペースを買ったわけです。
1冊、2冊でも売れてほしいし、1人でも多くの人の目に触れてほしい。
ただの論文を書いたのなら、ここまで思いはしなかったでしょうが、書いたのは本です。
「認知症」をめぐる深刻で不都合な事実が今、毎日毎日積みあがっており、困っている人がいる!
このことを知ってほしい。・・・・・・・



その記事に加えてもう1本、先ほど記事を追加した。
広告のことより、以下のことを伝えたかったのだ!

https://kazokushintaku-shizuoka.net/advertising-a-book-in-a-newspaper/




◇以下、サイトから引用

《認知症になるとオカネが止まる‼
親の、信じられないくらい不思議な言動以上に家族を苦しめるのが、
「ご本人の意思確認ができないから」を理由に、一切の契約行為を否定されるという、不都合な現実です。
実に息苦しい。
<融通を利かす>のカケラもない。
法令順守を言えば言うほど“非人情”がまかり通る民法の世界。

理屈では「それが正義」とわかっていても、“今まではお客さまが困らないように”と、なんとかしようという空気が堅苦しい銀行側にもあった。
今は違う。
「うちが口座を止めても(凍結)、成年後見がある」
公に認められた、問題を先送りできる(丸投げできる)成年後見という制度ができた、
ならば当行がリスクを負うことはない・・・・・。
でも「成年後見」は、銀行のために働く便利な一時的なリリーフなんかじゃないんですよ!》(引用終わり)



「成年後見」という制度が、逆に銀行に「認知症になった人の預金口座を凍結しやすくしている」という現実です。
これは困る‼
本末転倒だ。
しかし最高裁は「口座凍結」を成年後見導入の入り口にしていることに、まったく痛みを感じていない。
僕も法律家の端くれだから、なぜそうなるか、理屈としてはわかる。
それでも、こんな「世間」であったら、人は暮らしていけないんだ!
弱い者は、生きていけないんですよ‼



どうしても、こんな成年後見運用の流れは食い止めたい。
非力で、何の影響力もない一個人だが、一石を投じる思いでこの記事を追加した。